首相はG20サミットに出席した後、18日からタイで開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議にも出席する予定だったが、これを取り消してカンボジアに戻る予定だ。

2022-11-17 10:30:25 | 韓国・コロナ対策
 

尹大統領と「ノーマスク会談」したカンボジア首相がコロナ感染

登録:2022-11-16 06:16 修正:2022-11-16 06:47
 
 
尹錫悦大統領が11日午後、カンボジアのソカプノンペンホテルでカンボジアのフン・セン首相と首脳会談をする前に握手を交わしている=ユン・ウンシク先任記者//ハンギョレ新聞社

 カンボジアのフン・セン首相が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けた。カンボジアは今年、東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国で、フン・セン首相は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を含め、多くの各国首脳と会談を行った。

 15日(現地時間)、AFP通信によると、フン・セン首相はフェイスブックを通じて新型コロナに感染した事実を明らかにした。同首相は、自国のカンボジアの首都プノンペンで11日から13日までの3日間にわたって開かれたASEAN首脳会議後、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するため、インドネシアのバリ島に到着した状況で陽性が判明したと伝えた。

 
 
尹錫悦大統領が11日午後、カンボジアのソカプノンペンホテルで開かれた韓・ASEAN首脳会議でカンボジアのフン・セン首相と共に入場している=プノンペン/聯合ニュース

 フン・セン首相はASEAN首脳会議でマスクをつけずに米国や中国、日本、オーストラリア、カナダなど主要国の首脳と会った。ジョー・バイデン米大統領は15日午前、新型コロナ検査の結果、陰性だったとホワイトハウスが明らかにした。

 フン・セン首相は、インドネシアに移動する直前まで毎日新型コロナウイルス感染症の検査を受けており、陰性だったと明らかにした。また、バリ島への到着が遅れ、他の首脳らとの晩餐会に出席できなかったことが幸いだとも述べた。同首相はG20サミットに出席した後、18日からタイで開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議にも出席する予定だったが、これを取り消してカンボジアに戻る予定だ。

チョ・ヘヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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高麗大学九老病院のキム・ウジュ教授(感染内科)は、「10代はワクチン接種率が相対的に低く、ワクチンと感染を通じた交差防御効果が少なく、学校などの集団生活をするため、感染リスクが高い可能性がある」

2022-07-24 09:14:09 | 韓国・コロナ対策
 

韓国「コロナ再感染」7万7200人…3人に1人は17歳以下

登録:2022-07-23 10:27 修正:2022-07-23 12:16
 
再感染事例のうち33.2%は小児・青少年 
「ワクチン接種率が低く、活動量が多いため」 
オミクロン以降の再感染発生率、4倍上昇 
ここ1カ月の再感染率、3%に迫る
 
 
                         22日午前、ソウル駅広場に臨時選別検査所が再び設置されている/聯合ニュース

 新型コロナウイルス感染症に一度感染した後に再感染した人のうち、3人に1人は満17歳以下の小児・青少年だった。活動は多いが相対的にワクチン接種率が低かったためと分析される。今年1月にオミクロン変異株が流行した後、新型コロナに2回以上感染する割合は、それ以前の時期に比べ4倍以上になっている。

 22日に疾病管理庁が発表した資料「再感染推定事例発生率および経過期間」によると、7月10日現在、再感染推定事例は7万7200人(3回感染108人を含む)で、累積感染者(1830万6179人)の0.42%を占める。疾病庁は、症状の有無と関係なく、最初の感染日から45日以降に遺伝子増幅(PCR)または専門家向け迅速抗原検査の結果が陽性であれば再感染事例と推定する。6月19日からの1カ月間の週単位の再感染発生率(感染者のうち再感染と推定される事例の割合)をみると、2.63%→2.94%→2.86%→2.88%と3%に迫っている。

 再感染の発生率は、昨年12月までは0.10%(54万9560人のうち546人)にとどまっていたが、オミクロン株が流行し始めた今年1月以降は0.43%(1775万6511人のうち7万6546人)と、4.3倍になっている。昨年6月までは8人だった再感染推定事例は、デルタ株が優勢だった昨年7月から12月までに538人に増え、オミクロン株である「BA.1」が優勢になった今年1月から3月19日までに2万5611人、オミクロンの下位系統である「BA.2」が流行した3月20日から7月10日までに5万935人と急増。新型コロナに3回感染した事例の108人も、全員オミクロン株が流行し始めた後に発生した。

