のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.312

2014-11-24 00:00:45 | 新しい子猫たち 
リトルチャとチャタロウ
の富士山見学ツアー その11


豪華な食事会

ここのレストランの料理は、そこそこだったが、伝統の強さか、料理の盛り合わせはさすがだった。目で食う料理でもあった。リトルチャたちの猫たちにも、色々な料理が数多く出た。少ない量だったが、品数は豊富だった。流石に、ボッタリのような値段に恥じない料理でもあった。

厳密には、香奈の家の隣のレストランと比較すると味の差はあるものの、香奈の隣のレストランは、料理の盛り付けには、たいして拘らないレストランだった。毎日食べて、あきない食事、栄養面での検討が中心だった。

みんな食事には満足して、その後は流石に会議も止めて、マージャンする人たちもあり、みんなのんびり過ごした。

翌日は、富士山の見える観光スポットをぐるりと回った。まさか、登山などは出来ないので、周りを見るだけだった。段々と景色にも飽きて、また会議なども再開して、運転手さんは直ぐに、ホテルに戻った。

予定より早く戻ったので、リトルチャは今度は公園を散歩する事にした。マタマタ、リトルチャは小石を蹴った、今度は山の斜面がドスンと穴が開いて、幾つかの小石が穴から飛んできた。リトルチャに拾えと云うようにリトルチャの回りに飛んできた。なかなかキレイな小石だったので、リトルチャは付き添いの奴らにそれを運ばせる事にした。

今度は、ブラジルから来た奴がホテルに言った。

我々が出資している会社で、山林の保全と環境を研究している会社があります。山で突然穴ができる事は珍しいのです。それに危険ですので、暫くは山に入る事は禁止して、そいつらに調査さましょう。すぐに派遣するようにします。

ブラジルとイギリスからきた幹部は、年寄りの世話役だったが、仕事もしている事も示したくて、色々と動いていた。

ホテルの飯は、連泊だったので、料理も少し変えていたけど、二日目となると、厭きるのは仕方なかった、二人の老人たちも、香奈の家の隣のレストランが、やっぱり旨いなあとか言っていた。

最初の日の驚きも感動もなくって、そこそこにして、又会議などを始めていた。リトルチャとチャタロウ、そして二人の老人は、少し体がだるく感じられて、医療班の診察を受けて、早く休んだ。