どこ吹く風

旅のことを主に書く。

妙見温泉 石原荘

2007年07月18日 14時03分17秒 | 能登
 妙見温泉は山と山が両側から迫ってきてその接点を流れる川沿い伸びている。
石原荘は川と国道に挟まれた木立の中に埋もれるように見えた。控え目だが堂々とした佇まいだ。

 竹筒に入ったお茶のもてなしを受けて部屋に案内される。ロビーのガラス越しに川が見えるが先日からの大雨で水量が多く水しぶきを上げながら激しい勢いで流れている。部屋はゆったりした間取りで前室から寝室、憩いの部屋と続いている上に調度品も良い、しかし川が見えづらい。僅かに下流が見えるだけなので部屋換えを要望したら狭くなるけど川に面した部屋が空いているということなので移った。
新しい部屋の真下を岩にぶつかりながら水が流れていく、向かいは藁葺き屋根が数棟連なった宿で風情がある。また露天風呂が川の横にあるのも見える。各部屋とも小さくなり居住性は良くないけどこの際内容よりも景色・雰囲気を選んだ。

 食事の前に温泉に浸かりに行く。大浴場とは別に露天風呂が三箇所あり貸切有料風呂もあるが貸切無料露天風呂を予約した。混浴露天風呂へも行ったが私たちムークチョーデー(婿兄弟)の二人だけだった。水嵩が増して土砂が入り込み漸く処理が済んだところだったとのことであった。
ここ石原荘は源泉掛け流しを謳い文句にしているので、100%温泉水というのに浸った。温度は適温まで下げてから入れているので頭から被ることもできる。もう一つの露天風呂の予約時間になったのでカアチャン達と其処へ行った。こちらも川沿いにあるが自然の岩の配置や木の繁り方は混浴風呂の方が風情がある。

 大浴場で洗い終えているので露天風呂はただ湯に浸かったり身体を冷やしたりするだけ。先ほどの露天風呂では増水した川は危険なので川に入らないよう注意されたが、広い階段のようなタタキのような場所があったので寝転んで身体を冷やした。しかしカアチャンと一緒では無茶な事をすると叱られるので止めた。

 1000mも掘れば何処でも温泉(鉱泉)は出るので、オキナワにも何ヶ所か温泉はあります。しかし湧き出ている温泉や流れている温泉は無い、ヤマト風の温泉街や温泉風景もありません。それで温泉となると出たり入ったりして十二分に楽しんだ。

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