ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ロング・グッドバイその1

2014-05-03 12:20:35 | 日記
前回の記事に書こうかと思ったんだけど
長くなりそうなので…(笑)

このドラマの原作は、あのレイモンド・チャンドラー♪
『ハードボイルドだど!』(笑)
…ということは、甲斐バンドの世界だなぁと…(笑)

以前にも書かせて頂いたんですが
甲斐さんがハードボイルド100冊を選ばれる際

ハメット、チャンドラー、マクドナルドという古典の御三家を
あえて外したとおっしゃってたように

ハードボイルドに明るくないボクでも
チャンドラーの『長いお別れ』は知ってます(笑)

チャンドラーを読んだことのない方も
マーロウの数ある名セリフの一つや二つは
お聞きになったことがあるのでは…?

例えば『プレイバック』なら

『タフでなくては生きていけない
優しくなければ生きている資格がない』

映画『カサブランカ』では

『夕べはどこにいたの?』
『そんな昔のことは覚えてないね』
『今夜会ってくれる?』
『そんな先のことはわからない』

このドラマ『ロング・グッドバイ』のキャッチコピーにも

『さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ』という
村上春樹さんの翻訳が引用されてるんだけど

奥さんは、大昔に訳された
『さよならを言うことは、少しの間死ぬことだ』が
身体に染み込んでいるせいか?
村上さんの訳は『語呂がワルイ』んだとか…(苦笑)

それはさておき…
以前、ハードボイルドについて
少しお勉強したことを思い出してみると…

奥さんが言うように
ハードボイルド小説の多くが、一人称単数現在形で書かれ
しかも感情をストレートに表現しないのだとすれば

ドラマでハードボイルドをやるのは
かなり難しいんじゃないかと…?

主人公がやたら独り言を呟いたり(笑)
ナレーションでカバーされたりすると『めんどくさっ!』(爆)だし

役者さんの顔のしかめ方や手の上げ下ろしに
イチイチ注意を払うのも疲れるし…(苦笑)

…などと、やや引き気味に見始めたんだけど(笑)
ホントに失礼しました!!m(_ _)m

『すばらすうぃ~と』です♪(爆)
『日本のマーロウ』は、この人しかいないと思うほど
浅野忠信さんハマってます♪

脚本家の渡辺あやさんが

『何の見返りも求めず、ただ自分が正しいと思う方を選ぶ』
そんな人間として生きていると

一体どんな目に遇い、何をどれだけ失うのかということを
主人公が身をもって教えてくれると話されてるんだけど

大雨の中、酔って倒れている綾野剛さんを連れ帰り
『コーヒーを飲ませたいと思う人間もいるんだよ』と話すシーンや

綾野さんのゴシップ記事が載った新聞を綾野さんに見せないようにと
机の引き出しをアチコチ開けて隠すことに必死のあまり

綾野さんの話を全く聞いておらず
自分が訪ねて来たのは迷惑だったんだと誤解されるシーン(笑)

血まみれの姿で現れた綾野さんを港まで送り
警察に行くべきだと思ったら、呼び止めてくださいという綾野さんに
何も言わず車で去って行くシーン

今までは、外国の映画やドラマで
主人公が上記のようなキザなセリフを話していても
『カッコいいね』で終わってたんだけど

浅野マーロウには感情移入が出来るというか
一言で言えば『惚れてまうやろ~!!』です(爆)

余談ですが、奥さんによると…
以前に甲斐さんがスプリングスティーンの曲について話されてた時に

もし身内に犯罪者が出たら
法律より自分自身のモラルやルールを信じる

もし自分の身内が傷つけられたら
確実に報復を考える
一般常識より自分の『掟』を信じるとおっしゃってたそうだ

甲斐さんがマーロウを演じたら
『カッコよすぎるやろ~!!』ですかね(爆)
コメント
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