ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

Because…その3

2014-05-25 23:55:30 | 日記
『英雄と悪漢』のライナーノーツに
『僕は変わり行くことが望みです』と書かれた甲斐さん

変化の過程を見せるのがプロだと
変化することを恐れずに40年間やってきたとおっしゃってました

ロックは今を切り取り歌うこと
いつも時代を捉えて問題意識を持っていないとダメだとも…

歌詞を書き曲を作ること
常に新しいものを求めるためには
感性を研ぎ澄まし、錆び付かないように刺激を与え続ける必要がある

…って、簡単なことじゃないですよねぇ(苦笑)

甲斐さんは、どんなにハードなスケジュールの時でも
映画だけは観るようにしているとか
人の曲を聴かないミュージシャンはダメだとか

引っ越しを繰り返されたり(笑)
違う職種の方と話をなさったり
いわゆる『ムダなこと』を楽しみながら(笑)
実践なさっておられる訳ですが

それでも【漂泊者】や【破れた…】みたいな曲を
あと何回書けるんだろうと考えたことがあるという

【漂泊者】を書かれた後には、ミュージシャンなんか辞めて
かつてランボーが奴隷商人になったように
どこか違う所に行きたいと思われたんだとか…(苦笑)

ロックが市民権を得る前は、環境を整えるために
手斧ひとつで荒野に入って行くような苦労があったけど
その代わりに一攫千金も可能だったそうだ(笑)

でも、それなりにリッチ(笑)になって
ふと気を許すと何もかも見えなくなってしまった時期もあったという

テリー伊藤さんが、ASKA容疑者の肉声テープを聞かれて…

合法だろうが、処方された薬だろうが
薬に頼らないと曲が書けないなら音楽を辞めた方がいい
とおっしゃってたんだけど

甲斐さんいわく…

迷ったり、状況が曖昧になった時は
『自分が一番欲しがっているものは何か』を支えにする

音楽をやる時の第一条件は才能のあるなしより
好きで好きで止まない気持ちがあるか?否か?
どれだけ深く好きになれるかも才能なんだよ

奥さんには甲斐さん好きの才能があるんだなぁ(爆)

余談ですが…
テリーさん以外にも色んな方がコメントなさってますけど

和田アキ子さんは
芸能人が皆やってると思われるのがイヤ
簡単に復帰させたら芸能界は甘いと思われるのも困ると話され

松本人志さんは
相方に謝らせるのは一番恥ずかしいこと
2人で作った作品が闇に葬られるというのは罪が重いとおっしゃってます

ごもっともな意見が並ぶ中
ASKA容疑者とは一面識もない内田裕也さんのコメント
…どうなんでしょう?(汗)
インタビューする方もどうかと思いますが…(苦笑)

それで思い出したけど、70年代の大麻汚染の時

陽水さんが復帰後のライブの1曲目に
【御免】を歌われたのは印象的でした(笑)

奥さんによると…
当時、甲斐さんが飲みに行かれたお店に
泉谷しげるさんがおみえになっていて

【白い色は恋人の色】の『色』を『粉』に替えて
歌っておられたんだとか…(爆)
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Because…その2

2014-05-24 14:44:23 | 日記
ASKA容疑者逮捕について富澤一誠さんは…

ビジネスとして、現役のアーティストとして考えると
やはり『昔の名前で出ています』とは出来ない
それを割り切れる人もいるが…と書かれていたんだけど

甲斐バンドの再結成に際しても
『昔の名前…』と言われた方がいらっしゃったらしい(苦笑)

甲斐さんいわく…

どこか当たってるけど(この発言をした人は)考えてはいない
オリジナル至上主義っていうのも柔軟性に欠ける

バンドを解散された理由は
大森さんのお体のことが一番にあったでしょうが

5年後、10年後を考えた時に
このままずっと同じことを続けて行くのかと
空恐ろしく思われたという甲斐さん

10代の後半にご自身で設定したキャラクターを
徹底的に演じようと決められたものの

20代後半になって、ちっとも地に足がついてないことに気づかれたという

ステージで投げかけているメッセージとは裏腹な私生活
そういう破綻をやり直そうと考えたんだとか…

ソロになられた甲斐さんは
『甲斐バンドの甲斐の正体は判ってるけど
甲斐よしひろそのものの正体を探ろう』と

ご自分の音楽をバラバラに解体して
もう1度組み立て直すことになさったそうだ

甲斐バンドは、ある雑誌のアンケートで
『嫌いなアーティスト』第1位に輝いたことがあるという(汗)

