本当によかったです。今回の事態で日常の大切さが身に染みてしみてわかりました」。東城路で会ったパク・ソンヨンさん(32)はこのように語った。

2020-04-30 11:04:23 | 韓国文化

[ルポ]

「まさか感染?」「もしかして新天地?」

まさに疑心暗鬼地獄だった

登録:2020-04-30 06:51 修正:2020-04-30 10:21
 
大邱で取材を続けた記者の72日間の奮闘記 
上級・総合病院15カ所でも感染者の急増に打つ手なし 
入院待機中の市民が涙ながらに「家族への感染が心配」 
商店街が営業を再開し、東城路はマスク姿の人たちでにぎわう 
「大邱はもっと強くなるばかり」 遅い春の訪れに“期待” 
 
今月26日午後、賑わう大邱市中区東城路の様子=キム・イル記者//ハンギョレ新聞社

1月20日に国内初の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者が発生してから29日後の2月18日、大邱(テグ)で初のCOVID-19感染者が確認された。以後、大邱はCOVID-199戦争の最前線に立った。一日数百人の感染者が発生し、危機を迎えたが、市民の努力と全国的な支援により、大邱は徐々に日常を取り戻しつつある。COVID-19戦争の現場で、取材を続けてきたキム・イル記者が72日間の熾烈な奮闘を振り返った。

 「大邱のCOVID-19感染者は前日より741人が増え、述べ2055人になりました」

 2月29日午前10時30分、大邱市庁で開かれたCOVID-19定例会見で、固い表情のクォン・ヨンジン市長が口を開いた。

 「確保できる病床数は患者の増加傾向に到底及ばない状態で、現場の医療陣不足も深刻です。入院待機中に命を落とす方が連日現れており、追加感染を心配する市民の不安も高まっています」

 準備した原稿を読み上げるウォン市長の顔はますます暗くなった。2月18日、大邱で新天地エイス教会信者で初の感染者(31人目の感染者、61歳の女性)が出た際は、事態がこれほど深刻になるとは思いもしなかった。しかし、わずか10日で累積感染者が2千人を突破しただけに、定例会見場には緊張感が漂っていた。

 「1日で741人だって、明日は1000人を超えるんじゃないの?」「本当に大変なことになった」。ひそひそと話す記者らの顔も曇っていた。

 数日後の夕方、帰宅途中に20~30代の若者たちが多く集まる大邱の鍾路(チョンノ)を訪れた。普段なら夜遅くまで賑わう街なのに、がらんとしていた。少なくとも50以上の店のうち、営業中の店は片手で数えるほどで、それらの店にも客の姿はなかった。静けさと恐怖に包まれた都市の姿は、これまで経験したことのない非現実的なものだった。

 
2月23日午前、大邱中区の桂山聖堂前に、「聖堂への出入りを禁止する」という案内板が立てられている=キム・イル記者//ハンギョレ新聞社

 6つの広域市のうち、大型医療機関が最も多い大邱だったが、COVID-19の前では打つ手なしだった。大邱には上級総合病院が5カ所、総合病院が10カ所あり、7千を超える一般病床を有していた。光州(クァンジュ)や大田(テジョン)、蔚山(ウルサン)などにはない地方医療院(大邱医療院)も運営されていた。COVID-19事態後、啓明大学東山医療院が大邱東山病院を丸ごとCOVID-19専門病院とし、国軍大邱病院や大邱報勲病院、勤労福祉公団の大邱病院などにも病床を設けたが、爆発的に増える感染者を収容するには不十分だった。

 大邱西区(ソグ)保健所感染予防医薬チーム長(2月22日)や大邱東部警察署警察官(2月24日)、大邱市経済部市長秘書(2月25日)などの感染が確認され、隔離された。記者団の中でも「自宅隔離者と感染者が出た」という噂が流れた。知人の中でも発熱症状が現れたとして検査を受けた後、家に引きこもる人が多くなった。

 病床が見つからなかった感染者が2千人に迫り、自宅で死亡する感染者が続出した。病床が空くのを待っていた50歳の男性感染者は先月1日の電話インタビューで、「(病床がなくて)家にいるが、体の弱い妻が感染するのではないか心配だ」と語りながら、すすり泣いた。

