どこ吹く風

旅のことを主に書く。

雨の兼六園

2007年03月16日 09時09分13秒 | 能登
 葦原温泉を出て汽車に乗る、汽車はいいものだ。車中で本日の予定を話し合う、月並みに市内観光と兼六園を見たいと言うも、市内は何処へ行きたいのかと問われてもガイドブックを捲って市場と・・何処でもいいです。
実はエジプトの下痢が未だ治まっていなかったのです。昨日もトイレの在りかを確認して観光していた。車中でも2回トイレを使った。汽車のトイレはエジプトのそれより清潔感があり使いやすいです。

 この旅行は義弟が会社でよく使っていたJTBで手配した家族ツアーで、いろいろな特典が付いている。駅前ホテルでの荷物預かりサービスもそうなので利用する、その上そのラウンジで珈琲サービス券も付いているのでご馳走になった。

 雨模様なのでTAXIでチョコッと見て周り兼六園に行った。40年ほど前に岡山の後楽園を見たことがあるので2番目の三大名園となる。後楽園の時は随行とはいえ大名旅行だった、今回も大名旅行といえばそうだが。
せっかくだからとガイドをお願いする、当然時代背景や見どころを詳しく話してくれた。雨が降っているのがザンネンだ。丘の上なのに水が豊富に使われている、10Kmほど離れたところから導水しているとのこと。何代かに渡って作ったのだろう季節を考えた配置がいい。お殿様だからできる規模だ。

 しばらく行くと観音像のような日本武尊のような像が立っているのが見えた、何かしっくり来ない景色となっている。近寄ってみると明治の頃の慰霊碑(?)だった、無粋な事をするものだ。大いに違和感を覚える。
先ほどから腹具合が良くない、我慢が出来ないので近くの管理事務所へ駆け込む。武家屋敷を移築し事務所にしたものだったが観賞する余裕も無かった。その近くに真っ赤な塀の神社が見える、これもせっかくの庭にマッチしていない。明治の頃の石川県にはロクな感覚の持ち主がいなかったようだ。

 園内いたるところに雪吊りがキチッと施されている。しかし雪は丸っきり無い、わざわざ雪を見に来たのに。この庭はどの季節も見どころがあるはずだが、雪の季節に雪が無く雨の日の見どころは・・・
雪景色を見たかった。

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