強き助の初夏ちゃん

↑年齢を華麗に重ねられ、ますます美貌に磨きがかかりっぱなしの神々しき御方、白珠伯爵夫人にあらせられます。

にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村

奥さま。
聞いていただけますこと？
御存知のように、拙宅犬神屋、獣ども長年多頭飼いしております。
ですから。
人畜衛生面考慮して、普段から消毒ジェル等、万端に揃えてございますのですが。
昨今の、世界情勢の報道に鑑みて、もう少し備蓄しておいたほうが良かろうと思いまして、最寄りのTargetまで走って行って参りましたんですの。

が。
無い。
除菌ジェルの詰め替え用デカボトル、ソールドアウトの様相ではありませんか。
え？
ネヴァダ州ラスベガスでもこの有り様なんですか？
筆者。
ちょっとなんだか、ゾッとしてしまいます。
仕方ないので、小さめの携帯用の物品など購買してまいりましたが。

そして昨日。
要りようのものがあり、外出したのでございます。
とあるお店の店員さん、にこやかに来店挨拶などかわしてくださいましたが、その後、ものすごく遠巻きにされ商品説明等まったく無く。
なんでしょうこの放置されてる感は？
というくらい。
なんかもう、いたるところでガイジンさんからの視線が刺さってまいります。
どうせアレだよ。
筆者の顔立ちは
「たった今まで、かまくらの雪洞の中で蜜柑剥いてたの♪」
もしくは
「珠玉の民芸品、手彫りの温もりたたえた名品こけし」
そうです。
2億4千万の瞳以外の、ナニモノでもございません。
ザッツ　エキゾチック　ジャパン！
まるで、卑弥呼さまの温情で、漢委奴国王印をデコに捺されているような。(？)
まっすぐ黒髪、ぱっつん肩口で切り揃えた、残酷なまでに平面的な見てくれの先鋭的な一重まぶたでございます。
それは、日系九州男児三世米国人の旦那さまも同様に。
ですがやはり。
ガイジンさんたちの目には、中国人も韓国人も日本人も混然一体の亜細亜人にしか映らないのでしょう。


↑ここらあたり、火が暖かいので、少し座って休憩しましょうと思ったら。
なんだか周囲の人々が、潮の引くようにサーっと引き上げて行くではないですか。
やっぱアレだ。
サムライの甲冑でも着用して、ちょんまげ結って、日の丸のゼッケン前後に貼って来るべきだったとホゾを噛むしかございません。
筆者としては、フジヤマ背負ってゲイシャの艶姿を見せつけながらでも「日系人」をアピールするべきだったと悔やんでおります。


↑そやけどな。
そんなんでひるんでたらあきまへんがな奥さん。
「ウチら、ハワイから来たジャパニーズアメリカンですねん。
当然コロナヴァイルスなんぞ保菌しとりまへん。
そらもう、空気清浄機のフィルター、アルプスの天然水で洗ろたよりもクリーンなもんだっせ！」
これ見よがしに、コーヒーシバいて、ゆったり寛いだったわ！
普段よりもっと、優雅に寛いだったんでっせ奥さんっ！


↑お店の店員さんの対応もそりゃナイス。
なんせ、アルプスの天然水で洗ろとりますもん。
そこらへんは、フレンドリーなジャパニーズアメリカンジョーク取り混ぜて、先手必勝、ガイジンさん方とは気さくに雑談したりしますがな奥さん。
これを日本では「気遣い」と呼ばわるんちゃいまっか？
なんやろアタシ？
初夏ちゃんの生霊乗り移ってん？
初夏ちゃん、そろそろもう降りてくれはってエエよ？
と。
いうことで。
濃厚なカラメルフランに、苦いエスプレッソソースかけていただきながら、初夏ちゃんの生霊を見送りました。
おおきにやで初夏ちゃん。


↑ダウンタウンサマリンに寄ったら、だいたいこちらで休憩させていただいとります。
この、凄惨な厄災が完全終息するころ、犬神屋老夫妻にとって、ラスベガスで迎えるセカンドサマーになります。
そうなんやで？
初夏ちゃん。