若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

ニッポン人

2007-11-14 10:14:54 | その他
私がお世話になったホストマザーは、とっても大きな人でした。人間の器も、ですが、カラダがとにかくデカイ。抱きしめられると、本当に息ができなくなり、私は完全に彼女のカラダの中に『沈没』したものです。

そんな彼女の家での初めての夕食。ものすごい量のハム(しかも厚切り)にパイナップルソースがドバーーーっとかかっていました(美味)。
「ポテト、いくつ食べる?」
「(いくつって・・・)ひとつ、かな」

そして、しばし見たこともないような量の食事と格闘!

「デザートは如何?」
「(うぅ、お腹きついけど、欲しいー)少し下さい。」
「ケーキ、何切れ?」
「(え!?)ひとつ」
「アイスクリーム、何スクープ?」
「(えぇ!?)えーと、ひとつ?」
「おー、尚美。知ってるわよ。日本では遠慮することが大事なのよね、本で読んだのよ。遠慮せずに沢山お食べなさい!(と、こんもりアイスクリーム)」

ホームステイ第1日目の夜に辞書で調べたコトバは
「お腹いっぱい」
でした。

そして、10ヵ月後、そんな食事をもろともせずに平らげるように変化した私は、10キロ分大きくなって帰国しました、とさ。