今、TVでもチラホラ話題になっている様ですが、夕方の空に全惑星が集結しています。
12月25日には新月を過ぎた細い月も見える様になり、惑星と地球の衛星である月までも一堂に見れます。
何故夕方かと云うと、暗くなり始める水星と金星が西の空低く、直ぐに沈んでしまうため、夕方の僅かな時間しか「全惑星が見える」とは言えないくなるからです。
25日の状態では17:30を過ぎると金星がいなくなってしまいます。
また、水星は日々高度を下げて行って31日を過ぎるとほぼ見れなくなります。
ですので、この光景を見れるのは12月30日が限度かなと思います。
夕方の空に弧を描く様に綺麗に並んで見えるのは、全ての惑星の軌道面がほぼ同じ平面上に有るからですね。
宇宙的視野で見るとこんな感じの太陽系の配置になっています。
ちょっと、惑星の軌道線が細くてPCの画面で大きく見ないと分かりづらいかも知れませんが、太陽を中心に全体的に片側に寄っているのが分かると思います。
1970年代に話題になった「惑星直列」的な状況ではありますが、今ではそんな事で騒ぐ人はいませんけどね。
そういえば、同じような状況は今年の1月にもありましたし、6月にも明け方の空でありましたね。
でも、これを逃すとこの様な同一時刻に全ての惑星と月が見れる光景は2061年くらいまで無いそうです。
ほんの一時でも夕方5時過ぎたら外へ出て見ては如何でしょう。
特に25日と26日は細い月も加わって思い出深い光景になると思います。