これから大学に入学する諸君の中には作家志望の者もかなりいると思う。
その多くは文学部に入るが、経済や法や理工や医や薬でも作家志望はいる。
仕事の傍ら小説を書き続けて、いつかプロになろうという野望を抱いているのである。
しかし、実際に著述だけで食える人は少なく、兼業が多い。
最近はプロブロガーという職業もできたから、それと兼業ということもありうる。
とにかく商業出版というのは思いのほか厳しいのだ。
ましてやベストセラー作家になるのは、「らくだが針の穴を通る」の世界である。
その針の穴にあたる文壇への登竜門は、周知のように芥川賞と直木賞である。
他にも新人賞とか多数あるが、この二つ、とりわけ芥川賞は強い。
そこで、これから入学する大学(特に文学部だと思うが)を選ぼうとしている人にとって、どの大学が有利か気になるであろう。
出身大学別の芥川賞と直木賞の受賞者の数(1935年~2012年までの総数)は、多い順に次の通りである。
*芥川賞
1. 早稲田 28人
2. 東大 18人
3. 慶應 8人
4. 法政 6人
5. 東京外国語大 4人
5. 明治大 4人
*直木賞
1. 早稲田 34人
2. 東大13人
3. 慶應 13人
4. 成蹊大 4人
4. 山形大 4人
早稲田が圧倒的に多い。
東大も多いが早稲田多すぎ。
慶應も多いが永遠の三番手って感じ。
それにしても都内の大学で独占してるな。
5位以下も都内の大学が多い。
出版社、マスコミ、書店、文学サークルとすべて恵まれてるからね。
ただし上位にランクされてる大学に入ったからって賞を取れるわけじゃないよ。
本人が頑張らないとね。
しかし、最近の芥川賞作品にはろくなものがない。
純文学の鬼・芥川龍之介が草葉の陰で怒っているぞ!!
murakami ryu 、お前が品位を下げてるんだよ。