徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

変わりゆく水前寺成趣園

2021-10-07 20:34:16 | 熊本
 熊本地震で倒壊した出水神社(熊本市中央区水前寺公園)の鳥居3基のうち、まだ再建されていなかった表参道の鳥居が今月初めに再建されたというので今日見に行ってきた。まず、位置が倒壊前の参道商店街入口から水前寺成趣園入口近くへ移動している。これは、昔立っていた位置に戻したということらしい。それから倒壊前の石造りからヒノキ造りに変わっている。出水神社が所有する山林から伐り出したヒノキだそうだ。なお、扁額の文字は細川護熙元首相が手掛けられたものだという。石造りよりもヒノキ造りの方が人に優しい印象だ。これから年月を重ねて風合いを変えていくのだろう。
 出水神社に参拝した後、久しぶりに水前寺成趣園内を散策した。能楽殿などでの行事が行われなくなってだいぶ経つが、玄宅寺の永野さん情報では今月下旬あたりから能狂言の公演が始まりそうだ。
 園内は手入れが行き届いている。ちょっと残念だったのは土壇の能舞台がいつの間にか無くなっていた。能の歴史を感じさせる貴重な場所だと思っていたのだが。


真新しいヒノキ造りの鳥居


相変わらず美しい名園・水前寺成趣園


ブラタモリ「水の国 熊本」編で紹介された成趣園西側の街中を流れる加勢川河岸から湧き出す清水。