 あふれる感染者の収容は、地域にある公共機関や宿泊施設を生活治療センターにし、軽症や無症状の感染者を隔離して治療する生活治療センター運営で突破口を見いだした。感染者は有無を言わさず入院させる「COVID-19対応指針」が先月1日に改正され、全国に15の生活治療センターが設けられたことで、感染者の待機問題も徐々に改善された。

 
先月12日午前、大邱南区大明10洞の新天地イエス教大邱教会の出入口で警察官が警備している=キム・イル記者//ハンギョレ新聞社

 感染者が増えるにつれ、人々の警戒心も強まって行った。「私も感染したのではないか」、「あの人も感染者ではないか」。まさに“疑心暗鬼地獄”だった。

 人に会えば、第一声が「新天地イエス教会の信者ではないですよね?」である場合も多かった。大邱の感染者のうち、新天地イエス教会の信者が占める割合が60%を超えたためだ(29日0時現在、6852人のうち4261人)。

 生活治療センターの運営と共に、大邱のCOVID-19事態の震源地だった新天地の関係者の全数調査が終わり(先月10日)、大邱は徐々に安定を取り戻し始めた。先月12日、大邱では初めて1日の新規感染者より隔離解除者の数が多くなった。待ち望んでいた“ゴールデンクロス”だった。今月8日から大邱の1日の新規感染者は引き続き一桁にとどまっている。集団感染が発生したジェイミジュ病院(196人)、ハンサラン療養病院(128人)、テシル療養病院(100人)でも15~22日を最後に追加の感染者は出ていない。大邱市は19日、 COVID-19関連定例会見を終了した。

 大邱はいかにしてCOVID-19を克服できたのだろうか。大邱市はリサーチコリアに委託した調査で、17日から21日まで大邱在住の20歳以上の1008人にこの質問を投げかけた。回答者らは「医療スタッフや消防士、軍将兵、公務員、ボランティアなどの努力」と「市民の社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)への自発的参加」を第一に挙げた。

 中央政府と他の自治体が差し伸べた支援も大きな役割を果たした。中央政府が医療機関や医療人材、医療装備を大邱に集中的に支援し、他の自治体も大邱の感染者を受け入れて治療するか、医療人材と医療装備を支援した。大邱がCOVID-19と戦争を繰り広げている間、幸い他の地域では深刻な状況が発生しなかったため、このような支援が可能になった。

 大邱の保守的な文化と閉鎖的な環境も防疫に有利だった。保守的な大邱市民は官に協力的な態度を持っており、ソーシャル・ディスタンシングに積極的に参加した。先月第1週目の大邱の市内バスと都市鉄道の利用率は、それぞれ普段の31.8%と25.4%まで下がった。感染者数が減少に転じた今月12日、大邱市と警察が合同点検した結果、遊興施設1332カ所のうち1202カ所(90.2%)が休業中だった。観光客があまり訪れない都市という点も、他の大都市への拡散を防ぐ要素に働いた。

 大邱市民社会団体のウリ福祉市民連合のウン・ジェシク事務処長は「今回は大邱で大多数の感染者が出て、他の地域の支援を受けることができたが、COVID-19が再び流行すれば、今回のように運がいいとは限らない」とし、「COVID-19の感染拡大がしばらく止まったこの時期に、大邱市は大邱独自の防疫力量を構築し、公務員の力量を高め、マニュアルも細かく作成しておくべきだ」と指摘した。

 
大邱で最も賑わう中区東城路の大邱デパート前の広場にも変化が現れている。左は新型コロナ感染者の発生がピークに達した2月23日の写真で、右は感染拡大の勢いが収まりつつあった3月15日の写真=大邱/キム・イル記者//ハンギョレ新聞社

 「大邱はこれくらいのことで死にません。もっと強くなるばかりです」

 今月26日午後に訪れた大邱中区東城路に掲げられた張り幕にはこのように書かれていた。街はマスク姿の人々で賑わっていた。2カ月前、シャッターを下ろしていた店もほとんど営業を再開した。店の入り口には一様に「マスクをつけて入って下さい」という案内文が貼られていた。食堂や居酒屋では、店員が体温を測ってから、客を迎え入れた。2カ月前には渡る人が10人にも満たなかったCGV大邱韓一前の横断歩道には、青信号がともるたびに、両側から約100人の人が列を作って行き来していた。

 「大邱でCOVID-19が広がってから、1カ月以上外出を控えていましたが、最近はできるだけ気をつけて日常生活を送っています。最初は大変なことになったと思いましたが、思ったより早く事態を収拾できて、本当によかったです。今回の事態で日常の大切さが身に染みてしみてわかりました」。東城路で会ったパク・ソンヨンさん(32)はこのように語った。

 まだ恐る恐るではあるが、大邱は日常を取り戻しつつある。29日、大邱のCOVID-19累積感染者のうち完治判定を受けて隔離解除された割合は初めて90%を超えた。

キム・イル(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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 院内感染を防ぐためにも、国が責任をもって資材を提供することが喫緊の課題となっています。

2020-04-29 16:48:10 | いったいどうしていたのか?

