気ままに日記

大好きな写真と思いつくままに綴る日記です

中国漁船衝突事件のビデオ公開について

2010-11-02 16:36:28 | Weblog
尖閣諸島沖で日本の海上保安庁の巡視船に体当たりしてきた中国漁船の生々しいビデオの一部がやっと国会で一部の議員に公開された。日本政府はこれまで日中関係の悪化を考慮して、何故かビデオの公開をしてこなかった。中国漁船が日本の領域内で日本の巡視船に体当たりして来ると言う事態に領海侵犯と、体当たりと言う不法行為に対して、海上保安庁は中国魚船の船長を公務執行妨害で逮捕拘束した。法に基づきしかるべき対処をするのは法治国家として当然の事である。ところがこの日本の処置をに対して中国は猛然と理不尽な要求を次々と出し、予定されていた日中首脳会談のキャンセルやレアメタルの輸出中止など数々の対抗処置を打ち出してきた。この中国の強靱な処置に、日本は折角逮捕拘束した中国漁船の船長を釈放し中国へ送還するなど、日本政府の弱腰外交が非難されている。
中国の言う尖閣諸島は中国の領土であり、中国漁船は領海侵犯をしていないと言う論理は歴史的事実からも許し難いが、自ら体当たりして来て謝罪と損害賠償を要求するに至っては開いた口が塞がらない。ここまで理不尽な中国の態度に対して、日本政府はただただ穏便に事を済まそうとへっぴり腰である。
日本政府は何故ここまで弱腰なのか。ビデオを公開すると日中関係が悪化すのでは?との配慮からだろうか。事実としての衝突のビデオを公開すると中国としてどんな不具合があるのだろう。体当たりの事実がばれては困ると言うのか。それなら尚更早くビデオを公開すべきだと思う。
日本政府はもっと早く中国はこんな不法行為をしながら、謝りをしないどころか謝罪と賠償まで要求するとんでもない国だ!と言う事を全世界に発信し国際世論を味方に付ける必要があったのではないか。
民主党政権は政権交代した当初はマニフェストに掲げた政策が新鮮に輝き、大きな期待を膨らませたものだが、ここに来てこのまま民主党政権が続けば、この国の行く末はどうなるのか不安になって来た。