公式名称は『日本軍慰安婦被害者問題』だけである

2019-11-12 10:44:44 | これからの日本、外国人の目
日本、外交青書で「韓国政府が『性奴隷という表現使わない』と確認」主張
登録:2019-11-12 01:46 修正:2019-11-12 07:39

「2015年合意で、韓国側も確認」主張 
外交部・検証TF「公式名称確認しただけ」

          

日本の2019年版『外交青書』の一部分。日本軍慰安婦被害問題について「『性奴隷』という表現は、事実に反するので使用すべきでない」と書いてある//ハンギョレ新聞社

 日本政府が日本軍慰安婦被害について「性奴隷」と表現すべきでなく、韓国政府もこれを確認したと公式文書で主張し、物議を醸している。

 日本外務省が今年まとめた『外交青書』には、日本軍慰安婦被害問題について「『性奴隷』という表現は、事実に反するので使用すべきでない。この点は2015年12月の日韓(慰安婦)合意の際に韓国側とも確認しており、同合意においても(性奴隷という表現は)一切使われていない」と書いてある。まるで韓国政府が、慰安婦被害は性奴隷被害ではなかったと確認したように書かれている。

 日本政府の慰安婦被害問題についての公式見解は、慰安婦政策に対する日本政府の直接・間接的関与を認めて謝罪した河野談話だ。安倍政権は、河野談話全体は否定できないが、日本政府が慰安婦を直接強制連行して性奴隷としたという証拠はないという主張を強めている。慰安婦問題そのものをできるだけ矮小化しようという意図からだ。2019年版『外交青書』にも「強制連行の証拠はない」、慰安婦被害者数が「『20万人』という数字は、具体的裏付けがない」という表現が登場する。

 前年の2018年版『外交青書』は、慰安婦問題について韓日合意を強調しつつ、韓国政府の慰安婦合意検証タスクフォース(TF)報告書に反発する内容が主だった。

 日本政府が2019年『外交青書』で慰安婦問題についての記述を前年より倍以上増やし、韓国政府まで引き入れた説明を追加したのは、韓国政府の慰安婦合意検証に対する反発が背景とみられる。また、2019年『外交青書』が発表されたのは今年4月だが、これに先立つ昨年11月には韓国政府が慰安婦合意により設立された「和解・癒し財団」の解散を公式発表している。その際、日本は解散に強く反発した。

 韓国外交通商部は11日「性奴隷という表現を使用しないということを韓国側も確認したという日本側の主張に対しては、我々が同意したのは、慰安婦問題の韓国政府の公式名称は『日本軍慰安婦被害者問題』だけであるということである、と既に指摘している」と明らかにした。外交部は、性奴隷という表現を使用してはならないということについては同意していないと主張しているということだ。2015年の韓日慰安婦合意の過程を検証した韓国側タスクフォースの2017年報告書も、外交部の反論と同じ内容を載せている。
東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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3年前に試験発射した北朝鮮のSLBMに比べて1000キロ以上も長く、米本土に対する攻撃の可能性がさらに高まったということだ。

2019-11-12 03:34:34 | 米国は、「世界の憲兵」をやめろ!

「北が10月発射のSLBM、2100キロ以上飛行可能…
米打撃の可能性高まる」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.11 15:58

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北朝鮮が10月2日に発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の射程距離は2100キロ以上という分析が出てきた。3年前に試験発射した北朝鮮のSLBMに比べて1000キロ以上も長く、米本土に対する攻撃の可能性がさらに高まったということだ。

航空大学の張泳根(チャン・ヨングン)航空宇宙・機械学部教授が11日に公開した報告書「固体推進剤北極星3型SLBMの特性および性能分析」によると、北朝鮮が10月2日に発射したSLBMの射程距離は弾頭の質量によって2100-2800キロ程度と分析された。この報告書は当時公開された北極星3型の写真と10月の発射当時の飛行距離、高度などに基づき、このミサイルの諸元を推定した。張教授は「米国、中国、ロシアなどが開発して戦力化した初期のSLBMの概略的な大きさおよびSLBMを搭載する潜水艦の大きさなどを考慮すると、初期のSLBMの直径と似た大きさの諸元である可能性が高い」と説明した。

北朝鮮が米国のポラリス(Polaris)、中国の巨浪(JL)1・2などを参考にして北極星3型を開発したと仮定する場合、北極星3型の直径は1.5-1.6メートルと推定されるということだ。さらに発射時の写真分析を通じて北極星3型の全長は直径の約5.48倍と報告書は分析した。直径1.5-1.65メートル、全長8.2-9.0メートルということだ。張教授は「北極星3型が3000トン級の潜水艦に搭載されることを考慮すると、こうした推定は妥当」と強調した。

報告書は直径1.50メートル、1.55メートル、1.60メートル、1.65メートルに分けて諸元を分析した。その後、10月2日の発射当時に北朝鮮が北極星3型を450キロの距離、910キロの高角軌跡で発射した点を基準に核弾頭質量を670-980キロと推定した。これを基準に高角発射でなく正常軌跡発射する場合の最大射程距離が2000-2200キロと判断できるというのが、張教授の分析だ。例えば直径1.55メートルで射程距離450キロ・頂点高度910キロを満たす核弾頭質量は約672キロで、最大射程距離は約2175キロ、頂点高度は約429キロと分析された。

張教授は北朝鮮が核弾頭の小型軽量化に成功すれば、最大射程距離がさらに増えると主張した。直径1.60メートルのSLBMで2810キロ程度の最大射程距離が可能ということだ。張教授は「もちろん北が核弾頭の小型軽量化に成功して400キロの弾頭質量が可能なら、最大射程距離はさらに増えることもある」と話した。

これは2016年8月に試験発射された過去のSLBMの北極星1型を大きく上回る性能だ。当時、北極星1型は弾頭重量600キロを基準に正常軌跡発射する場合、最大射程距離が1200-1300キロと分析された。

結果的に北朝鮮のSLBMの向上した射程距離が米本土に対する直接的な脅威になるしかないというのが軍内外の意見だ。北朝鮮から米本土の西海岸までの距離が1万キロ前後という点を勘案すると、北朝鮮の3000トン級SLBM潜水艦が7000キロほど密かに移動すれば米本土が射程圏に入る。軍情報筋は「3000トン級潜水艦への北極星3型搭載が現実になる場合、ハワイやグアムは北が十分に攻撃射程距離に入れることができる」と評価した。
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