この炭素繊維地下鉄列車は現在、工場内での型式試験を完了しており、年内に青島地下鉄1号線で乗客を乗せて営業運転を開始する計画だ。

2024-06-22 09:35:12 | 中国を知らなければ世界はわからない

営業運転する炭素繊維地下鉄列車、

青島で発表

人民網日本語版 2024年06月27日10:48
 

中車青島四方機車車両股份有限公司が青島地鉄集団などの機関と共同開発した営業運転する炭素繊維地下鉄列車「CETROVO 1.0碳星快速鉄道」が26日、山東省青島市で発表された。この列車は従来の地下鉄列車と比べると、軽量化や省エネ化といった大きなメリットがあり、地下鉄列車のグリーン化・高度化の実現を牽引する。新華社が伝えた。

中車四方炭素繊維地下鉄列車全体主任デザイナーの劉金柱氏は、「従来的な金属材料の地下鉄列車と比べると、同列車の車体の重量が25%、台車枠が50%軽く、全体で11%軽量化されており、運行エネルギー消費量が7%減で、毎年の二酸化炭素排出量を130トン減らすことができる。これは面積約6.7ヘクタールの植林に相当するものだ。また、炭素繊維材料の使用により車体の強度が上がり、車体が衝撃により強くなり、構造の使用寿命がより長い。そして、環境への適応力がより高く、ライフサイクル全体の運営・メンテナンスコストがより低い」と説明した。

この炭素繊維地下鉄列車は現在、工場内での型式試験を完了しており、年内に青島地下鉄1号線で乗客を乗せて営業運転を開始する計画だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年6月27日

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中国宇宙ステーションにはこれまで731日間にわたり、常に宇宙飛行士が滞在している状態が続いている。そしてその連続日数は今も更新され続けている。

2024-06-09 22:45:41 | 中国を知らなければ世界はわからない
 

中国の宇宙ステーションにおける

宇宙飛行士の連続滞在日数が731日に

人民網日本語版 2024年06月06日17:00
中国の宇宙ステーションにおける宇宙飛行士の連続滞在日数が731日に
「神舟14号」と「神舟15号」の乗組員。

2年前の6月5日、有人宇宙船「神舟14号」が打ち上げられた。そして搭乗していた陳冬宇宙飛行士、劉洋宇宙飛行士、蔡旭哲宇宙飛行士の3人は無事「中国宇宙ステーション」に到着した。

それから183日間にわたり、3人は宇宙ステーションが、実験モジュール「問天」と「夢天」を連結し、「T字」型の基本構造となるのを、軌道上で見守った。

さらに、3人は「神舟15号」の宇宙飛行士3人と宇宙で「合流」を果たし、宇宙飛行士による宇宙での任務の引継ぎに初めて成功した。

中国宇宙ステーションにはこれまで731日間にわたり、常に宇宙飛行士が滞在している状態が続いている。そしてその連続日数は今も更新され続けている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年6月6日

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そのため、数年もしないうちに、「空飛ぶタクシー」や「空飛ぶフードデリバリー」が夢ではなくなるかもしれない。

2024-06-02 20:03:51 | 中国を知らなければ世界はわからない

「空飛ぶタクシー」が現実に? 

北京から雄安・天津への通勤航路の開設を計画

人民網日本語版 2024年05月29日09:20
 

SF映画の「空飛ぶ車で構成される低空立体交通網」というシーンは単なる想像ではなくなるかもしれない。なぜなら中国の多くの地域ですでに有人低空交通の大規模な試みが行われているからだ。北京市経済・情報化局はこのほど、「北京市の低空経済(低空域飛行活動による経済形態)産業の質の高い発展の促進に関する行動案(2024-2027年)」について意見公募を行っている。北京は空の移動手段や都市間通勤などの応用シーンの構築をめぐり、周辺地域向けの低空航路を3本以上開設させる計画だ。

そのため、数年もしないうちに、「空飛ぶタクシー」や「空飛ぶフードデリバリー」が夢ではなくなるかもしれない。

この意見募集稿の中で、北京は緊急救助、物流配送、都市間通勤などの応用シーンの構築を巡り、「周辺地域向け」の低空航路を3本以上開設させ、3年で北京の1000億元(1元は約21.6円)以上の経済成長を牽引するとしている。