ほとんどがライブを見たことがない方の意見だったようですが

逆に好きな方の惚れ込み様は、物凄く熱狂的で(笑)
それが余計に嫌いな方の足を遠のかせていたらしい(苦笑)

解散後に甲斐さんいわく…

甲斐バンドって、食わず嫌いの人が非常に多いバンドだったと思う

『スゴく面白かった』という人と
『全然わかんなかった』という人と二つにハッキリ分かれる

でも、そのギャップが実は大事だと思ってる
それがあのバンドの武器だったはずなんだ

『歌はエンターテイメントに過ぎない
どう新たな表現をするか葛藤の連続』という甲斐さん

ひとりの動機で歌うんだけど
100人の動機で受け取られることの出来る歌が最高なんだと話されてますが

その動機に『青春』を当てはめたリスナー達の前に
再び甲斐バンドとしてステージに立たれた時

ちゃんとやらないと『コイツら許してくれないんだよな』と思われたそうだ(笑)

甲斐さんいわく…

御身かわいく、一つのパターンを繰り返すのは商売人だから(笑)
純粋な音楽をやってないと信用してくれない

再発掘じゃなくて、過去に試みてきた様々な要素を点検しつつ
未来へ向かう現在形として示すことを続けてきた
自分自身への再評価だと思ってる

『昔の名前で』出ていても(笑)
アンプラグドで、ニューアルバムで
そして、セルフカバーという形で
新しい動機を示される甲斐さん

『懐かしい』と当時のご自身に帰られるも良し
生活の糧となるパワーになさるのも良し
40年目の甲斐バンドツアー楽しんで頂きたいです♪
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Because…その1

2014-05-22 02:23:14 | 日記
ポールのライブが延期、そして中止になって
ファンの方々は、さぞガッカリされ
かつ、心配なさっていることでしょうね

ASKA容疑者の逮捕については何をかいわんや…
ボクなんぞがトヤカク言わずとも…と思ってたんだけど

昨日、奥さんが職場の方に
『甲斐さんって何歳?』と訊かれ『61歳』と答えると

『ミュージシャンって薬やってる人が多いし
今は若い人より年配の人の方が…』と言われたそうだ(苦笑)

奥さんいわく…
皆が皆そうじゃないし
甲斐さんは『健康のためなら死ねる』人だから(笑)

でも、連日の報道で…
ASKA容疑者についてだけでなく
芸能人と薬物の関係やら、購入者の高齢化などを見聞きして

そういうイメージを持つ方は少なくないかも知れないなぁと…(苦笑)

当人が否認していることはさておき…
『カリスマ』『ヒットメーカー』が何故?という疑問に

元警察・元司法関係者の方や薬物依存に詳しい医師の方が
もっともらしい理由を挙げておられ

坂上忍さんは
(ご自身も同じ)個人事務所という環境で
止める人がいなかったのでは?と話され

小室哲哉さんは
デジタル化が進んで、数ミリ単位のセンスや感覚が問われる
音楽がやりにくい時代だとおっしゃり

富澤一誠さんは
大ヒットを作り続けないといけないというプレッシャーとか
真面目に考え込む性格とか言われてますが

奥さんいわく…
要は自己管理が出来なかったってことでしょ?

あっ、話が終わってしまった(笑)

気を取り直して…音楽に限らず
クリエイティブなお仕事をされている方は

どなたでも、多少なりとも
ご自身の才能や行く末に不安を感じることがおありでしょう

それは成功を目指している時よりも
成功した後の方が更に凄まじくなるんじゃないかと…

甲斐さんが【HERO】で『1位になります』宣言をなさった時

1位を取った人間の気持ちを1度は体験しておかないと
言いたいことも言えないと思っておられたそうだ(笑)

実際に1位になって
喜びも煩わしさも満喫し捲ったんだとか…(笑)

それは『もうこれ以上、上はないんだ』という怖さを
『後でビクビクしたいと考えていたから』と話されていたという

その後、長岡さんの脱退や離婚を経験され
『それまでの生活様式や人生観、価値観を一掃して
もう一度、最初から組み立て始めよう』となさったそうです

その時の状況から逃げるのがイヤで
真摯に受け止めようとした甲斐さん

ご自身を精神的にも肉体的にもクリーンにして
ピュアな状態で乗り切ってしまいたかったんだとか…

その考えは音楽活動にも影響して
『もっとじっくり音作りに取り組んでいかないと、いつかダメになる…』と

3ヶ月に1度ヒットチャートを賑わすことより
骨太なアルバムを作ることを選ばれた訳ですが

甲斐さんいわく…

僕の性格は短所矯正タイプではなくて
長所を伸ばそうと明るく考える方なんです(笑)

