このブログにもう何度も登場しますが、またもやジョウビタキの訪問です。オスの方です。紋付きを着ています。自転車のハンドルに乗っています。後ろ向きになっていますが、顔だけは振り向いてこちらを見ています。尻尾をふりふりしています。何を伝えたいのかなあ。どうしたのかなあ、と思います。
さぶろうは薄暗い部屋の中から手信号を送ります。指先から合い気を送ります。これがことばになります。元気だよという挨拶信号です。彼は、「うん、わかったよ」という具合に体をぴくぴくします。低頭するようにします。そしてまた一歩近づいて来ます。よほどよほどさぶろうのことが気になるようです。なかなか飛び立って行きません。
雪は冬の水涸れ滝の飛沫のようにしてちろちろ降って来ます。ベランダの庇の内側なので雪が彼の体に積もることはありません。それでも寒いのです。ジョウビタキは体を丸くしてじっとして、こちらを覗き見しています。食べられるようなものを何かあげたいのですが、ここにはあげるものがありません。