日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「ジャコモ・マンゾーニ 作曲家自身によるレクチャー&コンサート」に行ってきました(2012.10.26)

2012年10月27日 | イタリアの歌・音楽
「ジャコモ・マンゾーニ 作曲家自身によるレクチャー&コンサート」に行ってきました(2012.10.26)


毎週レッスンに通っているというのに 夜のイタリア文化会館はまたその姿を変える ましてや魅力的なイベントに行く時はなおさら…
近くの日本武道館で 若い方たちがコンサートに並ぶ中をかきわけて(笑)イタリア文化会館に向かった


10月26日(金)夜 イタリア文化会館で開催された「ジャコモ・マンゾーニ 作曲家自身によるレクチャー&コンサート」は 今年80才を迎えるマンゾーニ氏がこの秋に開催された『ポリーニ パースペクティブ2012』の為に来日されたのを機に開催されたものだそうだ

作曲家自身による曲の説明のあとで 4曲が演奏された 
ソプラノとヴァイオリン 1964年の演奏テープ ソプラノ 弦楽四重奏と続き そのあとで氏と通訳のお二人による 先日の『ポリーニ パースペクティブ2012』の曲『時の物音(il rumore del tempo)』(日本初演)の解説 そして質疑応答と続き ここで私は実は初めてポリーニの演奏の一部を昨年の録音によるものだが聞いて驚嘆した マウリツィオ・ポリーニ氏は今回ベートーヴェンの作品と4人の現代作曲家(その一人がマンゾーニ氏)を組み合わせてコンサートを行っている(11/13,14まで開催中)


私自身はあまり現代音楽は聞く機会が実はなかったのだが 特に現代音楽のソプラノは技巧に優れ 「超絶的なコロラトゥーラ」とのこと 弦楽器も素晴らしい 
2曲目の 1964年の演奏テープによるstudio treは 氏の最初のシンセサイザー(当時はまだアナログ)による作品とのことで 核実験をモチーフにしたとあり 聞いていて核分裂にいたる行程が音で表されたような感覚を覚えた

シェーンベルクの「和声概論」のお話や それぞれの曲に詞をつけてくださった方たちのことや時代背景 現代音楽に対する偏見がまだあったというエピソードなどを語り続けてくださり なかなか作曲家自身による説明を聞きながら…という機会はなく 本当に貴重な体験だった 

また機会があったらぜひ来ようと思いつつ いただいたワインを味わい家路についた...

開催のお知らせは こちら 

* 主催してくださいました イタリア文化会館 制作協力KAJIMOTO様に この場を借りましてお礼申し上げます



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