家の周りには沢山の庭木があり、毎年剪定した木屑が沢山出ます。
葉っぱは堆肥になりますが、枝は毎年二月の農家の方の野焼きの時に焚火して燃やしていました。
でも、今年はその日に旅行に行っていたので燃やせずに残ったままでした。
以前からこれらの廃材を燃やす手段としてのロケットストーブを作ろうと思っていましたが、本当に上手く出来るか不安だったし、材料買って無駄になったらどうしようなんて不安もありました。
でも、今年は検討しまくって最善のアイディアも出して机上での準備万端。
季節柄、作るなら今でしょう!
ここでそもそも、ロケットストーブって何に?
煙突を付けるのは普通の焼却炉と変わらないし
普通の焼却炉との表面上の大きな違いは・・・
・一般的な焼却炉と違って煙があまり出ない
さて、その理由と方法は・・・
・一般的な焼却炉はほとんど一次燃焼だけで、燃え残った成分が煙となって煙突から出る
・ロケットストーブは二次燃焼を起こすため燃え残った成分も完全燃焼するため煙が少ない
・二次燃焼を起こすには煙突が冷えない様にすればよい
・煙突を断熱材で覆うと二次燃焼ができる
と、云うことになります。
でも、通販サイドで「ロケットストーブ」って云って売ってる商品ってはっきり言って二次燃焼しそうな製品は極数品だけで、殆どは単なる焼却炉でしかなさそうです。
販売名称だけで騙されてはいけませんョ!
理屈を知れば簡単に判断は付くものです。
無知は損をします。
さて、これを実現するにはどうすれば・・・
ブロックで囲いを作ってその中に煙突を入れれば良いんじゃない!
他人の情報なども参考に完全オリジナルロケットストーブを考えました。
ただ、木を燃やすだけじゃもったいない。
いろんな事が出来たら楽しいね。
まず、材料を買ってきました。
・12mm厚のベニヤ板1枚
・軽量ブロック普通穴あき22個(100mm厚)
・軽量ブロック穴無1個(100mm厚)
・軽量ブロックハーフ2個(100mm厚)
・大粒鹿沼土3袋
・120mm径 ステンレスT字煙突2個
・120mm径 ステンレス直管煙突1個
以上。
1万円札で十分おつりが来ました。
煙突は本当は150mm径を買おうとホームセンターに行きましたが、120mmの約倍の値段するんです。
悩んだ末に上手く行ったら将来はそれにすることにして120mmで妥協しました。
ベニヤ板は900mmの横幅はそのままに長さを1200mmにしました。
それを防腐防水処理としてウッドデッキのメンテナンスに使っている塗料の「ガードラックアクア」の余りで塗装しました。
一日天日で乾かせばOKです。

設置する場所はウッドデッキの近くにしました。
先ずは、水はけを良くするために設置場所を若干高くしました。
こんな時にもこの細かい砂利敷は役立ちます。

そこに板を敷いて水準器で水平を出します。

そもそも、この板の目的はブロックを正確に組むための平らな土台作りのための物です。
ブロックを自分で描いた設計図どおりに仮組み立て。

こんな感じです。
写っている鉄板は後日ご披露します。
本日はもう夕方になったので作業終了。
次回は、完成形に仕上げます。
なお、今回の連載は一応4回くらいで行けるかなと考えています。