マスクなど防護具不足まだ

医療現場厳しい現状続く

国対応遅れ 対策急務

 医療防護具はどの施設でも不足しており、マスクは1~2日に1枚、週に1枚など厳しい使用制限が行われている―。日本医労連が24日発表した全国152医療機関の直近の実態調査からは、新型コロナウイルス感染症に最前線で立ち向かっている医療現場の極めて厳しい現状が改めて浮き彫りになりました。

 調査では、マスク不足から、職員がマスクを買い求めるために店に並び、病院職員を名乗ってなんとか複数購入できたという事例も。患者と直接対応しない職員にはマスクの支給がないところもあるといいます。自前での対応が求められるケースも少なくありません。

月4億~5億枚必要

 本来使用ごとに取り換えるN95マスクなどの防護具は繰り返し再利用され、医療用ガウンはごみ袋やカッパで代用している医療機関もあります。消毒液も不足し、重点箇所のみの設置で対処しているといいます。

 院内感染を防ぐためにも、国が責任をもって資材を提供することが喫緊の課題となっています。

 日本医師会もこれまで、サージカルマスクだけで月4億~5億枚が必要と試算し、「このまま防護具がない状況で診療を続ければ、患者や施設入所者、医療従事者が感染し医療崩壊が起きてしまう恐れが非常に強い」(横倉義武会長)と政府に対応を求めてきました。

不足感に追い付かず

 これに対して、安倍晋三首相は24日夕、官邸で開いた新型コロナ感染症対策本部会合で医療防護具にふれ、「サージカルマスクについては既に5800万枚を都道府県に配布してきた」と強調。4月中に1500万枚を追加し、ガウンなども届けていきたいと表明しました。

 しかし、現場の不足感にはまったく追い付いていません。政府のマスク調達は、予備費と補正予算案を合わせて6カ月分で2・7億枚、ガウンやフェイスシールドと合わせて2000億円足らずです。

 日本共産党の田村智子参院議員は27日の参院本会議で、医療用マスクの必要量を製造時点からおさえて買い上げる戦略を持つべきだと改めて提起。全世帯に配布する布マスク(アベノマスク)より「医療用のマスクなど防護具こそ必要量を確実に調達する対策が必要だ」と強く求めました。(藤原直)

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「韓国が米国人のためにCOVID-19検査キット75万個の購入に協力してくれたことに対し、米国に代わって感謝の意を伝えたい」と記した。

2020-04-29 09:40:46 | アメリカの対応

ポンペオ米国務長官「新型コロナ検査キット購入における韓国政府の協力に感謝」

登録:2020-04-29 06:12 修正:2020-04-29 07:14
 
25日、カン・ギョンファ長官宛に感謝書簡 
北朝鮮核問題韓米代表は電話会談で朝鮮半島状況を共有
 
マイク・ポンペオ米国務長官/AFP・聯合ニュース

 マイク・ポンペオ米国務長官が米国政府の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査キットの購入に協力した韓国政府に“手紙”で感謝の意を示した。

 韓国外交部当局者は28日、記者団に対し、ポンペオ長官が今月25日にカン・ギョンファ長官に送った感謝書簡に「韓国が米国人のためにCOVID-19検査キット75万個の購入に協力してくれたことに対し、米国に代わって感謝の意を伝えたい」と記した。先月24日、ドナルド・トランプ米大統領が文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で検査キットの支援を要請した後、韓国企業3社は米国政府に診断キット75万個を輸出した。ポンペオ長官の感謝書簡は、韓国政府がCOVID-19検査キットの輸出を斡旋・支援したことに対し、外交当局レベルで公式に感謝の意を伝えたものと見られる。

