徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

出水神社秋季大祭 能楽式奉納

2021-10-20 17:45:24 | 伝統芸能
 今日から出水神社秋季大祭が始まり、水前寺成趣園能楽殿では能楽式奉納が行われるというので見に行った。今まで出水神社秋季大祭で鏑流馬式は見たことがあるが能楽式を見るのは初めてだ。金春流と喜多流の出演で「翁」の連吟に始まり、舞囃子二番の後、能「猩々」が舞われた。今日の演目は多分、仕舞と舞囃子くらいかなとタカをくくっていたので嬉しいサプライズとなった。何のアナウンスもないし、シテは面をつけているのでどなたが務めておられるのかわからずに見始めたが、謡の声から喜多流の狩野了一さんだと思われる。
 今年は3月に同じく水前寺成趣園能楽殿で行われた「翁プロジェクト」公演と5月に加藤神社で行われた「国づくり狂言プロジェクト」公演を見た後は、出水神社薪能や藤崎宮例大祭奉納能や熊本城薪能などが全部中止になったので、おそらく今年はもう能楽を見る機会はないだろうと思っていた。何だかとても得した感じだ。


能「猩々」(シテ:狩野了一さん?)