人間というのは悲しいもので
手ひどい痛手を受けないと
夜も眠らず何かを考えるなんてこと、しないものなんですよね

ある期間、グーッと考えて結論が出たら
スパッと次のことを考える

自分は何をやりたいのか
この先どうしたらいいのか
その方が元気になるでしょう(笑)

甲斐さんがずっと現役で活動されているのは
日頃から身体に気を遣っておられることはもちろん
この精神の健全さも大いに関係していると思います♪
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セイレーン

2014-05-20 16:38:55 | 日記
40年前に奥さんを魅了し
今も魅了し続けている甲斐さんの声♪

甲斐フリークの皆さまには
ナニを今さら…という話でしょうね(笑)

『甲斐さんの歌は好きだけど、声がちょっとねぇ…』なんてファンの方は
まず、いらっしゃらないんじゃないかと…(爆)

人を惹き付ける声にも色々あると思われますが
例えば、城達也さんや細川俊之さんが担当なさっていたラジオ番組…

耳に心地よい響きに加え
声の低さや話し方のテンポが相まって
思わず眠りに引き込まれたものです(笑)

奥さんは森本レオさんのナレーションを聴くと
肩の力が抜けてリラックスできるらしいんだけど

一説によると、森本さんや玉置浩二さんの声や話し方には
α波を増加させる作用があるんだとか…♪

それはさておき…ハスキーな声は
『色っぽい』とか『セクシー』と評されるように

やはり本能に訴えるフェロモンを含んでいるようで
ぶっちゃけて言うと『アエギ声』を連想させるんだそうだ(笑)

奥さんが甲斐さんの歌を聴いて
よく『この歌い方は卑怯』とか(笑)
『この曲のココがヤバイ!』(笑)とか言うんだけど

小学生の時にアノ声に反応した奥さん自身が一番ヤバイと思う(爆)

ともあれ、ハスキーな声の女性が
タメイキ路線(古っ!)のような吐息まじりに声を発せられると
確かにドキッとしてしまいますが(汗)

男性にとってのハスキーボイスは
どちらかと言えば色気より庇護欲を掻き立てるものらしい

某CMに出演なさっていた大原麗子さんをご覧になって
『可愛いなあ♪』と思った男性は少なくないでしょう(笑)

奥さんの同僚の男性は
中村あゆみさんの歌を聴くと
『俺が守ってやるから、そんなに一生懸命に歌うなよ』と思われるんだとか…(爆)

ちなみに、男性が反応する女性の声は
『やや高めの笑い声』だそうです(笑)

小室哲哉さんは
華原朋美さんの声が『涙腺に来る』とおっしゃってたらしい(笑)

中には『絹を裂くような悲鳴』を好ましく思う男性もおられるようですが…?(汗)

そもそもハスキーボイスは
先天的なものではないそうだけど

甲斐さんは『生まれた時からずっとこの声』とか
『ほとんど声変わりもしなかった』とおっしゃってましたよね?(笑)

wikiってみたら、ハスキーな声になる条件として…
声門閉鎖が弱く、呼気が多い方や
声帯伸展がある方がなりやすい

また、ポリープの影響も挙げられていて
ポリープが出来やすい理由は

慢性的に声を酷使したり、一時的でも無理な発声をすること
高い声を出す方や大声で喋る子供(爆)…と出てました(笑)

冗談はさておき…

歌手の職業病とも言われるポリープ
甲斐さんも何度か経験なさっているようですが

何と言っても『声が命』のお仕事
喉は大事にして頂きたいですね♪

余談ですが…

奥さんが数あるハスキーボイスの中で
ナゼ甲斐さんの声がイチバン好きなのか?と言えば

以前にも書かせて頂いたように
甲斐さんの声は『乾いている』からなんだけど

ほんの数年前から『薄々気づいてきた』と奥さんいわく…

ハスキーボイスも好きだけど
高い声の男の人が好きなのかも…?(笑)

きっかけは『竹野内豊さんの声がステキ♪』という友人の言葉…

奥さんも竹野内さんの声は低くてイイ声だと思ったものの
友人が熱く語るのと同じようにはトキメかず…(苦笑)

つらつらと考えてみれば
B'zの稲葉さん、エレカシの宮本さん
三浦大和さん、秦基博さんから
ダウンタウン・浜ちゃん、古畑任三郎役の田村正和さんまで

男性にしては高くて張りのある声がイイんだとか…(笑)

でも、世界三大テノールとか岡本某さんや米良某さんみたいな高音ではないという(苦笑)

ボクには、その線引きがよく判らないんだけど
ルックスは関係してない?(笑)
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再び、ハードボイルドだど!その3

