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<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

玄冬薄暮

2014年12月22日 07時35分42秒 | Weblog

若の浦に潮満ち来れば潟(かた)をなみ葦辺(あしべ)をさして鶴(たず)鳴き渡る  山部赤人

これは聖武天皇の紀伊国行幸のおりに献じられた歌。若の浦は和歌浦だろうか。潮が満ちてくると潮干潟がなくなって来るので、飛来してきた鶴が葦の生えているところまで群れをなして鳴き渡っている。赤人は、自然界の、動きを伴った大きな風景を詠じている。玄冬の薄暮どきであろうか。

わが山里には鶴は渡ってこないが、山麓の湖や川の瀬の深くなったところには、鴨が大挙して渡ってきて、朝靄の中で眠っている。冬もここまで深くなってきたようだ。

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またとない楽しい日

2014年12月22日 06時44分53秒 | Weblog

読者をしてくださったみなさん、おはようございます。ご機嫌いかがですか。さぶろうは長い長い夜を過ごしました。年寄りは眠りが浅くて何度も目を覚ましてしまいます。枕元には本が積まれていますが、寝たままで読書をするのも疲れます。夜明け前の5時半、エアコンをオンにして、よいしょと起き出してきました。

今日はもう12月22日。師走も後半になりました。正月元旦まで残すところわずかです。年中が日曜日の老人は、これといってするべき仕事もないのですが、なんだか気分的に追い立てられています。部屋の整理整頓くらいはしておこうと思います。

ここ九州地方にも寒波が襲っています。昨日の朝は、畑には霜柱が立ち、大根の葉っぱは凍傷になってギザギザに縮れていました。

腰痛が改善してきましたので、昨日夕方になって初めて玄関から外へ出てみました。この数日で山から下りてくる小鳥が木の枝に刺した蜜柑を食べ尽くしていましたので、新たに数個の蜜柑を割って、東西の庭の梅の木の枝に刺して回りました。

それから丸椅子に腰掛けて、伸びていた小葱を笊いっぱい摘み取りました。またそれから若い唐人菜(長崎白菜)の根株を剪定鋏で切り取り小さな籠に収獲しました。これは明朝の味噌汁の菜になります。

今日は月曜日です。お仕事のある方は仕事場に出て行かれます。でも、無職には行くべきところもありませんから、家の中にじっとしていることになります。お天気ならば気分転換に外へ出ようと思います。里芋を掘り上げないといけません。地上部の茎や葉っぱは、霜にあたって形を保っていません。

社会人のみなさんは、わたしと違って、社会へ出て行ってするべき用がたくさんあって、お忙しいでしょう。充実して結構なことです。楽しい一日をどうか楽しんでください。

そうでした。年を取っても、訪れて来てくれた今日という日はまたとない楽しい日でありました。エンジョイしないと申し訳が立ちませんね。

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