こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

次を考えている

2016年10月27日 23時00分35秒 | Weblog


先ほどまで、なんと4時間。
北海道JA新すながわとホクレンと、情報交換していた。
 
「飲み会でないの?」と、普通なら思うだろう。
確かに、飲んでいるし、食べている。
しかし本当に、本音と本音の打ち合わせである。
 
このごろ、自分は、北海道米のことを書かなくなった。
産地としては、自分が実際に北海道米について、どう考えているのか。
JA新すながわについて、何を考えているのか。
中空知エコ米生産共和国の在り方について、どう思っているのか。
という確認もしたかっただろうし。
 
しかし実際に合って、JA新すながわは、相当驚いたのではないだろうか。
沈黙している自分なのだから、既にやる気が失せていると思っていたかもしれない。
しかし目の前にいた自分は、爪と牙を、鋭く長く尖らせていたのだから。
それも、産地を守るためではなく、引き裂くためにのみ、鋭利に尖らせていたのだから。
 
今の自分は、各産地でブランド化を始めた時の、産地を守りたいという思いからくる、厳しさや怖さはない。
当然、優しさや温かさはない。
自分と長い付き合いの産地なら、今の自分は、数倍怖いと感じていると思う。
 
暖かさはない。
ひたすら冷静沈着。
白黒だけを求める。
グレーは拒絶する。
タイムラグを許さない。
失速を認めない。
 
出る言葉は
生きたいの生きたくないの?
3年後は見えているの?
5年後は想像できているの?
切り捨てるのなら切り捨てろ。
そんな考えが通用すると思うの?
東京を甘く考えるんじゃない。
 
「何を偉そうに」と思う生産者もいるだろう。
当然である。
ほとんど暴言なのだから。
 
でも冷静に考えれば解るはずた。
全ての生産者が生き残れる確率は0%である。
技術がある生産者のタイムリミットは、長くて10年だろう。
後継者を育てる時間は、既に足りない。
30年問題、TPP、EPA。
日本の農業は、これからプラスになることは無い。
日本の食は、日々しぼんで行き、増えていくことは無い。
ひたすら破滅へと、真っすぐに進んでいくだけだと思う。
その中で、どうやって生き残っていくのか?
 
本当に生き残りたいと思っているのが伝わる産地なら、自分たち米屋は、全面的に産地のために行動することだろう。
しかし、そうではない考え方の産地であるのなら、これからの自分たち米屋にとっては、たぶん必要がない産地という事になるだろう。
 
消費拡大していく可能性が無いのであれば、今ある全ての産地は必要ではない。
邪魔な産地は、引き裂かなければならないと思う。
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水の泡

2016年10月27日 16時13分13秒 | Weblog


どんなに土づくりを丁寧にしても。
どんなに丈夫な苗を作っても。
どんなにきめ細かな栽培管理をしても。
どんなに適期での刈取りをしても。
 
調整と乾燥で失敗してしまったら。
全ては水の泡。
 
努力を無駄にしないようにしてほしい。
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「風さやか」フォーラム

2016年10月27日 14時58分19秒 | Weblog


長野県庁前にある「ホテル国際21」扶養の間で、11月1日(火)13:30~16:20まで、「風さやか」フォーラムが開催される。
 
★「風さやか」フォーラム 開催要領

1 目的
注目の県オリジナル品種「風さやか」を県内のホテル・旅館、飲食店等で積極的な活用を推進するため、全国的な雑誌編集者・家電メーカー、料理のプロを講師に招くフォーラムを開催し、ブランド化と地消地産を強力に進める。

2 主催
長野県・「風さやか」推進協議会
 
3 日時
平成28年11月1日(火)13:30~16:20
 
4 場所
ホテル国際21 芙蓉の間
 
5 内 容
(1)あいさつ  長野県副知事 中島恵理
   
(2)「風さやか」のブランド化に向けた取組
県農政部農業技術課長 伊藤洋人(ブランド化の取組)
県農業試験場主任研究員 高松光生(育成の生い立ち・道のり)

(3)専門家から見た「風さやか」への期待と提案(アドバイス)
ア (株)日経BP社 日経トップリーダー事業開発部長 戸田顕司氏
(地元のお米をメニューに取り入れているレストランの取組など)
イ 東芝ホームテクノ(株) 家電事業統括部 守道信昭氏
(お米の炊き上がり・炊き分け機能に関する理論など)
ウ 質疑
 
(4)「風さやか」の特徴を活かした料理のプレゼンテーション
ア 湯本忠仁氏(県調理師会会長       日本料理 ゆ庵 店主)
イ 倉科集雄氏(県調理師会地産地消推進部長 浅間温泉ホテルおもと料理長)
ウ 加藤明博氏(県調理師会技能指導部長   上諏訪温泉ぬのはん代表取締役社長)
 
(5)「風さやか」の特徴を活かした料理の試食(意見交換)
 
(6)「風さやか」のブランド化に向けた助言
スズノブ代表取締役社長(5つ星お米マイスター)西島豊造氏
 
(7)閉会 県農政部長 北原富裕
 
6 参集者
ホテル・旅館、飲食店、食品産業等実需者、米流通・販売関係者、米生産者等
 
となっていて、自分が最後に、「風さやか」のブランド化に向けた助言をすることになっている。
なのだが結構呑気に考えていて、自分の持ち時間が30分であることを忘れていた。
 
昨日、長野県庁からの送られてきた、「風さやか」フォーラムタイムのテーブルとプレリリースが合っていないことから、再確認したことから思い出したという始末。
 
配布資料としては完全に間に合わず。
なので、その場でスクリーン表示しながら説明する資料を、今から作り始める。
 
この「風邪さやか」は、長野県としてブランド化を進める品種。
競合がどの産地と、どの品種なのか。
長野県としての立ち位置などについての助言をする予定。
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