2014-05-18 12:14:12 | 日記
評論家の斎藤美奈子さんは、ハードボイルド小説のことを
『男のハーレクイン・ロマンス』と呼ばれたそうだ(爆)

確かに『酒と煙草と女と暴力』という4種の神器(笑)を手に
プライドを重んじ、男同士の固い友情を結んで
ストイックなまでに美意識にこだわるタフガイたち

…なんて、白馬に乗った王子様より
現実味に欠けると思われるかも知れませんね(苦笑)

甲斐さんも【ブルー・シティ】の中で
『お前の好きなハーレクインロマンス
美しい悲劇なんてあるわけがない』と歌っておられますし…(爆)

ライターの島崎今日子さんは
『ロング・グッドバイ』と『MOZU』についての記事で…

ハードボイルドの主人公は
生き方もファッションも佇まいも
強固な男の美意識に貫かれている

いかなる誘惑にも屈しない誇り高き一匹狼…
そんな男いるはずはないというヒーローなのである

下手な脚本や演出では、パロディになりかねない…と書かれてます(笑)

ただ、男のハシクレとしては
彼らみたいにカッコいいセリフは吐けなくても
どっかに一欠片くらいは
彼らと同じ美学を持っていたいと思う訳です(笑)

あっ!でも、ドラマ自体に関しては…
どちらも映画のように陰影に富んだ映像で
主演を始めとする出演者が強者揃い

物語の面白さはもちろんだが
道具立てにもしっかりと凝ってあり
上質で大人なエンターテイメントに仕上がっている…と書かれてます♪

『MOZU』は、スピーディな展開で緊張感が溢れていて
西島秀俊さんが、まるで韓流ドラマのように
意味もなく脱ぐサービスシーン(爆)など不要だと思う

…と、女性ならでは?というか
ボクには『目ウロコ』な解説をなさっているんだけど(笑)

小説『MOZU』についての書評を見ると…

船戸与一さんいわく…
とにかく登場人物が多彩なのだ
その誰もが心に深い傷を負っている

北方謙三さんいわく…
登場人物の意志の通し方に
私はハードボイルドとしか言い様のないものを見続けたのである

…と、共にハードボイルド作家のお二人が絶賛されてます

奥さんによると…
甲斐バンドのハードボイルド色が強まった
アルバム『虜』あたりから

『ついて行けない』という女性ファンの方が離れて行かれ(汗)
逆にこのアルバムを聴いてライブデビューなさった男性が増えたそうだ

これは、ニューヨークに飛んでまで
サウンドにこだわったこともさることながら
やはり歌詞が劇的に変化したことが大きいんじゃないかと…

例えば、田口陽子さんいわく…

【ブルーレター】が最初それほど好きじゃなかった
この曲に入っている男の身勝手さがきっとイヤだったのだ

残間里江子さんは【ブルー・レター】を初めて聴かれた時…

無意識な風に見せてはいるが、ロックすることの中に
きちんと『私生活』を組み込んでいると感じられる

ファンはいつだって俺の『歌』を聴いていると
アーティストは思っていても
私的状況と繋げて聴かれてしまうことも少なくない

そんな中で、甲斐よしひろの描き出す世界は
ドロドロ的情念の匂いとはほど遠く、もっと硬くて乾いている

結婚して、離婚して、再び結婚して、父親になった彼が
『制度や世間』を無視することなく超えるためには
今、この歌しかなかったのかも知れないと話されてます

『ROCKSⅡ』の視聴会で…

亀和田武さんが『本当に男のわがままなセンチメンタリズムの歌』と言われ(笑)

甲斐さんは『でも、男たちって、こういう感じじゃないですか』とおっしゃり(笑)

押尾コータローさんは…
女性は聴き方が違うかも知れないけど
歳をとればとるほど、男の情けないところが身にしみてきて
このどうしようもない主人公に共感できると話されてました(笑)

前出の田口さんも後になって…

自分の身勝手さを海で流し涙を流す男を許せるように
さらに、そんな身勝手な男がステキだと、愛しいと思うようになられたそうだ(笑)

ただ、オモシロイ男はセクシーでワガママで危険で
普通の結婚には向かないし(笑)

幸せにしてくれそうな男は、つまんなかったりする(苦笑)
30歳を過ぎて、両方のイイトコを持ってる男は
ほとんど残っていないんだとか…(爆)

甲斐さんの歌に出て来るような
ワガママで身勝手で強引で(笑)
荒々しさの中に脆さや純情さを持った男は
絶滅危惧種なんでしょうか?(笑)
コメント (2)
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