のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.316

2014-11-28 00:00:33 | 新しい子猫たち 
リトルチャのエメラルドトップのネックレス


は見事なものだった。ココも白みを帯びたエメラルドとなり、チャのは茶色がかったエメラルドとなり、それぞれネックレスにして、つけていた。磁気ネックレスではないが、肩こりも治り、体も快調になっていたので、手ばなさなかった。


ただ、他の猫たちは、身につけなかった。
正人に預かってもらっていた。


リトルホワイトが脅したからだった。

人間には色々な奴がいる。親父(リトルチャ)は敷地から出ないし、リトルチャグループの少数の人間と話するだけだ、ココおばあさんもチャおじいさんもそれこそ猫の部屋からでない、精々庭を散歩するだけだが、我々は研究所などで、人間たちに会っている。金は人を変えるものだ、普段はいい人でも猫殺して、エメラルド取ろうとする奴に変わる事がある。猫は襲われると体力差で人間には勝てない。

一方、ラッセルは、宝石の原石をどう磨こうと考えていた。道之助も一緒に考えてくれた。

プーチンは、エネルギーがどの部分が一番強い、いっその事、輪切りにして、計ったらどうだと乱暴な事を言ったが、エネルギー測定器も持ち込んで、小石のどの部分がエネルギーが強いかなども測定しながら、宝石を磨いていった。

宝石の表面部分はドーダ、少し奥はドーダとも考えていた。つまり宝石も少し細工する事になった。猫野たちの貴金属加工職人グループも入り、アーダコーダと話をした。少し測定して細工した所に金箔を入れたりしながら、磨いた。

オランダの子会社は、純粋の宝石の研磨なので、何面体カットとかの方法だったが、ラッセルは宝石そのものの形を生かしていた。すると、仏像みたいな宝石もあり、鳥の形をしたような宝石、ハートの形をしたような宝石もできた。

猫たちは、相談して、仏像の形をした宝石は、香奈にあげる事にして、鳥の形をした宝石は瑠璃にあげる事にした。タマミはお母さんみたいに、瑠璃の事を考えていて、強く頼んだ。
ハートの形をした宝石は、いつもよく来る恵にブレゼントする事にした。

香奈は大変喜んだ、ジブトラストに掛けている、青不動さんにも見せた、青不動さんも珍しいものだね。ワシが魂を入れてあげよう。いつも身につけなさい、香奈の身をいつも、守るようにさせようといってくれた。

瑠璃もタマミからのプレゼントに非常に喜んだ、ハゲタカに似ていると陰口をきく奴もいたが、タカともハトともいえるものだった。ハゲタカの瑠璃の転機にもなった。

恵はなんで私がと言っていたが、子供と女の人たちを守ってくれる人は猫も守ってくれると猫たちが言っているよと香奈から言われ、喜んだ。恵は財団の理事長室に、子供を抱えた女の人の小さい像を置き、そこにかけた。いのまにか、財団のシンボルになった。

別に猫は宝石がドーダとは言わないものだった。

本来の香奈用だった、大きな宝石はもういらないと香奈が言ったので、オークションにかけた。史上最高値の宝石と騒がれるようになるのはもう少し後の話だった。