北京は低空経済の新業態・新モデルの模索を急ぎ、低空経済の牽引モデルとその波及効果を大幅に高めるとしている。また意見募集稿は次の具体的な発展目標を設定している。それは3年間で低空経済関連企業数を5000社以上にし、低空技術サービスの全国カバーを実現し、低空産業の海外と国内における影響力とブランド認知度を大幅に高め、さらには技術イノベーションや応用の需要などの分野で全国の牽引モデルとなり、全市の1000億元以上の経済成長を牽引するというものだ。

意見募集稿はさらに、北京市は2027年までに緊急救助、物流配送、空の移動手段、都市間通勤、特色文化観光などをめぐり10以上の応用シーンを追加し、周辺地域向けの低空航路を3本以上開設し、ネットワーク化されたインフラシステム及び低空応用エコシステムをほぼ完成させると打ち出している。都市間通勤の面では、大興国際空港と雄安新区、首都国際空港と天津や廊坊などの地域の通勤航路を構築し、「分割型空飛ぶ車都市間通勤+市内の移動手段」という応用の新業態を模索する。特色文化観光の面では、延慶、平谷、密雲などで低空観光や飛行体験などの産業を発展させる。

北京から雄安・天津への通勤航路の実現は容易か?

では空飛ぶタクシーによる通勤の実現は容易なのだろうか。計画によると、都市間通勤の面においては、大興国際空港と雄安新区、首都国際空港と天津や廊坊などの地域の通勤航路を構築する。実際には、北京は早くから航路を模索している。北京平谷石仏寺空港から河北雄安鄚州空港までの通勤航路を例にすると、飛行距離が短く白洋淀景勝地に近いことから、開設から1年ですでに延べ150便が運航されている。北京から白洋淀景勝地までは100キロメートル以上離れており、車での移動時間は2時間ほどだが、飛行機ならわずか30分ほどしかかからない。このように高速鉄道もしくは車で2時間以上の移動時間をさらに短縮できる。これは北京の未来の低空航路計画の一つの参考材料にもなっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年5月29日

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同船は長さ69.83メートル、幅10.9メートルで、巡航速度は17.5ノット、排水量は1430トン。1500キロワット(kW)デュアル全電動ポッド2基によって前進する。

2024-04-01 09:19:39 | 中国を知らなければ世界はわからない

中国初の自動運航船が年内に引き渡しへ 

   自動離着岸やスマート衝突回避機能搭載

人民網日本語版 2024年03月26日14:40
 

中国が独自の知的財産権を備えた自動運航船の引き渡しが年内にも行われるというニュースが最近、幅広い注目を集めている。

大連海事大学のスマート研究・実習両用船は、世界初の自動航行、遠隔操作、自動操縦といった機能を備えた科学研究・実習船となっている。海事規則や航行ビッグデータに基づいた船舶スマート意思決定モデルと自動離着岸システムが搭載されており、航路の最適化とスマート衝突回避機能を備え、あらゆる海域での自動航行を可能にしている。

同船は長さ69.83メートル、幅10.9メートルで、巡航速度は17.5ノット、排水量は1430トン。1500キロワット(kW)デュアル全電動ポッド2基によって前進する。また、1520kWのディーゼルユニット3台が電力を供給し、サイドスラスターとフィンスタビライザーも搭載されている。定員は50人。 風浪階級4(波高1.25~2.5メートル)における科学研究・教育を実現し、風浪階級6(波高4-6メートル)でも安全に帰港することができる。

同船は現在、係留設備のテスト段階にあり、係留テストマニュアルに基づいて係留テストが実施されている。順調に進められれば、今年5月には、航行テストに入り、6月末には引き渡しが行われる予定だ。そして、スマート試験、科学研究、スマート化教育の段階に入る。

計画では、引き渡し後の半年以内に、海岸施設での遠隔操作を実施し、1年後には、船の上で人が見守る中、自動運航試験が行われることになっている。スマートシステムのソフトウェアがアップグレードするにつれて、さらにレベルの高いスマート機能が次第に実現されることになる。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年3月26日

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 王外相は「我々は終始米国との対話と意思疎通を強化し、各界の友好的交流を進めてより多くの理解の橋を架けることで、不要な誤解と偏見を取り除くことを望んでいる」と述べた。