 再感染事例を年齢別に分類してみると、満17歳以下の小児・青少年が33.2%(2万5569人)で最も大きな割合を占めた。0~17歳の感染者に占める再感染の割合は0.61%で、全年齢層の感染者に占める再感染の割合0.42%を上回った。このような結果について、高麗大学九老病院のキム・ウジュ教授(感染内科)は、「10代はワクチン接種率が相対的に低く、ワクチンと感染を通じた交差防御効果が少なく、学校などの集団生活をするため、感染リスクが高い可能性がある」と述べた。疾病庁が与党「国民の力」のペク・ジョンホン議員室に提出した資料によると、再感染した人の37.6%はワクチンを一度も打っていない。3回感染した108人のうち70人(64.8%)もワクチン接種の経験がなかった。

 一方、22日、疾病庁の中央防疫対策本部(防対本)は「21日0時現在、国内のBA.2.75変異の感染者1人がさらに確認され、(BA.2.75感染者は)計3人であり、現在疫学調査中」と発表した。この患者は仁川(インチョン)に居住する50代で、18日に症状が現れて19日に陽性と診断されおり、感染可能性のある期間に海外訪問歴がない国内感染事例だ。この日、中央災害安全対策本部(中対本)の定例ブリーフィングで、中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は「地域社会を中心に徐々にBA.2.75の感染が広がっている」とし、「広範囲な増加速度は見せていないが、占有率が引き続き上がる可能性はある」と説明した。3人目のBA.2.75感染者は、先に感染が確認された2人と疫学的関連性は確認されておらず、ウイルス伝播の可能性のある期間の接触者は1人と把握された。国内で確認されたBA.2.75感染者3人は、いずれも3回のワクチン接種を完了していた。

 一方、18日までの世界保健機関(WHO)の報告資料によると、BA.2.75変異の感染が申告された国は、韓国を含め16カ国。

イム・ジェヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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中央防疫対策本部によると、19日午前0時現在で、一日の新規感染者数は7万3582人。週末の検査者減少の影響を受けた前日に比べて4万7000人以上多い。1週間前火曜日の3万7360人のほぼ2倍だ。

2022-07-21 10:30:00 | 韓国・コロナ対策

韓国でBA.5が間もなく優勢に…

コロナ再流行、政府の予想より1カ月早い

登録:2022-07-20 02:43 修正:2022-07-20 08:17
 
BA.5、国内感染での検出率は47.2% 
海外からの流入含めると感染率は52% 
7月末の感染者2万~4万との予測が外れる 
8月末時点で最大27万~28万へと修正
 
 
7万3582人のコロナ新規感染が確認され、83日ぶりの高水準を記録した19日午前、ソウル松坡区役所の災害安全状況室で、関係者が感染者数を示すディスプレイを見ている/聯合ニュース

 感染力と免疫回避性の強い新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA.5」が優勢になりつつある中、新規感染者数が急増し、4月末以降で初めて7万人を超えた。防疫当局の予測より1カ月も早い。

 中央防疫対策本部(防対本)によると、19日午前0時現在で、一日の新規感染者数は7万3582人。週末の検査者減少の影響を受けた前日(2万6299人)に比べて4万7000人以上多い。1週間前の火曜日の3万7360人のほぼ2倍だ。一日の感染者数が7万人を超えたのも4月27日以来83日ぶり。

 防疫当局は、12日の時点では「今月末には一日に2万~4万人ほどの感染が確認される」だろうと予測していた。また、「来月末には一日の感染者数は7万~16万人ほど」になるとしていたが、この予測値が1カ月近く繰り上がった増加傾向が現れている。防対本のイム・スギョン状況総括団長はこの日、「現在の拡散状況が続き、8月中旬~8月末にピークに達すると予測しており、(一日の感染確認数が)最大で27万~28万になることもありうる」とし、現在の状況を反映した流行速度と規模の予測値を示した。

 流行が当初の予想より速まっているのは、BA.5の影響が大きい。BA.5は「ステルスオミクロン」として知られるBA.2より感染速度が約35%速く、免疫回避能力も優れていることが知られているが、国内での検出率が50%を超える「優勢化」を目前にしている。

