ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

気になる記事4

2015-05-28 17:43:05 | 日記
今年の来日直前のP.マッカートニーのインタビュー記事に
49年ぶりとなる武道館公演についての質問があり…

『コンサート会場は警察が仕切って、すごくきっちりしていた
移動中、道路の角ごとにキャーッ!と声が上がった

ステージの正面バルコニーには、警察の方々が座っていて
それまでの自分たちのコンサートとは、様子が随分違っていた』
…と、当時の記憶も鮮明らしいポール(笑)

テレビニュースで『動くビートルズ』を初めてご覧になった甲斐さんは
愛嬌を振りまきながらタラップを降りて来る4人は、ひたすらカッコよかった
『神話』が動いていたとおっしゃってましたよね♪

余談ですが…66年の来日の際に
雑誌のビートルズ来日特集の監修を任されていた湯川れい子さん

米タイムライフ社が独占契約していて
他社の取材は一切受け付けて貰えなかったそうだけど

元プロモーターでイベント会社のN会長から
ビートルズのメンバーは、主催者が腕に巻いている
『関係者証』と漢字が入った腕章を欲しがっている
届けてくれないかと言われて彼らの部屋に潜入(笑)

その時の単独インタビューが掲載されたものの激しいバッシングに晒され
某ライターの男性には、記者会見でキャッキャッとはしゃぎ
記者席からメンバーに小さく手を振った湯川れい子は
『ファン以下』だと書かれたんだとか…(汗)

当時の日本は『ビートルズ?あんな汚くてウルサイだけの連中に武道館を貸すな』とか
『あんなのを聞いてたら不良になる』という見解の大人が多く(苦笑)

ホテルの外では連日、ビートルズを一目見ようとやって来た中高生が補導されたり
公演中に立ち上がろうとする少女たちを
警備員の男性が無理矢理押さえつけたり…

その光景を目の当たりにされた湯川さんは
何がいけないのか?どうしてこんなに目の色を変えて居丈高に怒るのか?と
怒りで体が震えたという

いつも時代の新しいうねりを作り出す少女たちの歓声に
邪心のない素直な感情を発現できる自由を見出だされ
『私は一生、キャーッと叫ぶ側にいよう』と誓ったとおっしゃってました(笑)

誓った訳じゃないけど(笑)我が家にも
いつの間にか(笑)ずっと叫ぶ側にいる人が約1名…(笑)

ちなみに湯川さんは、11年ぶりのポールの来日に
3年越しで奔走なさったらしいです

その60年代に信じられていた『音楽は世界を変える』という考えは
現代でも通用するか?との質問にポールいわく…

世の中を動かすのは国のリーダーたち
昔からですが、音楽では全ての問題を解決できない
ただ、音楽は人の考え方や人生を変えうる
音楽は人の助けになると思う

僕はいつも前向きになるようなことを歌ってメッセージを発信している
自分の音楽で人の心を癒やすことが出来ると嬉しい
それがミュージシャンとしての誇りです

甲斐さんも『音楽で世の中を変えられるとは思っていない
だけど変わるヤツはいると思っている』とおっしゃって

ご自身が小学3~4年生の頃にストーンズの【悪魔を憐れむ歌】や
【ストリート・ファイティング・マン】を聴いて『衝撃』を体験したと話されてましたが

ストーンズの来日公演のレビュー記事で…
オープニングを飾った【一人ぼっちの世界】は
ストーンズの曲の中でダントツに好きな曲だと甲斐さん

『俺の雲から出て行け』ですよ
そんなフレーズ、浮かびます?とミックの歌詞を絶賛♪

前者の『誰がケネディを殺したのかと私は叫んだ』は
ロック史上最高の名フレーズですとか

キースがドラッグとかプライベートな問題をたくさん抱え
どん底にいた時に書き上げた曲【ビフォア・ゼイ・メイク・ミー・ラン】は

『誰かに走らされる前に自分で走るんだ』という
彼の生き方そのものを歌っていて
この曲を聴くといつも胸が締めつけられると話されてました

今ツアーのラスト曲(笑)【吟遊詩人の唄】は
甲斐さんがアマチュア時代に、レオ・セイヤーの曲を
ザ・フーのロジャー・ダルトリーがカバーしているのを聴き
衝動的に日本語で歌詞を載せたと紹介され

あの頃はモータウンとストーンズをひたすら思い浮かべ
行き先も見えないままビート詩人のようになりたいと思っていたとおっしゃってますが

その歌詞の通り『数え切れない明日に歌を歌って』
『愛を奏でながら街から街へと』行かれてますよね♪

そうそう!以前にご紹介しましたけど
アルバム『翼あるもの』についてのインタビューで…

本当は憂歌団みたいなバンドを作りたかった
でも内田勘太郎みたいなあんなギターはいないじゃないと甲斐さん(笑)

【10$の恋】は売春を歌っているにも関わらず、ベタついてなくて
前から気に入ってて、いつか演りたいと思っていたそうだ

今回のツアーに因んで読み返してみたら、この記事の最後に…

俺たち味噌汁飲んで米食ってる人間が
『サウンドだ!』と下手にカッコつけてもダメだね
ビーフシチューは確かにカッコいいかも知れないけど
ウマイのは味噌汁だもん(笑)

とにかく、1ページ、1ページ、明日をめくっていく意識を持って歌って行きたいね

『ディランやストーンズのようなアイデアで
日本語で歌えるような曲を誰も書いていなかった』からとオリジナルを書き始められ

日本のロックの歴史を作って来られるのは
本当に『手斧ひとつで山に入る』ようなことだったんだなぁと改めて感じた次第です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする