バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

人の死とは・・・

2005-10-08 14:44:24 | Weblog
夏からずっと頭の中にひっかかっていることがありました。
ブログに書いておきたいと・・・
そんな気持ちが少し薄れかけていたこの頃でしたが、
先日新聞の歌壇で、こんな短歌を見つけました。
『ヒトの死は所詮ヒトの死ファミレスの喪服のグループ笑いさざめく』
それで、やっぱりあの事を書いておくことにします。

それは8月の下旬、ご近所の方が亡くなられた時のことです。
お通夜が斎場で執り行われることになり、送迎のマイクロバスに近所の方々と
乗り込みました。日頃親しい者同士が乗り合わせたのですから、
車内はもうかなり賑やかで・・・
イヤでも聞こえてくるその内容といったら・・・食べ物の話題です。
冷蔵庫に○○が入ってて、それを食べたら美味しかったとかどうとか・・・

私、かなりのショックを受けましたわ。
これからお通夜に向かうというのに・・・この楽しそうな会話は一体何なの?って・・・
『ヒトの死は所詮ヒトの死』 まさしくその通りなのでしょう!
人は生きるために食べるのか、食べるために生きるのか・・・
人間と食べ物は切っても切り離せないけど、何もこんな時にそんなこと
話さなくてもいいでしょ? 
お通夜に向かう時くらい、心静かに死者のことを想って、
寡黙でいてほしかったな~って思います。
斎場までたった10分ほどの間なのに・・・

お葬式の時などに見かける人間の浅はかさが上手く表現された短歌だな~と
思いませんか?
でも、反対に良いように考えれば、人間それだから明日に向かって
生きて行けるのかもしれませんね。
人の行動に目くじら立てないで、できるだけ善意に解釈しときましょ!
コメント (4)
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