 この日の防対本の集計によると、7月第2週(10~16日)の国内感染でのBA.5の検出率は47.2%で、直前の週より23.5ポイント上昇している。海外から流入の感染例のBA.5検出率(62.9%)も合わせて計算すると、BA.5の検出率は52%で半分を超える。また防疫当局は、ワクチン接種と感染で得られた免疫力が弱まる時期でもあり、社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)が解除されたことも感染者の増加に影響を与えているとみている。

パク・チュニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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感染力が最も強力な「BA.2.75(ケンタウロス)」の感染者が、韓国国内で初めて確認された。この感染者は地域社会で感染したことが確認されたことから、今後のコロナの再流行規模は政府の予測値より拡大しうる

2022-07-18 10:10:39 | 韓国・コロナ対策

最強級の感染力…

コロナ「ケンタウロス」の感染者を韓国で初確認

登録:2022-07-15 03:05 修正:2022-07-15 09:15
 
 
コロナ感染確認数が3万9196人を記録した14日の午前、ソウル松坡区保健所の選別診療所が検査を待つ市民たちで混雑している/聯合ニュース

 これまでに確認されている新型コロナウイルスのうち、感染力が最も強力な「BA.2.75(ケンタウロス)」の感染者が、韓国国内で初めて確認された。この感染者は地域社会で感染したことが確認されたことから、今後のコロナの再流行規模は政府の予測値より拡大しうるとの懸念の声があがっている。

 疾病管理庁は14日、BA.2.75が国内で初めて確認されたと発表した。感染者は仁川(インチョン)に住む60代で、8日に症状が現れ、11日にコロナ確定判定を受けており、感染可能性のある期間に海外渡航歴はない。これは地域社会で感染したことを意味する。感染者は現在のところ軽症で在宅治療中。現在までに同居人1人と地域社会での接触者3人の中からさらなる感染者は確認されていない。

 この日の疾病庁の説明を総合すると、BA.2.75は5月26日にインドで初めて発見され、それ以降、現在までに米国、カナダ、ドイツ、オーストラリア、英国を含む10カ国で計119件の感染が確認されている。米アーカンソー州立大学の研究によると、この3カ月間のインドにおけるBA.2.75の拡散速度はBA.5の3.24倍。BA.5は変異発生前の新型コロナウイルスに比べて感染力が5倍以上であることが知られるが(新型コロナウイルス初期の武漢の実効再生産数を3.3とした時、BA.5は18.6ほどと推定)、BA.2.75はそれよりはるかに強力な感染力を示したわけだ。

 
電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス=出処:NIAID//ハンギョレ新聞社

 BA.2.75は構造上、突破感染(ブレイクスルー感染)や再感染を起こす危険性が高い。以前のオミクロン株の下位系統と比べてスパイク(突起)たんぱく質に突然変異が多いため、より効果的に細胞と結合し、ワクチン接種や感染で形成された抗体を回避できるからだ。ギリシャ神話に出てくる半人半獣の「ケンタウロス」の名がつけられたのも、既存のウイルスとは異なるこのような特性のためだ。世界保健機関(WHO)は7日(現地時間)、BA.2.75を「懸念される変異株における監視下の系統」に分類したが、これは感染力が強いか致命率が高いため、公衆保健に影響を及ぼす可能性が高い変異株であることを意味する。

 BA.2.75は世界的にはまだ拡散初期であるため、重症率および致命率は明らかになっていない。専門家は、国外のBA.2.75の感染者の致命率を鋭意注視する一方で、国内の地域社会でのさらなる感染が発生しないよう検査を拡大すべきだと指摘する。嘉泉大学吉病院のオム・ジュンシク教授(感染内科)は「感染力はBA.5より強力な可能性があるが、致命率に関するデータが全くないため、国外の致命率データを見守らなければならない」としつつ、「国内初のBA.2.75感染の疑われる患者は地域社会で感染しているため、隠れた患者を見つけるために全ゲノム解析の件数を増やすべきだ」と述べた。

 疾病庁は「接触者については最終接触日から14日間の追跡検査を行っており、感染経路について深層調査中」とし「BA.2.75の感染力上昇と免疫回避の可能性が予測されていることから、国内での発生と海外からの流入に対する監視を強化するとともに、国内での発生の推移についての綿密なモニタリングを続ける」と説明した。

