goo blog サービス終了のお知らせ 

若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

ジャイアン・パワー

2010-09-05 02:07:37 | マツモト写真
320着ほどのスポーツウェアを3日間で撮影するという、ハードなお仕事をしました。1日10時間労働で丸3日かかりました。途中、疲労困憊のあまり、撮影にお借りしていたスポーツ具店の倉庫の床(土足)で、二人とも仮眠をとったほどでした。

正直言って、山寺の1000段の階段は、この撮影の半日分も疲れなかったな。だから私達、蔵王でいくら歩いても、翌日ケロっとしてたんだ!私は「温泉って凄っ」と思ってたけど、仕事のせい(おかげ)で、意外と足腰強くなってるのかも。二の腕も、ノースリーブで電車のつり革持つのは恥ずかしいくらいに、力こぶが出来るようになっちゃってるし。

やっと80着くらい撮影し終えたときに、つい弱音を吐きたくなってきたので「駄目だよね。終らないって思ったら終らなくなっちゃうよね。『病は気から』って言うもんね。『病は気から』の反対語って無いのかな?」と、半ば投げやりに喋り続ける私に、二代目がポツリと一言。

『俺はジャイアン』。


この仕事、やり遂げられる気がしないよ~と不安になった時は、是非『千里の道も一歩から』、『塵も積もれば山となる』、『俺はジャイアン』と唱えながら、頑張ってください!私達はそれで乗り越えました~!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カメラ・カモフラージュ

2010-07-16 10:13:43 | マツモト写真
おととい、いつもお仕事で伺っているホテルで開催された会合で、足唱の初谷先生とピアニストのM先生が数曲演奏されました。その会は、誰でも参加できるという訳ではなく(勿論、チケットが売り出されるものでもない)、以前もその会に撮影に行った二代目から「今日ね~、初谷先生歌うんだってよー(いーだろー、羨ましいだろー)」と電話が入って、私は家で「ちぇ」とふてくされていたことがありました。というわけで、今年こそは!と綿密に侵入計画を立て、無事拝聴(盗聴)してきちゃった(そーっと音響・照明機具のところに隠れていたのに、二代目が先生にバラしちゃったらしいが)。合唱団の友人には「ずっるーーい」とブーイングだと思いますが、私は先生の『サントリーホールで、愉快な仲間たちと何やら愉快な音楽会』も、『宇宙人コスチュームで出演のミュージカル』も、M先生の『素敵なピアノ・サロンコンサート』も、行かれなかったんだから、許してっ!

きのう、同じホテルで、実家の父が仕事で節目を迎えたことをお祝いして頂く会合が開かれました。二代目は父へのプレゼントとして撮影に行ってくれたのですが、私は遠慮していました。会合が始まって暫く経ったころ、同じ仕事に入っている弟からメールがきて、「来ちゃえば?大丈夫だよ」とのこと。『んじゃ、昨日と同じ作戦で忍び込んじゃおうっかな』と、スーツに着替えてすっ飛んでいきました。

そう。私はあのホテルで首からカメラさえ下げていれば、「あ、いつもお疲れ様でーす」と全く疑われることなく、会合に入れちゃうのです。いつもは仕事の相棒であるカメラ君が、2日連続で私の侵入に手を貸してくれました~。

あ、でも今後そのホテルでカメラを下げている私を見掛けたら、それはちゃーんとお仕事をしていますので、あしからず!


……二代目にこんなこと書かれちゃった→二代目の修行日記『潜入』

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

400円

2010-06-30 10:54:38 | マツモト写真
いま私の目の前に100円玉4個と1600円のレシートがあります。それを眺める度にクスっとハッピーになります。

父がマツモト写真の看板カメラマンだった頃からのお客様は沢山いらっしゃいますが、特にMさんは古いお客様。とっても高価な、とってもいいフィルムカメラを所有していらっしゃいます。が、そのカメラは使い方が非常に難解だそうで、なかなかMさんが狙った写真を写してきてはくれません(要するにピンボケだということです)。

