ボローニャ国際絵本原画展に行ってきました(2020.8.27)@板橋区立美術館
8月22日の初日は 私はボローニャブックフェアの初日にまず行きましたので 日を改めて行ってきました板美の「2020イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」!!
今年は2020年の入選作家75組の作品(計375点)に加えて 図録表紙原画1点 特別展示『「視る」を越えて(oltre la vista)』から木製レリーフ22点
そして イタリアのさわる絵本18点を展示してありました
入選作家作品は 今年のボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアがコロナで中止となったため 板橋区立美術館での展示が世界初公開となったのですね エレナ・パゾーリさんの日本へのメッセージを事前に見ていたので感無量でした
また特別展示『「視る」を越えて(oltre la vista)』は 特に興味深く イタリアで行われている2つの試みが紹介されていました:
1つめは 触って「視る」ボローニャ展と題して 木製パネルの触察図を制作しました
このレリーフは今年度の入選作品5作品をモチーフにして作られ ローマ市立パラエキスポ美術館教育普及部による技術協力によって実現しました
本当に 展示されている原画の通りに彫ってあるのですね 触りたかったなぁ~( *´艸`)
2つめは イタリア全国視覚障がい者教育機関連盟から出版されている「さわる絵本」の中から 選りすぐりの18冊が紹介されていました
「さわる絵本」は 見えない または見えにくい子どもたちが手にする本なのですが 実はすべての子どもたちが楽しめるものでもあります
なんとも立体的で こうして手で「読む」のだなぁと 様々な材料で作られた作品を見てきました
毎週木曜日と土曜日の14時から1時間程度 さわる絵本閲覧イベントが行われており 見たかったのですが
涼しいうちにと思い午前中に行ってきましたので こちらは残念ながら入りませんでした...
そして特別展示として 板橋区立美術館のボローニャ展広報物イラストを手掛けてくださっているオオノマユミさんの原画も7点展示してありました
入ってすぐに マスクや2M(ソーシャルディスタンス)のイラストが!! あぁ~タイムリーだなぁと感じ入りました( ^)o(^ )
原画展示は毎年のようですが 中でも香港出身のイラストレーターの作品「未来を夢見て」が 今まさに香港で起きている政治的問題のワンシーンを扱っており 「二度と家には帰れない」との言葉に 深く心を動かされました
鉛筆画の 黒い部分は それこそ紙がよれて 穴があくんじゃないかと思うくらい塗られているのですね もう顔を近づけて その紙のよれ具合まで確認してしまいました( ;∀;)
混合技法とか どんな風にして創るのか興味があります... オリジナリティーが大事ですよね いろんな国の作品を堪能しました♪
今年はコロナ対策のため 残念ながらカフェはありません... !! 売店はありました
また いつもは講演会を行っている1階のホールには 今年は受賞絵本の展示と 審査ドキュメンタリー映像が流されていました こちらも喰い入るように見ました💛
審査って... 神聖なもので真剣勝負ですよね... 語学でも絵でも音楽でもなんでも... 選ぶ者の 対象に向き合う真摯さが試されるのですよね
さて その審査ドキュメンタリー映像の中の 心に残る言葉をピックアップしてみますね:
メッセージ性があるもの 私を感動させるパワーがあるものを選んだ
心に訴えてくるもの オリジナリティのあるものを選んだ
また なんと一次・二次審査で落としすぎてしまい 入選作品の数が足りなくなり(!) あとから 落とした作品の中から
再度選びなおしたというハプニングがあったそうです ← よくわかります~ 厳しすぎたのよね...
学生かどうかも プロの駆け出しもいるため最終段階で考慮したり 言葉なしで物語を語れるかも また コンセプトとよい絵であることを考慮した
そして アジアの価値観で表現したものを 日本人の審査員の方はよく見ていったそうです
未来につながる可能性のあるものを選んだのだそうです (若さもまた可能性を見てくれるということですね)
1万枚以上の原画を審査することの大変さ...これは毎年この原画展で流される審査ドキュメンタリー映像を欠かさず見ていて よくわかります
世界で起きていることも大事だが まずは自分から出発すること これも自分の若かった頃を思えば頷けますね
小さな世界の中であがいていましたからね...
帰りのバスを待っていたら のぼりがはためいていました: 「2年目です これからというところなのに...」
あぁ~ほんとにそうだよな~(/_;) 去年のリニューアルオープンでは無料公開でたくさんの人たちが押し寄せたというのに...今年はすいていたしなぁ...(涙)
← 板美ののぼり
講演会やセミナーなどは すべてオンラインイベントとのことです
帰りにまたまた成増アートギャラリーの ボローニャブックフェアに立ち寄りました♬
← 今年のチケットも立体的ですね♪
ボローニャ国際絵本原画展は こちら (2020.8.22~9.27)
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8月22日の初日は 私はボローニャブックフェアの初日にまず行きましたので 日を改めて行ってきました板美の「2020イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」!!
