日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

イタリア映画祭2011上映作品『われわれは信じていた』の特別試写会に行ってきました

2011年04月29日 | イタリア映画・映画

イタリア映画祭2011上映作品『われわれは信じていた』の特別試写会に行ってきました

2011年4月28日(木)、イタリア文化会館アニエッリ・ホールで開催されたイタリア映画祭2011上映作品『われわれは信じていた(Noi credevamo)』(Mario Martone監督)の特別試写会に イタリア文化会館の生徒招待枠で行ってきました: 

ドナーティ館長の挨拶に続き ペトローネ駐日イタリア大使 チネチッタ・ルーチェの部長の挨拶に続いて 東京経済大学藤沢房俊教授の映画解説がありました この映画はイタリア人にとってもなかなか難解なもので そのため4つのエピソードについて最初にネタばれしていただきました! ← もちろん聞きたくない方は耳をふさいで(笑)

今年は 1861年にイタリアが統一されてから150周年にあたります この映画はそれを記念して作られた壮大な歴史劇(170分、2010年作品)で しかも登場人物は皆実在した人物(名前は変えてある)とだけあって 私は事前にこのリソルジメントについて色々付け焼刃ですが調べてから行きました(笑)
青年イタリアを結成したカルボナリ党(炭焼き党)のジュゼッペ・マッツィーニ シチリア王国を征服したジュゼッペ・ガリバルディと赤シャツ隊(千人隊) 統一イタリアの初代国王となったヴィットリオ・エマヌエーレ二世と初代宰相カヴール… この映画はとりわけ ジュゼッペ・マッツィーニの運動に身を捧げた南イタリアの青年たちの運命を4つのエピソードに描いた 3時間近い重厚な歴史劇そのものでした 


イタリア統一150周年記念日(3月17日)は決してお祭り騒ぎではなかったそうです この映画を観て これだけのことがありこれだけの血が流されて ようやくイタリアは統一されたのだ そして今まであまり表に出ることのなかったイタリア統一運動に関わった人たちの功績 あるいは挫折と敗北の軌跡を映画として観ることができたことは 奇しくも150周年のこの年に ここでこうしてイタリアと出会った私にとっても貴重なめぐり合わせと思い 自分なりにその歴史を咀嚼したくて この映画を観てきました

そして イタリアの歴史にも少し興味が湧いてきました これからまた「山猫」「副王家の一族」などの映画を再度観たら より理解できるのではないかと思います 

この「イタリア映画祭2011は本日4月29日(金)~5月4日(水)まで 有楽町朝日ホールで開催されます 
また 5月7、8日には大阪ABCホールでも開催されます:
http://www.asahi.com/italia/

また 統一150周年のビデオクリップが イタリア文化会館のHPのトップで今 観られます 国歌(メロディー
)も聞けます:
http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo

そして  (財)日伊協会では統一150周年記念連続セミナーの中でもこの映画を取り上げています:
http://www.aigtokyo.or.jp/seminar/sem150_2.html

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