それでも、うすうす気づき始める、そこで、
「向こうにいって 手紙を書くが 名前がカタカナで書いてあったら その内容は ゼーンブ反対のこと ウソだと思ってくれ」
そういう約束をしておく、つまり、
「地上の楽園」は「地上の地獄」
「こんなにいい国はありません」は「これ以上ひどい国はありません」
「みんな親切で天使のような人々です」は「赤鬼・黒鬼・白鬼 そんな連中です」
そして、
「ぜひ こちらに来てください」は「セッタイ・ゼッタイに 来てはいけません 人の住むトコロではありません」
これは、きびしい徹底した検閲があるからで、前に紹介した、
「ニッポンのコジキが うらやましい」
この手紙は脱北者に頼んだものだろう、いたましい事実である、では、どうして、こうなったのか。
それは、ニッポンのマスコミがあおりにあおったからで、
「ニイガタがら船に乗れば エスカレーター式に 地上の楽園に 到着する」
これは、なんと、あの硬派のサンケイ新聞、すごいもんだ、
「こんな記事 いいんだろうか」
サンケイがこうだから、ほかがどうだったかは・・・縮刷版で確認できる。