心と神経の哲学/あるいは/脳と精神の哲学

心の哲学と美学、その他なんでもあり

織田作之助

2013-07-16 21:58:31 | 作家・文学

織田作之助は大阪市生まれの小説家。

1913年(大正2年)生まれで1947年(昭和22年)に肺結核のため死去。

これは太宰治が同じく結核で亡くなる前の年である。

太宰は織田の訃報を聞いたとき、「織田君、君はよくやった」と同志を称賛した。

言うまでもなく、織田は太宰、坂口安吾とともに無頼派を代表する作家であった。

そして、太宰とともに昭和前期を代表するイケメン作家であり、両者のイケメンぶりは甲乙つけがたい。

次の画像を見れば誰もが納得するであろう(なんか太宰に似てるな)。

織田はスタンダールの『赤と黒』に心酔し、その主人公ジュリアン・ソレルに自らを凝していた。

また、旧制第三高等学校(新制の京都大学教養部の前身)中退だから、太宰と同じくらい遊び人の秀才だな。

代表作は『夫婦善哉』(1940年)、『青春の逆説』(1941年)、『土曜夫人』(1946年)。

私と同郷(青森県むつ市出身)の映画監督・川島雄三と親交があったという点で贔屓(ひいき)したい。

 

撮影の際に美人女優と懇談する川島監督↓

川島雄三については次の記事で詳しく書きます。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする