これが日本農業新聞e農ネットの、今日の最後の記事にしようと思うが、「2月の米小売価格 2カ月連続で下落 (2013年04月10日)」という記事が出ている。
内容は以下の通り
農水省は、全国のスーパーや生協で2月に販売した米小売価格の調査結果(POSデータ)をまとめた。
5キロ当たりの平均価格は2122円で、前月比34円(1.6%)安だった。スーパー各社が決算時期を控える中、特売価格での販売が多かったことから、2カ月連続で前月の水準を下回ったもの。
2000円台となったのは10カ月連続だ。
全体の平均価格が前月を下回ったのは、スーパー各社が2、3月に決算時期を迎える中、「販売点数を増やすため、利幅を削って価格設定をするスーパーが多かった」(卸)のが一因とみられる。
公表銘柄で最も値下がり率が高かったのは
山形「はえぬき」で前月比5.2%安の1869円。
富山「コシヒカリ」は同2.9%安の2150円
秋田「あきたこまち」は同1.6%安の2110円
宮城「ひとめぼれ」は同2.7%安の2045円だった。
調査は、全国850店のデータを銘柄ごとに集計した。
決算のために特売をするのは仕方がないとしても、なぜ「お米」なのだろうか。
「毎日食べるものだから」「消費者が嬉しがるから」というのが、スーパーの言い分なのかもしれない。
しかし、それを繰り返されたら、産地は生き残れないという事を、判ってやっているのだろうか。
「自分の利幅を削っているのだから、産地には迷惑をかけていない」という反論もあるだろう。
しかし、末端価格を下げるという行為は、産地の活力を奪うという事を判っているだろうか。
「安くしなければ売れない」というのであれば、安くしなくても買ってもらえるように、販売努力をすればよいのではないだろうか。