今年は2020年の入選作家75組の作品(計375点)に加えて 図録表紙原画1点 特別展示『「視る」を越えて(oltre la vista)』から木製レリーフ22点
そして イタリアのさわる絵本18点を展示してありました
入選作家作品は 今年のボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアがコロナで中止となったため 板橋区立美術館での展示が世界初公開となったのですね エレナ・パゾーリさんの日本へのメッセージを事前に見ていたので感無量でした
また特別展示『「視る」を越えて(oltre la vista)』は 特に興味深く イタリアで行われている2つの試みが紹介されていました:
1つめは 触って「視る」ボローニャ展と題して 木製パネルの触察図を制作しました
このレリーフは今年度の入選作品5作品をモチーフにして作られ ローマ市立パラエキスポ美術館教育普及部による技術協力によって実現しました
本当に 展示されている原画の通りに彫ってあるのですね 触りたかったなぁ~( *´艸`)
2つめは イタリア全国視覚障がい者教育機関連盟から出版されている「さわる絵本」の中から 選りすぐりの18冊が紹介されていました
「さわる絵本」は 見えない または見えにくい子どもたちが手にする本なのですが 実はすべての子どもたちが楽しめるものでもあります
なんとも立体的で こうして手で「読む」のだなぁと 様々な材料で作られた作品を見てきました
毎週木曜日と土曜日の14時から1時間程度 さわる絵本閲覧イベントが行われており 見たかったのですが
涼しいうちにと思い午前中に行ってきましたので こちらは残念ながら入りませんでした...
そして特別展示として 板橋区立美術館のボローニャ展広報物イラストを手掛けてくださっているオオノマユミさんの原画も7点展示してありました
入ってすぐに マスクや2M(ソーシャルディスタンス)のイラストが!! あぁ~タイムリーだなぁと感じ入りました( ^)o(^ )
原画展示は毎年のようですが 中でも香港出身のイラストレーターの作品「未来を夢見て」が 今まさに香港で起きている政治的問題のワンシーンを扱っており 「二度と家には帰れない」との言葉に 深く心を動かされました
鉛筆画の 黒い部分は それこそ紙がよれて 穴があくんじゃないかと思うくらい塗られているのですね もう顔を近づけて その紙のよれ具合まで確認してしまいました( ;∀;)
混合技法とか どんな風にして創るのか興味があります... オリジナリティーが大事ですよね いろんな国の作品を堪能しました♪
今年はコロナ対策のため 残念ながらカフェはありません... !! 売店はありました
また いつもは講演会を行っている1階のホールには 今年は受賞絵本の展示と 審査ドキュメンタリー映像が流されていました こちらも喰い入るように見ました💛
審査って... 神聖なもので真剣勝負ですよね... 語学でも絵でも音楽でもなんでも... 選ぶ者の 対象に向き合う真摯さが試されるのですよね
さて その審査ドキュメンタリー映像の中の 心に残る言葉をピックアップしてみますね:
メッセージ性があるもの 私を感動させるパワーがあるものを選んだ
心に訴えてくるもの オリジナリティのあるものを選んだ
また なんと一次・二次審査で落としすぎてしまい 入選作品の数が足りなくなり(!) あとから 落とした作品の中から
再度選びなおしたというハプニングがあったそうです ← よくわかります~ 厳しすぎたのよね...
学生かどうかも プロの駆け出しもいるため最終段階で考慮したり 言葉なしで物語を語れるかも また コンセプトとよい絵であることを考慮した
そして アジアの価値観で表現したものを 日本人の審査員の方はよく見ていったそうです
未来につながる可能性のあるものを選んだのだそうです (若さもまた可能性を見てくれるということですね)
1万枚以上の原画を審査することの大変さ...これは毎年この原画展で流される審査ドキュメンタリー映像を欠かさず見ていて よくわかります
世界で起きていることも大事だが まずは自分から出発すること これも自分の若かった頃を思えば頷けますね
小さな世界の中であがいていましたからね...
帰りのバスを待っていたら のぼりがはためいていました: 「2年目です これからというところなのに...」
あぁ~ほんとにそうだよな~(/_;) 去年のリニューアルオープンでは無料公開でたくさんの人たちが押し寄せたというのに...今年はすいていたしなぁ...(涙)

講演会やセミナーなどは すべてオンラインイベントとのことです
帰りにまたまた成増アートギャラリーの ボローニャブックフェアに立ち寄りました♬

ボローニャ国際絵本原画展は こちら (2020.8.22~9.27)

