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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

ミステリーツアー

2012-09-12 15:10:00 | Weblog
 「今度の日曜日、すっごくいい所に連れて行くから♪」とオットー。
珍しく休みが重なって四連休だそうだ。
なにやら普段の罪滅ぼしだと言うのだが
おやおや? 私に隠れて何か罪深いことでもしているのか?

 「え~っ!どこ?どこに連れて行ってくれるの?」と私。
しかしオットーは、いくら訊ねても笑っているだけ。怪しいな。

 目的地だけは教えてくれた。『青森県三沢市
三沢市には私の大好きな【寺山修司記念館】と【古牧温泉】がある。
一日中記念館に入り浸り、然る後の温泉三昧? 
いやが上にも期待感は高まる。

 しかし私が拉致された連れて行かれた所は...【航空自衛隊三沢基地】だった。

 この日ここでは年に一度の『三沢基地航空祭』が開催される。
米軍の全面協力があるので、米軍機や様々な種類の航空機、戦闘機、輸送機の展示やデモフライトなどがあり、マニアにとっては見逃すことのできないビッグイベントなのだそうである。
曇り時々小雨のあいにくの天候だったが、会場は9万人の観衆で大賑わいだった。

 でも私、ファントム戦闘機もブルーインパルスも全然興味ないんだけれど...

 姑息なオットーは、航空ショーに行くことを事前に私に教えたら「行かない!」と一言のもとに却下されることを知っているので、わくわくドキドキのミステリーツアーの雰囲気を装ってごまかし、私を連れ出すことに成功したのだ。
要するに自分が行きたかっただけで、このような卑怯な手を時々使うのがオットーという人間だ。
それにしても「普段の罪滅ぼし」などと殊勝なことを絶対に言うはずがない男の言葉を信用した私もあまりにもお粗末ではあった。


            

 突如頭上に出現したUFO...ではなくF15の機動飛行。
残念ながら私の腕とカメラではこれが精一杯だ。


            

 CH47の機内公開。大震災の時に大活躍した輸送ヘリだ。
 
滅多にない機会なのであちこち見学して回ったが、曲技飛行や子ども向けの翼上ウオーク、航空音楽隊コンサート(ゲスト稲垣潤一)など多彩なイベントが行われていた。


 帰途、立ち寄ったおいらせ町の某日帰り温泉(実名を公表するのを差し控えたのではなく思い出せない)

 この温泉の脱衣場でTシャツを裏表にして着替えているマダムがいた。
奥様、お洋服が裏返しになっていますよ!
ちょっと迷ったが勇気を出してマダムに近寄り耳元にこっそり囁いた。 
するとマダムは大きな声で
はいはい、ご心配なく!汗をかいたからわざと裏返しに着ているんですよ。
こんな風にすると、必ずひっかかって注意してくる人がいるから...ワタシ、面白くってネ♪


 とんだ意地悪婆さんの反論に恥をかかされたのは私の方。
親切のつもりでやったことだがどうやらお節介な行為だったようだ。
この日は二連発で騙されて悔しいミステリーツアーだった。









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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ミステリー (すずめ)
2012-09-14 09:01:48
>すっごくいい所に連れて行くから♪~とご主人面白い言い方しますね。
文句も言わずついて行くnihaoさんもさすがです。

私は、行き先がわからない所など絶対行きません!(^^)
というか行けません。不安で。ここ数年特に。

きちんと計画しないと嫌で、主人は本当に面倒くさい女房だと思ってるはずです。
申し訳ないと思ってはいます。

>お洋服が裏返しになっていますよ!」・・・せっかく教えてあげたのに、まぁ~可愛くないこと!。
どこにもいますよね、ひねくれもんが。
自分はそうなりたくないと思っていますけれど、さて・・・
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すずめさんへ (nihao)
2012-09-14 19:00:32
ミステリーツアーってなぜか興味を惹かれます。
旅行会社の企画にも、いつか参加してみたいと思っていますが、オットーの企画にはもう参加しない(^_^)

航空祭は面白くないわけではなかったのですが、天気が悪かったのでテンションが下がりました。
でも普段は入れない基地の中を見学出来たので貴重な経験をさせてもらいました。
ファントム戦闘機はマッハの速度で飛び、三沢から札幌まで2分、東京まで10分で行くそうです。
その音が凄い!
基地のある街の住民のみなさんは大変ですね。
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Unknown (又三郎)
2012-09-15 15:09:36
自宅のある東京では、埼玉の入間基地で同じような航空ショーがあり
単身赴任先の広島では、あのオスプレイ騒ぎで有名になった岩國基地で
同じような航空ショーが行われます

