・・・前回続き
入道埼での感動的な夕日を見終えてホテルに帰った。
やっぱ食事の前に温泉でしょう。
行った時には誰も居なかった。 と云うか、外の露天風呂に入っていたらしく内湯には誰も居なかった。
入口の引き戸越しに写真を撮って見た。 ガラスが曇っていたので、丁度フォギーフィルタの様になった。
露天風呂はとても広く、ゆっくり30分以上入っていた。
そしてお待ちかねの夕食。
畳の個室での夕食。 この点もこのホテルにした理由で
酒の肴がズラーり。やっぱ日本酒でしょう。
メニューから見つけたのが利き酒セットで、沢山の銘柄の中から3種を選べる。
地酒なので、産地の場所まで書かれて来た。
私は「刈穂」が良かったな。
ゆっくりと酒を飲んでいると、通路側が何やら賑やかになって来た。
係りの人が来て、これから「磯焼料理」の実演が始まると云う。
元々、宿泊の料理セットにこの磯焼料理が入った宿泊プランを選んでいたので、早速見に行った。
炭火の中で石を焼いてあり、その石は真っ赤になっていた。
ただ作るだけではなく、沢山の説明をしながら作っていく。
石も、どんな石でも良いわけでは無いらしい。
それなりのノウハウがあって、やっとこの石焼き料理ができる奥の深い話し。
この女性は私達の部屋の係の女性だったので、私の質問にも丁寧に答えてくれた。
その石を、鯛や海産物を入れた鍋に豪快にいくつも入れて行き、アッと云う間に鍋は沸騰し、作業はテキパキと進んでアクを取った後に味噌やネギなどを入れて出来上がり。
その後、自分の個室の食事部屋に戻り、暫らくして「磯焼料理」を器に入れて持って来てくれる。
とても美味しい味噌汁だった。
この後、8:30から直ぐ近くの男鹿温泉交流会館で行なわれる「なまはげふれあい太鼓ライブ」の演奏があるのでそうもゆっくりしていられず、磯焼料理を戴いてちょっと早いけど7:50に出た。
普通は500円での有料ライブなのだが、金曜と土曜は特別無料デーになっているので特に混雑が予想されると聞いていたからだ。
それに、この「男鹿ホテル」を選んだ理由は、個室での食事と「磯焼料理」、そして男鹿温泉交流会館に一番近いホテルだからだった。
運良く、天気は良かったけど、雨でも降っていたら道中濡れるしね。 近いのは何より。
結構、このライブには期待感を抱いていた。なまはげは知ってるけど実際見るのも始めてだしね。
ホテルの玄関出て50mで到着。
既に入場のための列が出来ていた。
その後も、マイクロバス等で離れたホテルの客も続々到着。
8時開場で、10分もしない内に広い客席は満杯になった。
そして演奏が始まった。
鬼の面を被った演奏者が凄い勢いで太鼓をたたく様は、十二分に感動した。
激しさは益々エスカレートし、鬼が会場内にまで入って暴れまくり、小さな子供がワンワン泣き出すと、場内からは笑いの渦が起きる。
子供にしてみれば、恐怖の何ものでもないけど、やっぱり面白い。
最初の演奏終了後は、全員鬼の面を取り更に数曲演奏。
観客の乗りに応じて曲数が増えるのだと云う。 今日は多いみたいだ。
どれも、力と技のこもった素晴らしい演奏で、大満足だった。
演奏の一部をYouTubeにUPしたのでご覧ください。
今回は、電車の旅で荷物を増やしたくなかったので、通常のビデオカメラを持ってこなかったのだが、ふと一眼カメラのNEX-5Nも動画を撮れる事を開始直前に思い出し、急遽撮影を始めた。
一眼カメラでしかも手振れ補正も無く、手持ち撮影なので動きがぎこちない所もありますが、ご勘弁を。
部屋に戻ったのは、10時を過ぎていた。
明日に備え、早めに寝て熟睡した。
さて、翌日の行程は また次回・・・・
連載は、まだまだ続くョ