のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
質問があれば
gmailのnaosukikan
まで連絡ください

新しい子猫たち No.306

2014-11-18 00:00:08 | 新しい子猫たち 
リトルチャとチャタロウ
の富士山見学ツアー その5


例の彼もリトルチャと話をしていて、一緒に昼飯を食うので、リトルキャット企画とリトルキャットファイナンシャルビルまでは同行する事にした。

リトルキャット企画とリトルキャット物産の合同ビルは、最新のデッカイビルで、一階は、展示品などが置いてあるフロワーの筈だったが、今はチャタロウランドと名づけて猫や犬たちがのんびりとしていた。

アニマルクリニックの出張所まであった。都心なのに、やはり猫たちも犬たちもいた。犬の散歩の休憩所、犬のオトイレ、のら猫たちの安息所となっており猫トイレもあった。リトルキャット企画とリトルキャット物産の役員たちは玄関で、ずらっと並んでまっていたが、チャタロウは、チャタロウランドに吃驚した。

リトルキャット企画の社長は言った。

リトルキャット九州の社長に怒られて、自分たちでできる方法をリトルキャット物産の社長と話して、チャタロウランドを作る事にしました。ここの維持費程度はそんなに多くは必要ないですし、アニマルクリックの維持費もたいした額ではありません。

チャタロウランドと名づけて、チャタロウさんの偉業を示す事もできます。ここの社員たちには、ペットとして犬や猫を連れてきてもいい事にしました。今は猫が一匹ですけど、いずれは増えていくかもしれません。


猫も犬もリング状の水や分岐状の水をつくる浄水機が普及して、賢くなっていた。香奈の家の猫たちには及びもつかないが、そこそこ賢かった、正人は、猫後翻訳機の販売は原則として一般販売しなかったが、既に発売されていた機械やネットオークションで流れる機械もそして、理由がちゃんとしている場合には販売していて、猫との対話も部分的には可能な事もあった。

チャタロウは、説明を聞いて、満足そうに頷いた。

リトルキャット九州の社長もなかなかやるなとの顔をしていた。

チンタラと働いていたと云うか、家族的な雰囲気の中の会社だった。例の銀行は、金融機関の張り詰めた雰囲気と、豪華な室内だったが、雑然としている感じは否めないが、みんな友だちみたいな雰囲気の中で働いていた。チャタロウにも総帥、お元気になりましたねと声をかけてくる奴もいた。

チャタロウはここでも満足そうに頷いていた。

一匹の猫がパソコンの前で仕事していた、社員が連れてきた猫で、ニャンタロウと云う名前だった。チャタロウはニャンタロウとも話をした。

ニャンタロウは、

僕は持続して仕事はできないので、時々下のチャタロウランドでのんびりしてます。チャタロウさんの話は聞いてますが、僕は僕のやり方でしか働けません。

チャタロウは、

それでいいんだよ、僕も集中している時間は短いよ、猫は持続して仕事できないからね。のんびりとしていていいんだよ。

リトルキャット企画の社長も、

猫の報酬は出来高払いにして。つれてきた社員の特別報酬としています。無理して長時間働く事は、猫の個性をゆがめますから。ニャンタロウ君からの提案は鋭いものでした。