クォン・ジダム、チャン・ヒョヌン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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さらに大きなピークが現れ、秋ぐらいに再流行する可能性があるという研究結果を導き出した」とし、「今後、再流行を懸念しながら防疫政策を構築していかなければならない」と提言した。

2022-04-22 08:43:00 | 韓国・コロナ対策

「韓国で11月以降コロナ再流行の見込み…

早ければ7週間後に新しい変異が優勢種化」

登録:2022-04-21 06:48 修正:2022-04-21 07:53
 
科学防疫のためのビッグデータ活用シンポジウム 
 
 
今月20日、ソウル中区ウェスティン朝鮮ソウルホテルで開かれた疾病管理庁と科学技術情報通信部などが主管した「科学的防疫政策樹立根拠の提供方案模索のためのビッグデータ活用シンポジウム」で、専門家たちが討論している=疾病管理庁提供//ハンギョレ新聞社

 現在の水準の社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)体制が維持される場合、早ければ11月から来年初めの間に新型コロナウイルス感染症の再流行が発生するという専門家の予測が出た。早ければ10週間以内にBA.2(ステルスオミクロン)の後に続く新しいウイルスが優勢種になるという見通しも示された。

 建国大学のチョン・ウノク教授(数学)は20日、疾病管理庁が主催した「科学防疫のためのビッグデータ活用シンポジウム」で、「ワクチン忌避現象と非薬物的仲裁レベルを考慮して予測を行い、このような流行シナリオが出た」とし、11月~来年初めの再流行を予測した。非薬物的仲裁とは、マスクの着用やソーシャル・ディスタンシングなどの政策的防疫措置を指す。

 チョン教授が再流行を予想した代表的な要因は、今月18日から施行された「ソーシャル・ディスタンシングの全面解除」だ。チョン教授は、「従来のソーシャル・ディスタンシングの設定値を0.6程度にし、解除された場合を0.4にして(計算した結果)、さらに大きなピークが現れ、秋ぐらいに再流行する可能性があるという研究結果を導き出した」とし、「今後、再流行を懸念しながら防疫政策を構築していかなければならない」と提言した。

 さらにチョン教授は、ワクチン接種を嫌う「ワクチン忌避現象」は流行の最大値を5~20%増加させる可能性があると予想した。チョン教授は、再流行の開始前に4回目の接種が実施されないケースや、全年齢人口で1200万人に均等に接種するケースなど、4つのシナリオを根拠に計算した。

 同シンポジアムでは、オミクロン後の新しい変異株が、早ければ7週間以内に優勢種になるという予測も出た。この日発表者として出席した嘉泉大学医学部のチョン・ジェフン教授(予防医学)は、「オミクロン株の亜種であるBA.1とBA.2の観点から主要優勢種が変わるのは10~14週程度」とし、「BA.2の優勢種化が完了した3週間前から10~14週(現在基準で7~11週)が過ぎれば、また別のクレード(Clade、系統群)が優勢になるだろう」と説明した。 さらに、現在の流行状態を「持続的で高い水準の疾病発生」を意味する「ハイパーエンデミック」とみなし、『(新しい)クレードが優勢種化した時、(疾病の発生が急速に増加する)『エピデミック』が起こり得ることに備えなければならない」と付け加えた。

 一方、中央防疫対策本部(防対本)は20日午前0時現在、一日の新規感染者が11万1319人(国内発生11万1302人、海外からの流入17人)と集計されたと発表した。通常、一週間のうち最も多い新規感染者が発生する水曜日だが、前日に比べて7185人減少し、前週水曜日に比べ8万人以上減少した。先週、7週間ぶりに「水曜日10万人台」(19万5419人)に下がったのに続き、「水曜日の急増現象」もはっきりと収まった格好だ。

 韓国の新型コロナ流行がはっきりとした減少傾向を見せていることを受け、政府は同日、診断体制を再びPCR検査に一元化する案も検討すると発表した。政府はオミクロンの流行で検査需要が急増したことを受け、PCR検査だけでなく、町の病院や医院の専門家向け迅速抗原検査の「陽性」も感染として認めてきた。中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は、同日午前のブリーフィングで、「今後、有病率が減少すれば、(現在90%以上の)陽性予測率が下がる可能性がある」とし、「この場合、迅速抗原検査の精度が現在より下がり、今のように迅速抗原検査の『陽性』を感染と認めるかどうかについて検討しなければならない」と述べた。

クォン・ジダム、チャン・ヒョヌン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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