どこ吹く風

旅のことを主に書く。

和倉温泉

2007年03月19日 09時57分31秒 | 能登
 能登半島の中ほどは海岸線が大きく抉れた湾になっている、そこには島が点在して半島との間は内海となっている。和倉温泉は海岸線に位置し対岸の島々や岬に囲まれて眺めもいい。源泉は海の中に在ったらしいが明治の頃埋め立てて温泉宿が並ぶようになった。

 宿は加賀屋という有名な旅館らしい、ロビーには皇族の方々の写真が飾られていた。琴の音が聞こえてきた、能舞台のようなところで演奏している。100席ほどのソファーがあるラウンジに面した舞台はショーにも使うのだろう。館内にはその他にも舞台があり、今夜は宝塚レビューとラテンの演奏があるようだ。

 担当の仲居さんが部屋まで案内する、10何階かの海に面した部屋で三部屋もある、ひと部屋は荷物を置くとしてもう一つの部屋何に使うのか、イビキがヒドイ人の隔離部屋か。(笑)
 和倉温泉については全く知らなかった、有名な温泉地なんだ。しかもここ加賀屋は全国的に有名な宿ということなので帰ってからホテル関係者に聞いたら直ぐ分かった。”プロが選ぶ全国のホテル・旅館100選”で連続1位の座を続けているという。何も知らなかったがその道では有名なんだ~。

 ツアーはホテルもパックになっているので自分の意向とは無関係にホテルが決まる。しかし自分でホテルを選ぶ場合は料金と交通の便ー主に料金だがーが規準になる。それで私にはホテルとか旅館のサービスとは何かを分かっていない。丁重なるサービスを受けた経験が無いに等しいので比較することも出来ない。
 加賀屋は造りもリッパで規模が大きい、宿泊料金によってランク分けされているだろうが仲居も一部屋一人付いている。夕食時に女将さんが挨拶に来た。その日は出張ということで専務が代理で来たけど女将さんの顔を直に見てみたかった。

 夕食も部屋に準備されて仲居さんが適宜手助けサービスをする。サービスには金が掛かる。このようなサービスを鷹揚に受け入れるか、自分でやるから安いほうが好いと言うかは考え方のも問題である。私は痛む懐の持ち合わせが無いのでそのような場所には無縁だが、今回は他人の褌で大名旅行しているのだからサービスとは斯くありなんとばかりに自然体を装っている。気持ちは若干萎縮しながらもサービスされる気分は良いものです。

 やってもらうサービスも素直に受け取れない私は少しヒネクレ者だ、育ちの所為かな。宝塚公演は入場料が必要なのと時間が合わなかったのでタダで聞けるメキシコのボーカルグループの歌声を聴いた。昔懐かしい曲だけだったので楽しく聴きり”クックルク~パロマ~”をリクエストした。ラ・パロマでは無いことを確認して歌いだした。カテリーナ バレンテを思わせる女性歌手は魅力的でした。

とても良いホテルで思い出に残るでしょう。

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