前ブログで思わせ振りの締めくくりに、何か期待した人も居かも知れないが単なる臭いだけで済んだ。
ブレーキから火が出るようなアクシデントは起きなかった。
那須山の道路の最高地点まで上がったので、あとは下るだけだ。
途中、2箇所で強制休憩があり下って行く。
途中の右カーブで、左側に雨で流れて来たと思われる砂が路面に有って、一瞬タイヤが滑って大回りになり危うくガードレールを擦るところだった。
こんな状況は何度も経験していて実際に外に飛び出したりした事は無いが、慌てて急ブレーキを掛けない事だね。転倒に繋がる。
こんな時、鍛えた体幹がバランスを保って無難に通過させてくれる。
約50分で標高1477mから450mのりんどう湖ファミリー牧場のエイドまで来てしまった。
一人で来て走ると30分程度で下ってしまう所だ。
登るには3時間くらい掛かるのにね。
駐車場は自転車で一杯。
後発の55kmコースやファミリーコースの人達もほぼ同じ時刻にこの辺りに来るので集中する。
ここのエイドにはカレーがあった。
とても美味しそうだったので、戴いた。
想定どおり美味しかった。
これから先は緩い下りと時折小高い丘のアップダウンを幾つか越えて行くが、やっぱり疲れが出て来て気が付くと汗が出ていない。
手足もどことなく痺れ気味。
もしかすると熱中症ぎみになっているのではないか?
午後の日差しと、淀んだ暑い空気、小高い丘は疲れた体にこたえた。
でも、水分は摂ってるんだけどなぁ~
伊王野のエイドに着いた時にはちょっと頭がふらついた。
このエイドにはマツさんとヤマさんが居るはずで、案内に沿って行くと居ました。 しっかりと誘導員を果たしていました。
お疲れさまです。
自転車をとめて、直ぐにエイドのポカリスエットをコップで3杯飲んで、饅頭の目の前で椅子に座って暫らく休んだ。
すると、女性が二人、ミズ!コオリ!ハヤク早く!熱中症なんだから何でもいいから早く!と、かき氷のおじさんのところで大騒ぎ。
見ると、かき氷を待つ長蛇の列の中央付近で一人が倒れていて大勢の人が取り囲んでいた。
水を掛けたりして何とかなったみたいでした。
あー自分もそうならなくて良かったぁ。
でも、まだ手足の痺れが少し残っていてどうしようかと思っていたら、私の近くに居た若い女性グループの一人が「このキューリかなり塩利いてる」と、云った。
あー塩分不足かも・・・
さっそくその女性に「どこに有ったの」と聞いて頂きに行った。
これが効いた。
数分で体の調子が戻って痺れも無くなりまた走れるようになった。
命のキューリだった。
解糖系のエネルギー生成にと結構甘いものは口にしたが、確かに塩気のあるものは食べていなかった。
汗で、体内のミネラルの一つである塩分が抜けてしまったのかも知れない。
意外な落とし穴だった。
ゴールまでは、あと15kmくらいだろうか。
また、軽快に走り出せた。
5kmも行くと、最後のエイドがある。
ここには、冷たいタオルのサービスがある。
これは最高だった。
氷水で冷やして浴衣の似合う綺麗な女性がそのタオルを絞ってくれて渡してくれる。
顔に当てるとこの上なく幸せな気分になれた。 「冷たくて気持ちいい~~!」
昨年、この付近の立哨ボランティアで、このエイド集合だったのでこのおしぼりは知っていたが、参加者にとってこれほど気持ちの良いサービスだとは思わなかった。
本当にありがとうございます。 生き返ったよ。
昨年の立哨ボランティアのブログでも紹介した湧水もタンクで配っていた。
ボトルに満タンに入れた。
食べ物も、他のエイドには無い漬物やキムチなど美味しいものが沢山あった。
御馳走様でした。
さて、刻一刻とゴールが近づいて来た。
もう直ぐ終わりなんだね。
人って、何故もう終わりだと思うともう少し走りたいと思うのだろうか?
欲張りだね。 アッ!自分だけか?
角を曲がるとゴールが目の前だ。
自分のガーミンのデータでは、
走行距離83.83km、
標高334m-1477m
獲得標高1547m
消費カロリー2221kcal
全行程6:45 でした。
苦しい事もあるけど、とても楽しいライドだった。
また走りたいけど、多くの参加者のためにまたボランティアもやらないとね。
来年はどうなるだろう?
でも、ブログはまだ続きがあるョ。
珍末に爆笑か・・・・!