最初のうちは、ご自分ではフィルムも入れられないような(当然私もそのカメラには触れない)難しいカメラではなくて、普通のオートフォーカスの一眼レフを使えば、綺麗な写真がたくさん撮れるのに……と思っていましたが、最近少し分かってきました。

Mさんが「バカみたいだと思うだろー。ココの息子(二代目のこと)みたいにうまく撮れればいいけどなー。でもこんなことが楽しくてなー。笑われっちゃうよなー」といつも私に仰るのを聞いている内に、気付いたのです。Mさんは多分、綺麗な作品を残すことよりも、この気位の高いカメラと一緒に旅に出ることが好きなんだなぁ、と。忙しいのに仕事場から出てきて、そのカメラにフィルムを入れたり、レンズを綺麗にしたりする二代目の目がそのカメラを愛おしそうに眺めるのを見ると、あぁ、Mさんも二代目もおんなじカメラを愛する人たちなんだ、と。

前回の旅の写真代1600円をお支払いいただき、お釣りの400円をどうしても受け取らないMさんが「アイスクリームでも買ってくれ。お母ちゃんにもちゃんとやるんだぞぉ。いつもこの店には感謝してんだよぉ。」とお帰りになりました。

ね、この400円見たら、疲れも吹っ飛んじゃうの、分かるでしょ?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1500m実況

2010-06-22 10:56:10 | マツモト写真
今日は市内の中学生水泳大会の撮影に来ています。

私の撮影は11時以降ですが、10時過ぎにはスタンバイしました。というのも、今目の前で行われている1500m競技の密かなファンなのです。

おっ。いま一位の選手がゴールしました(20分38秒)。でもまだ他の選手はあと500mも泳がなくてはなりません。本当にゴール出来るのか、ハラハラします。


偉いなぁ。
もくもくと自分と戦ってる感じ。私は今までこんなに何かを必死でやり遂げたこと無いかもなぁ。


青春映画を一本観るくらい、ぐっときます。まだ他の中学の選手だから堪えてるけど、西中や二中の子だったら泣いちゃうよ。

頑張れ!頑張れ~!あー、ブブセラ吹きたい!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コレクション

2010-05-29 17:23:53 | マツモト写真
カメラ絡みのモノを見ると、つい購入してしまいます。『カメラ』じゃなくて『絡み』というところが重要。要するにカメラ柄のグッズということです(カメラを見てつい購入してたら、マツモト写真はあっという間に火の車)。

初めて二代目の仲間(写真学科の卒業生たち)に紹介されたとき。カメラマンの彼氏に浮かれていた私は、カメラのマスコットをバックに付けていました。そのマスコットはフェルトで二代目が手作り(!)したもので、私が「CANON」と刺繍したものでした。それを褒めてくれた友人のひとりに二代目がとっても小さな声で「ほら、カメラとか全然知らない子だからさ、全部大文字で刺繍しちゃったんだよ」と言い訳していたのを聞いてしまいました(通常は「Canon」と小文字になります)。ただでさえも、『なんだかクリエイティブ集団って感じ。私だけ超普通で浮いてるみたい……』と焦っていた私は、それを聞いてちょっと落ち込んでしまいました。

紆余曲折を経ていつの間にかカメラマンになってしまった今でも、アマ臭さが抜けない私は、カメラ柄のグッズをつい買っちゃうんです。未だに「なんかカメラマンってカッコイイ!」という、外から目線が捨て切れないみたいで。意外と派手さのない、地味に努力を重ねる仕事みたいなんですけどね、どうやら。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憎いヤツ

2010-05-17 09:42:57 | マツモト写真
数日前からまた腰痛に悩まされています。もう慣れっこになってしまって、「あぁ、またヤツが来たか」って感じですが。

OL時代に最初の腰痛を患って完治。足利で若女将になり今までのデスクワークから一転、いきなり体力勝負の世界に入ってあっという間に再発しました。それ以来「ちょっと忙しい」「ちょっと重いものを持ってしまった」「ちょっと遊び過ぎた」後には必ずやってくる憎いヤツです。でも、そんな訳で長い付き合いの私はヤツとの付き合い方も心得ているところがあり、『お、ヤバイよ』と気付けば、すぐに温かいお風呂に入り、シップを貼り、コルセットをON。ヤツが去っていくのを根気強く待つコツを心得ています。