2024-03-09 09:16:57 | 中国を知らなければ世界はわからない
 

中国外相

「朝鮮半島で二度と戦争起きてはならぬ…

冷戦への逆戻りは歴史的責任伴う」

登録:2024-03-08 06:35 修正:2024-03-08 07:11
 
米国に対し「中国の弾圧に没頭すれば自らを害する」
 
 
7日、中国北京の全国人民代表大会メディアセンターで、王毅外交部長(外相)兼共産党中央政治局委員が記者会見に臨んでいる=北京/新華社・聯合ニュース

 中国の年次最大の政治行事で、外交司令塔の王毅外交部長(外相)兼共産党中央政治局委員が「米国が中国を弾圧することに没頭すれば自らを害するだろう」と述べた。

 王外相は7日、北京の全国人民代表大会(全人代)のメディアセンターで、「中国の外交政策と対外関係」をテーマにした国内外のメディア向け記者会見を開き、100分近く質疑応答を行った。米国との関係については、「昨年、米サンフランシスコで開かれた(米中首脳)会談後、中国と米国の関係は若干の進展を遂げた」としながらも、「しかし、中国に対する米国の誤った認識が続いており、約束がきちんと守られていない」と語った。さらに「米国は中国に対する新しい圧迫手段を加えており、一方的な制裁リストも増えるなど、(中国に)罪をかぶせようとすることが想像できないほど」だとしたうえで、「米国の言葉と行動が食い違っているのなら、大国の信頼はどこにあるのか」と問い返した。

 王外相の同日の米国に対する批判発言は、昨年に比べると低いレベルだ。昨年3月、全人代の記者会見を行った秦剛前外相は、「米国がブレーキを踏まず、誤った道に進み続ければ、災いのような結果を招くだろう」、「米国はただ中国をライバルとみて、『どちらか死ぬか生きるか』のゼロサムゲームをしている」などと発言した。米国を批判するという点は同じだが、表現の強さという面では違いがある。

 これは昨年と今年の米中関係が異なるためとみられる。昨年は両会が開かれる約1カ月前に米軍が中国の「高高度気球」を撃墜し、米中関係が冷え込んだ中で記者会見が行われたが、今年は昨年11月にジョー・バイデン米大統領と習近平国家主席がサンフランシスコで首脳会談を行い、両国関係の安定化に合意した後、記者会見が行われた。

 王外相は「我々は終始米国との対話と意思疎通を強化し、各界の友好的交流を進めてより多くの理解の橋を架けることで、不要な誤解と偏見を取り除くことを望んでいる」と述べた。

 台湾問題に対する口調も昨年より和らいだ。王外相は台湾問題に関する質問に「平和統一のために最善の努力を続ける」とし、「レッドラインは明らかだ。我々は台湾が祖国から切り離されることを決して容認しない」と述べた。今年1月に行われた台湾総統選挙について、「台湾の選挙は中国の地方選挙に過ぎない」とし、「選挙結果は、台湾が中国の一部という基本的な事実を変えることも、台湾が必ず祖国に戻るという歴史の大勢を変えることもできない」と語った。昨年、秦前外相は同じ質問に赤い中国憲法を手に「誰も国家主権と領土の完全性を守ろうとする中国政府と人民の決然とした決心、堅固な意志、強大な能力を過小評価してはならない」と答えた。

 同日、王外相は朝鮮半島問題に対する意見も明らかにした。朝鮮半島で緊張が高まっていることへの中国側の立場を問う韓国放送局記者の質問に、「世界は十分に混乱しており、朝鮮半島で二度と戦争が起きてはならない」としたうえで、「朝鮮半島問題で冷戦時代の対立に逆戻りしようとする者は歴史的責任を負わなければならず、地域の平和と安定を破壊しようとする者は莫大な代償を払わなければならない」と答えた。さらに「朝鮮半島問題に対する中国の立場は一貫している」とし、「根本的な解決策は対話と交渉を再開し、すべての当事国、特に北朝鮮の合理的な安全保障に対する懸念を解決し、朝鮮半島問題の政治的解決を進めること」だと述べた。昨年、秦外相の記者会見の時は、朝鮮半島関連の質疑応答はなかった。

 中国は欧州に対してはパートナーとして、協力と共生の発展を成し遂げなければならないと述べた。王外相は「数年前、欧州連合(EU)の政策文書は中国について、パートナーだが、競争者であり制度的ライバルだと記した。これは事実とかけ離れており、実現可能でもない」とし、「私たちは欧州と根本的な利害の衝突や地政学的衝突がなく、両側の共通利益の方が意見の相違より大きい」と主張した。

北京/チェ・ヒョンジュン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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