 同当局者は「ポンペオ長官から、韓国がCOVID-19の拡大防止のための包括的な対応策を迅速に樹立することで世界の模範となっており、COVID-19に開放的かつ透明な方式で対応する過程で米国は韓国との協力を非常に重視しているという内容の書簡が届いた」と説明した。ポンペオ長官は同書簡で「危機的な状況の中、同じ立場に置かれた国家間、そして民間パートナー同士の緊密な協力は迅速で効果的な対応のために大切だ」としたうえで、「迅速に対応してくれた韓国政府と、このように重要な調達を可能にした韓国民間企業3社に感謝の意を伝える」と記した。外交部北米局はインスタグラムを通じて、ポンペオ長官が感謝書簡だけでなく、「現代自動車がドライブスルー診断のために支援し、検査キットを寄付したというハリス駐韓大使のツイートを共有して、謝意を示した」と明らかにした。

 外交部は、イ・ドフン外交部朝鮮半島平和交渉本部が同日午前、スティーブン・ビーガン米国務副長官兼北朝鮮政策特別代表と電話会談を行ったと発表した。韓米代表は「最近の朝鮮半島状況に対する評価を共有し、朝鮮半島の完全な非核化および恒久的平和定着の実質的進展に向けた両国間の協力案について意見を交換」したという。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が数日間外部に姿を現さず、金委員長の健康状態に問題があるのではないかという噂が飛び交う中、金委員長の足取りに関する情報交換が行われた可能性がある。外交部は韓米が「北朝鮮核問題や北朝鮮問題と関連し、様々なレベルで続けてきた両国間の疎通・協議を評価」し、「今後も緊密な協力を続けていくことにした」と明らかにした。

ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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文大統領は「南北生命共同体は平和共同体に進む土台になるだろう」としたうえで、「私と金正恩(キム・ジョンウン)委員長の間の信頼と平和に対する確固たる意志・・・

2020-04-28 13:43:34 | 南北は一つ

「新型コロナを機に連帯すれば、

南北関係のチャンスになり得る」

登録:2020-04-28 06:18 修正:2020-04-28 07:45
 
[4・27板門店宣言2周年] 
文大統領「南北は生命共同体 
新型コロナへの共同対応が急がれる 
平和へと進む土台になるだろう」 
 
長期膠着のもどかしさ滲ませ、改善の意志示す 
東海北部線推進記念式も開催
 
文在寅大統領が27日午後、大統領府で首席・補佐官会議を主宰する前に、出席者らと新型コロナウイルス感染症と関連して医療陣に感謝の気持ちを伝える「おかげさまチャレンジ」に参加している/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は27日「南北は一つの生命共同体」だとして、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)危機と関連した南北の共同対応が「今のところ最も至急かつ切実な協力課題」だと述べた。

 文在寅大統領は「4・27板門店宣言」2周年の同日、大統領府で開かれた首席・補佐官会議で「COVID-19の危機が南北協力の新たなチャンスになり得る」とし、「COVID-19に共同対応する協力から始め、家畜伝染病や接境地域の災害・災難、気候環境変動に共同対応するなど、生命の朝鮮半島に向けた南北交流と協力が行われることを望んでいる」と述べた。文大統領は「南北生命共同体は平和共同体に進む土台になるだろう」としたうえで、「私と金正恩(キム・ジョンウン)委員長の間の信頼と平和に対する確固たる意志のもと、平和経済の未来を切り開いていく」と付け加えた。

 「連帯と協力」という板門店宣言の基本精神がCOVID-19時代に一層切実になったという点も強調した。文大統領は「COVID-19が連帯と協力の精神を呼び起こしている。南北がともにCOVID-19の克服と板門店宣言の履行を加速化させ、ポストコロナ時代を開拓して、共に発展していく平和繁栄の朝鮮半島を切り開いていくことを期待する」と述べた。

 
「4・27板門店宣言」2周年を迎えた今月27日、江原道高城郡猪津駅で、「東海北部線推進記念式」が開かれた。統一部長官や国土交通部長官、北方経済協力委員会委員長、江原道知事らが旧東海北部線のペボントンネルの前で鉄道事業の現場を視察している=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 板門店(パンムンジョム)宣言後の南北関係の進展速度については、もどかしさを滲ませた。文大統領は「板門店宣言は後戻りできない平和の扉を開いたが、この2年間は平和は一夜にして来ないということを改めて実感させられた期間だった。(しかし)条件が良くなるまで、ただ待つわけにはいかない。現実的な制約要因の中で、我々にできる小さなことでも絶えず実践しなければならない」と強調した。文大統領はこのほかにも非武装地帯の国際平和地帯化や、COVID-19の収束後、離散家族の再会と失郷民(分断以前あるいは朝鮮戦争時に北から渡ってきた人々)の相互訪問推進計画などを挙げた。ただし、このすべての発言は、「○○をしよう」とか「○○を議論するために当局会談を開こう」といった公式提案ではなく、文大統領の強い意志と期待を示す形で行われた。南北関係の長期膠着を念頭に置いた“調節”と言える。