ブルーインパルスのカラー煙幕?みたいなのがすごいのとめったに見れない
軍事施設など見れて面白いのですが、興味ない人にはつまんないでしょうね

岩國でオスプレイ見たいなあ、と思いますが、市民団体にどつかれそうです(⌒▽⌒)
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又三郎さんへ (nihao)
2012-09-15 20:50:00
航空ショーって、マニアなら全国の航空基地のショーの日程を調べては通い詰めるものなのでしょうね。
三沢にも遠方からたくさんの人が来ていました。
確かに迫力は感じました。
大震災の時には大いにお世話になったので、感謝の気持ちが蘇りました。

ところで又三郎さんは飛行機が大の苦手と仰っていましたが...
乗るのはダメでも見る方は平気?
ファントムに乗ってみたくないですか?
試乗出来るなら私は乗ってみたい...
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Unknown (又三郎)
2012-09-15 22:24:44
飛行機は出来れば乗りたくないのですが仕事の時間的都合上やむなく利用します。いまは会社契約で飛行機の予約が出来るので、出張予定が決まったら、ネット予約するときに小さいサイズの便は避け、かつ、窓側、および中席を避けて視界の開けた通路側席を取って貰うように頼んであります。やむなく通路席がないときは7,000円くらい払ってスーパーシートに変更してもらいます。でも時々ローカル線には左右3席の中央通路のみという飛行機しかないときがあり、その時は搭乗手続き前に精神安定剤を服用し、ツーリングマップを持ち込んで未踏のツーリングルート開拓に集中してひたすら時間が過ぎるのを待ちます(^^)ただ空中通路で搭乗するときは良いのですが時々飛行場をバスで移動してタラップで搭乗するときに小さな窓のコクピットの中にパイロットが入ってるのが見えてしまっただけで、気持ち悪くなります。飛行機で今まで最も恐ろしかったのは伊丹から四国行きの「2席+通路+2席」のYS機で結局乗れず降ろしてもらいました。最近のワーストNo.1はMRIです。閉所恐怖症、困ったものです。
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又三郎さんへ (nihao)
2012-09-16 10:20:38
こんなに努力されているのですか。
出張の多いお仕事、ご苦労がたえませんね。
空飛ぶ密室ですもの怖いですよねぇ。お察しいたします。

私は砂湯(生き埋めのように砂をかけて入る温泉)では生きた心地がしなかったです。
想像力のたくましさが不安感に拍車をかけてドキドキ。
隣に並んで寝ていた姑が突然「助けて~!」と大騒ぎしたので、私まで恥をかくわけにはいかないとじっと我慢していました。
絶対に生き埋めでは死にたくないな...
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Unknown (うらら)
2012-09-16 11:16:47
航空ショー、私も夫に連れられて行ったことがあります。
でもあまり記憶に残っていないの。
私にとってはそれほど楽しいものではなかったのでしょうね。

ファントムは三沢から札幌まで2分!
移動のスピードが速いほど歳をとらないと言いますから、ファントムのパイロットは年齢よりかなり若く見える?
これは羨ましいかも。
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うららさんへ (nihao)
2012-09-16 20:51:57
>移動のスピードが速いほど歳をとらない

高速の乗り物に乗っている人は歳をとらないけれど
それを見送った人は歳をとるという、浦島太郎現象ですね。
浦島太郎のお話は、子供心にとても不思議だったけれど
物理学の真実に裏付けられたおとぎ話だと知ると、もっと不思議ですね(^_^)
もし私が宇宙船に乗って2・3年留守をして帰ってきたら、もう誰も知っている人はいないのか...

それにしても今や「歳をとらない」だけではもう間に合わない。
時間が遅いのではなく、切実に時間を逆戻りさせてほしいです。
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Unknown (およよ)
2012-09-23 16:37:45
好奇心旺盛なnihao様を連れ出すには
この方法が良いとオットー氏は思いつかれた訳ですね♪

オットー氏といい、裏服のマダムといい、知恵者が多いですね。
裏返しの服を着ている人は たまに見かけますが
ファッションだろうと思って黙ってます。

シャツのサイズシール(MやLが並んで印刷されてる)が背中の襟元にビーーーーーと貼ってあっても、
えぇ、えぇ、ファッションでしょうとも!
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およよさんへ (nihao)
2012-09-24 19:36:07
およよさん、お久しぶりです。
長くて暑い夏も、やっと収束に向かっていますね。

確かに裏返しの服をお洒落感覚で着ている人はいますね。
でも還暦、いや古希を過ぎたマダムならボケとしか思えない(^_^)
実際裏服は、認知症の特徴的な症状のひとつです。
今回のマダムは、それらのすべてを知り尽くした上であえて罠をかけてきたのでしょうね。
私もこれくらいシニカルで元気な年寄りになりたい...

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