10月8日に、日本テレビ「満点☆青空レストラン」で紹介した、青森県の新品種「あさゆき」。
実は春先から、田舎館村の稲華会と一緒になって、田舎館村ブランドに育てる計画で、実験栽培を始めていた。
それであれば、本来は、青森県県庁や全農あおもりや地域農協と協力をしていきたいものなのだが、今回は、ほぼ極秘のまま栽培をしていた。
足を引っ張られたり、邪魔をしてほしくなかったからである。
悲しいかな青森県庁も全農あおもりも、「青天の霹靂」だけしか見ていない。
であるなら、もっと広いブランド計画を立てるべきだろうが、自分たち米屋は蚊帳の外。
昨年も販売出来なかったが、今年も販売は出来ない。
販売出来ないのなら、米屋として、青森県や全農あおもりに協力する必要は無い。
なので、青森県を斬り捨てようと考えていた時に、青森県も全農あおもりも興味を示さず、捨てられそうになっていた「あさゆき」を、稲華会が持ち込んできたのだ。
「青天の霹靂」のポテンシャルは、「ひとめぼれ」。
「あさゆき」のポテンシャルは、低アミロース米。
低アミロース米で有名な品種は、「ミルキークイーン」や「ゆめびりか」で、お米の美味しさが解らない消費者にも、判りやすい特徴を持っている。
しかし、この「あさゆき」は、そこまでくどくなく、食べ飽きず、幅広い料理にあう。
よって、この「あさゆき」を使って、青森県庁も全農あおもりも関係なく、田舎館村ブランドを作ろうと考えたのだ。
自分としては、これからも、青森県庁や全農あおもりに邪魔されず、田舎館村のブランド米として、「あさゆき」を育てていきたいと思っている。