二代目は去年くらいから突然腰痛に襲われるようになりました(ダメです!そこの『歳だから』とクチにしそうになったアナタ!それは二代目の前では禁句。気だけは若い39歳ですから)。実は先日のGWも、せっかく仕事の予定が無かったのに連休直前から腰痛が始まり、最初の二日間は動くこともままならない状態。私が音楽会だ~、友人とゴハンだ~と遊びまわっている間、彼は布団の中でひねくれていました(レントゲンをとりましたが、異常はないそうなので、一安心)。

彼もそろそろヤツの足音に気付くようになり、あそこまで悪化する前に上手に付き合えるようになってくることでしょう。職業病とはいえ、なかなか厳しいヤツとの日々です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢中度

2010-05-15 22:54:34 | マツモト写真
昨日から、中学生の試合の撮影で市内を飛び回っておりました。今回の春の大会では、私は主にソフトボールとバレーボールと野球を担当。ちょぴっと柔道や陸上なんかも行きつつ。そして、二代目はバスケとバトミントン(この2つと卓球が3大難しい部活)の試合に。

今日も「あぁ、やっぱり」と思いました。スナップ撮影のとき、二代目はプロらしく(?)撮影に100%集中しているのに比し、私は駆け出しらしく(?)被写体にかなり注目してしまう傾向があるということを。

結婚式の撮影のとき。朝イチのノーメイク状態から、披露宴のお開きまで一日を共にする私は、披露宴の『両親への手紙』の段階ではもうお嫁さんに思いっきり感情移入状態。全く知らない人なのに不覚にも泣きそうになることさえあります(なので、知人の披露宴なんか撮影させられた暁にはもう、号泣撮影ですよ、ははは)。ところが、二代目に「あのおばあさんの話、感動したよねぇ」とか「今日のお婿さん、サーフィンが趣味なんて意外だよねぇ」とか言っても、全く覚えていないのです。被写体の表情はとらえているのに、話の内容には全く耳を貸していないようで。まぁ、彼は私よりもよっぽど泣き虫なので、それはカメラマンとしての防衛本能が働いている可能性もありますが。


で、試合の撮影の話。「やったー!ソフト勝ったよー!」とか「高跳びで優勝だよ!1メートル70も跳んだよ!」と喜ぶ私の横で、「バスケが勝ったのかどうかも分からない」という二代目。ま、なんていうか、足して2で割るとちょうどイイ私達って感じ?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まさかのブログ開始

2010-05-09 18:09:31 | マツモト写真
二代目が皆さんからどう思われている存在なのか分かりませんが、かなりおとなしい男性だと私は思っています。割と存在自体が派手(でかい)だし、職業も個性的で目立つので、ちょっとイメージが違うかもしれませんが、悪い子ぶってる、かわいくて優しい男子(草食系男子の草分け!?)だと思っています。

そして、よっぽどのことがないと、自分から友人に連絡をとろうとしませんし、自分の意見や感情をなかなか人に積極的に伝えようとしない傾向があります(ただ、時々、ある特定の人物に興味を抱くと、その壁をガラガラと見事に崩すときもあるのが面白い。そうすると、「僕、好きだなー」と面と向かって言ったりするんだよ、すごいよね)。


……と、そんな内向きな彼が、少し前から「ブログやる、ブログやる」とつぶやいていました。メールの返信すら満足に出来ないのに、そんなことやる訳がないと思っていたところ、昨日の明け方4時。「出来たよー、僕のブログ」と自慢げに見せてくれました(当然わたしは寝てましたが、気付いたら隣に寝ていないので、家中を探索したところ、店のパソコン前でニヤニヤしていた)。

どれだけ続くか怪しいと私は思っていますし、私のコトを色々と暴露されては困るなとも思っているのですが、とりあえずせっかくなので、お時間のある方は、遊びに行ってあげてください。更にコメントなんて頂けると、彼のニヤニヤは最高潮に達することと思われます。彼の『脱非社交的日々・コミュニケーションの夜明け』に皆様、暖かい愛の手を!