 このような脈絡で、この日朝鮮半島を縦断する東海線鉄道の南側最北端駅の江原道猪津(チェジン)駅で行われた「東海北部線推進記念式」は、「我々にできることから始める」という文大統領の意志を実証する優先的な実践行為だと言える。

 政府は同日、猪津駅から東海北部線南江陵~猪津間の断絶区間(110.9キロメートル)の鉄道建設事業の早期着工への意志を公式化する「東海北部線推進記念式」を、統一部と国土交通部の共同主催で開いた。キム・ヒョンミ国土部長官は「東海北部線は、国家バランス発展に寄与する事業であるだけでなく、南北鉄道協力を準備する事業」だとしたうえで、「今年末までに基本計画を完了し、来年末着工を目標にスピーディーに推進する方針」を示した。南北鉄道・道路連結・現代化事業は板門店宣言と「9・19平壌共同宣言」の主な合意事項だ。

イ・ジェフン、ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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警戒を続けなければならない。高齢者や慢性疾患を抱える人、妊婦などハイリスクの人々に、旅行は勧められない」との見方を示した。新華社が報じた。

2020-04-27 07:56:38 | 中国の医療

メーデー5連休に旅行する場合、

注意すべきことは?中国

写真は、別のものです。

    人民網日本語版 2020年04月26日10:22

 労働節(メーデー)に合わせて5月1日から5日までが5連休となる中国。旅行に出かけても安全なのだろうか?出かけるとすればどんなことに注意しなければならないのだろう?中国疾病予防管理センターの研究員・馮録召氏は23日、国務院共同対策メカニズムの記者会見で、「最近、感染者の報告がないほとんどの地域は比較的安全だ。しかし、警戒を続けなければならない。高齢者や慢性疾患を抱える人、妊婦などハイリスクの人々に、旅行は勧められない」との見方を示した。新華社が報じた。

馮氏は、「旅行に出かける場合は予防に注意しなければならない。近場に、混雑期を避けて行くことを勧める。人気の観光スポットや観光スポットの混雑している時間帯はできるだけ避け、密閉された空間で行われる娯楽も避けたほうがいい。他の地域に旅行に行く計画をしている場合は、最近、感染者が報告されていない地域を選ぶべきだ。そして、事前に観光地に連絡して、感染拡大防止対策について確認し、指示に基づいて準備をしなければならない。また、移動中に使用するマスクや手の消毒剤なども用意したほうがいい」と呼びかけた。

飛行機や列車などの交通機関を利用する場合は、秩序を守り、乗務員の指示に従い、常にマスクを着用し、手を清潔に保ち、後で何かあった場合に調べることができるように、切符をきちんと保存しておいたほうがいい。

旅行先でも、秩序正しく列に並び、ソーシャル・ディスタンスを保ち、咳エチケットを守る必要がある。また宿泊先については、衛生的なホテルを選び、部屋にいる間は換気を保つべきだ。そして、「もし、旅行先で発熱や咳、倦怠感などの症状が表れた場合は、すぐに近くの医療機関を受診しなければならない」とした。

食事に関しては、交通機関を利用している間は、できるだけ食べたり飲んだりすることを控え、観光スポットでは、できるだけ持参した食品を食べるようにしたほうがいい。もし、レストランを利用する場合は、清潔なレストランを選び、間隔を空けて座ったり、片側に座って食べるようにしたりして、他の人と1メートル以上の距離を保つようにする必要がある。その他、「大勢での食事はできるだけ避け、自分の身の回りの世話をすることができない赤ちゃんなどを連れてレストランで食事をしたりするのも避けたほうがいい。もし、大勢で一緒に食事する場合は、取り箸や取り分け用のスプーンなどを使用するようにしたほうがいい」とアドバイスしている。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年4月26日

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