禅悦食。ぜんねつじき。我がこころの安定・安心をよろこぶ食べ物。法悦。経典にある言葉です。
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「禅」はニルバーナ・涅槃です。こころの安定です。そこから得られる安心です。寂滅為楽です。寂滅を為楽にする力です。
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これもわたしたちに与えられている食べ物です。こころの食べ物です。誰でも食べられます。惑乱のこころの振り子が止まると、海に満ちる満ち潮のように、訪れて来ます。
座禅をする禅道場の人だけのものではありません。よろこびはこころを持つすべての人の、あたたかい食べ物です。
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"God is in the Heaven. All is right with the world" になります。神、空にしろしめして、世はすべてこともなし。これは詩人ブラウニングの「ピパが通る」の句です。世界の全肯定感が少女のピパをゆたかにします。
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この世はゆたかなところです。わたしたちをゆたかにするところです。わたしたちのこころを貧しくするところ、悲しくするところ、否定失望させるところではありません。空が広がり、花が咲き、鳥が鳴いているところです。
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