「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



ここのところ、ネコロジの開発をサボっているわけでは
ありませんが、纏まった時間がなかなかとれず…

ただ、それと並行してちょこっとずつ昔の8ビットマシン
PC-8801mkⅡSRを物置から引っ張り出してきて、
エミュレータ用にデータの吸い上げを少しずつやったり
してます。20年前のPCゆえ、いつ壊れても不思議では
ない状態ですからね… 実機が無事なうちに…

PC88関係のエミュレータはいくつか種類があるの
ですが、M88というのが一番完成度が高い気がします。

WINDOWSマシンとPC-8801mkⅡSRを
RS-232Cクロスケーブルで繋いで、PC内のROM
やフロッピーディスクの中身を吸い出し、そのデータを
使ってWINDOWS上でエミュレーションするという
感じです。

それらエミュレータの説明書を読んで実際に試して
みたんですが、「ドはまり」したところがありました。
PCとWINDOWS間で上手く通信が張れない状態に…

色々試してみて、ハードの故障とかRS-232Cの
通信条件などの問題では無いと思い、散々調べてみた
んですが、多分プログラム関係のバグか何かだと思い、

「こうなりゃ乗りかかった船!自分で転送プログラムを
 作ってしまえ!」

と考え始めた矢先、このような情報をゲット。
http://www.nuasa.org/~tama/PC/M88/5-031122.html

「古いモデルでは云々」という一節。私のSRは
出た直後に買ったので、多分間違えなく「古いモデル」
にちまいない…

というわけで、こちらのページを元に実験してみたら、
上手く吸出しが出来ました。
めでたしめでたし…

いやぁ、危うくZ80クロスアセンブラを探し初めて
しまうところでしたよ…

当時沢山持ってた(FDの)ソフト類がどこに行ったか
わからず、唯一1枚、本体のFDDに挿入したままだった
DISK-BASICだけが手元に。
これは上手く吸出しできました。

そのFDから子供の頃作ったもろもろのプログラムが
サルベージされました… なつかしい…
こんなプログラム作ってたんですねぇ…

一番面白かったのは、巨大迷路を描くプログラム。
しかも、単に迷路を自動で描くだけでなく、正解の
経路は自分で自由に描けるというプログラムだという
こと。よく、まぁ、こんな面白いものを作ってた
モノだなぁ…と。

これは、迷路を解くと何らかの絵が浮かび上がるような
迷路を簡単に作ることが出来るという代物です。

時間が出来たら、サイトのオマケコーナーとして
迷路の画像をアップしたいと思います。
(迷路を解くと、絵が浮かび上がります)

それにしても当時の8ビット機って、マシンに装備された
機器のメモリ1ビット単位まで、CPUの1クロック
単位まで、すべてのリソースを使い尽くしてプログラム
を組むという、マシンの限界に挑戦するような、マシンの
すべてを掌握するというような、プログラミングの楽しみ
の原点がココに有ったんですねぇ。

今のWINDOWS上のプログラムでは、そういう
楽しみってないですねぇ…

たぶん私の頭の中では、PICやAVRはその当時の
8ビットパソコンと同じ匂いがしてるんだろうなぁ…。



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