のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.314

2014-11-26 00:00:57 | 新しい子猫たち 
リトルチャは、お風呂好き

猫は、お風呂は嫌いな事が多いが、ジェルジュは子猫の時に、あの青年と一種にお風呂に入っていた。シャンプーもしてもらっていた。毎日ではないが時々入っていた。香奈の家にきてから、お風呂に入っていなかった。チビハナコにお風呂にはいりたいなあと漏らした。チビハナコが動いて、香奈の家の猫はなれに、猫用のお風呂が出来た。

入った後、バスタオルで体拭いてもらう人も必要だったので、猫お風呂の時間は特定されていて、面倒見てくれる人がいる時間に限定されていた。

リトルチャは、初めは怪訝そうにしていたが、試しに入ってみた。思わず気持ちが良かったので、病み付きになって、猫お風呂の当番の人も増員させて、香奈の家の猫たちは、順番で毎日お風呂に入るようにした。しかし、リトルチャは出来るだけ任せるとはいいながら忙しく、人間と違って一人で入れないので、たまにしか、お風呂に入れなかった。

富士山見学ツアーからかえってきて、体調が戻るまで、完全休養して、毎日検査を受ける事になって、暇なので、入浴剤を換えて、お風呂に毎日入っていた。

そんなのんびりとした日が続いていたので、あの山で拾った小石を眺めていた。ナニカ磨けば光るものを感じたリトルチャはリトルキャット貴金属の猫たちと相談して、この石をトップとした、純金のネックレスを作る事を考えた。

リトルキャット貴金属は、猫たちの会社だったが形としては猫野が社長になって、宝石の輸入と、海外の貴金属会社の子会社の親の親であり、オランダの子会社を宝石専門の会社のようにして、毛利貴金属にも宝石を納入したり、貴金属の美術品を作るなどの会社にもなっていた。ジブシティーにも猫野たち、貴金属細工専門の作業場も持っていた。宝石輸入の部署まであって、今では日本でも有数の宝石納入業者にもなっていた。

リトルキャット貴金属担当の猫たちは、この小石を猫野に渡し、磨いてペンダントトップにして、純金のネックレスを作ってくれるように頼んだここで間違いが起こった、猫野は、ナニカ宝石の原石だろうと普通に思った。

大切な原石だから、オランダの子会社にわざわざ取りに来させて、しっかりと研磨するように頼んだ。単なる小石とは知らなかった。オランダの子会社は大切な原石と当然思っていた。慎重に研磨する事にした。

そして本当に、それはエメラルドに近い宝石の原石だった。しかもキレイなブルーのエメラルドだった。そして見事なペンダントになった。

研磨する時にクズのような宝石も当然出来た。クズのような宝石も周囲の単なる土砂と入り混じっていた、それもリトルキャット貴金属に渡すのが習慣だった、

リトルキャット貴金属は、それを分離して、宝石のクズは別に安物のチェーンに使っていた、それで大きく儲ける事ができていた。

猫のプーチンは、エネルギー問題に取り組んでいた。話題になったレアメタルそしてもう一つのレアメタルも、内在するエネルギーを発電に利用しようと思ったのも、プーチンと言ってもよかった。形としては、人間のエネルギー研究の夢野が発見した事になっていたが、プーチンとの共同作業だった。

プーチンは敷地内の水のエネルギーは、この二つのレアメタルとの接触により、エネルギー移転で得られたものよりも多い事を知っていた。最近その乖離はより大きくなってきた事も知っていた。まだナニカ潜在エネルギーを含む物質があるのではないと、色々と研究していた。

エネルギー測定器も進歩していて、水だけではなく、色々な物質の内在エネルギーを測定できるように変えていた。プーチンは、リトルチャが小石を眺めていたので、小さい一つを欲しいと頼んでいた。

リトルチャも気前よく、一個分けてあげた。プーチンは、それをエネルギー測定器でエネルギーを測ってみた。驚く程、高いエネルギーだった。

プーチンは、夢野を呼んで、新しいエネルギー源がこの小石に含まれていると指摘していた。そして、クズのような宝石と周囲の土砂が混じっているものを一時借りる事にした。