二代目のブログ
『二代目の修行日記』
http://ameblo.jp/d-76/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぷーさん

2010-04-18 11:40:18 | マツモト写真
撮影するとき、緊張してしまっている小さいお子さんや、緊張してしまっている大人の皆さんを和ませるために、時々ぬいぐるみ君たちの力を借りています。

小学校の入学式にお邪魔すると、卒園写真を撮影したお子さん達から何かと声がかかります。その中でも一番多いのは「アンパンマンを持ってくる人だ!」と「ぷーさんを持ってくる人だ!」の2種類。やっぱり、この2人は絶対的な人気者なんだなぁと思っていたら、「あ!ぷーさんのお姉ちゃんだ!」との声が。「か~わいいヤツだなー、お前は~」とグリグリしてしまいました(哀しい40女のサガです)。

先代(義父)がスタジオを撮影していた頃から、ぷーさんは我が家の定番出演者。義父がよく「ほーら、ぷーちゃんだよ~。ぷーちゃん見~ててっ!」と言っていたのを、里帰りして眺めていた私は(まさか将来自分がその仕事をするようになるとは夢にも思っていない頃)、心の中で「お義父さん!ぷーさんですよ!」と突っ込んでいました。懐かしいなぁ。

今日はこれからピアノの発表会の写真を撮影に行きますが、去年の集合写真を確認してみると、なんだかみんなえらい笑っています。実はこの集合写真は、去年わたしが合唱団の練習を優先してしまって、行かなかったお仕事のひとつ。なんと、あの二代目が「ぷーさんだよぉ」とぷーさんの『物真似』をしたという伝説の撮影でした。『泣く子も眼力で泣き止ませてみせる』とおかしな根性ばかりみせる普段の二代目。私が居ると絶対やってくれないんだよな、「ぷーさんだよぉ」。見たいなー、二代目の「ぷーさんだよぉ」。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シロクマ・パペット

2010-04-08 11:17:23 | マツモト写真
どうしても緊張しちゃう写真撮影。わたしの考えとしては、キンチョーしちゃってシャッキーーン!と凛々しい5才の男の子なんて、ものっすごくイイと思うのですが(普段がヤンチャならヤンチャなほど、その差は歴然)、泣き出しちゃうと可哀相なので、日々試行錯誤しています(たとえば、こんな感じ→『若女将の人形劇場』)。


先日、上野動物園に行きましたが、もともとの目的はお仕事のためだったのです。アンパンマンや、ぷーさんは永遠ですが、男の子が大好きな正義のヒーロー系は移り変わりが激しくて、投資が間に合いません。そこで、絶対に変わらない『どうぶつ』路線を試したく、人形劇場で使えそうなパペットをゲットしに行きました。

今回はとりあえずパンダだけ買えればいいや、と思っていたのですが、Tちゃんがやたら騒いでいたシロクマも買ってみました。

そして、先日。入学記念写真に訪れたシャイなお嬢さんの時、「この子、だ~れだ?」とシロクマ君を出してみました。すると間髪いれずに「ホッキョクグマ!」。「ほぉぉぉ」と私はすっかり感心してしまったのでした。えらいな、小さい子はちゃんとした名前で呼んであげて。私たち大人は、「シロクマ~!シロクマ~!」とファジーな呼び方をするばかりでなく、勝手に「エリ~!」「ナオミ~!」「ツヨシ~!」とか呼んだりして、ごめんなさい。


それにしても、まさか中2の「人形劇クラブ」経験がこんなところで役に立つとは……。中3の「写真・八ミリ(映画作り)クラブ」では二代目に出会ったし、中学の『合唱部』が今の音楽好きの原点だし、私の中学時代って将来に向けて、中身濃かったな~。


<追記>
昨日、色について書きましたが、今朝店を開けた時目に飛び込んだ風景を見て、サクラの薄いピンクを引き立たせる最も大切な『そらの青』を忘れていたことに気付きました。今日が今年最高の大日様(ばんな寺)のお花見日和かな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする