グリーンカード その2

件のグリーンカードを取得したという友人の話を別の友人に話したところ、な、なんと彼女も一度取得し、没収されたことがあったとのこと。
彼女は抽選ではなく、弁護士事務所で手続きをしてもらったらしいのですが、グリーンカード取得後の注意点は全く知らされず、まんまと没収されてしまい、そのとき払った金額をドブに捨ててしまったようでした。

つまりですね。グリーンカードを取得したなら、何処の国に住もうがその国で稼いだ分の何パーセントかをアメリカに納めないといけないわけで…。それが出来ないとあっけなく没収。だからアメリカで確実に稼げる人でないとな～んにもメリットがないワケで…。なにか特殊技能を持っていて、アメリカで需要がある場合とかね。
まぁ、当たり前っちゃぁ、当たり前かなぁ～。

日本の場合は、海外に住んでいる期間中は納税義務が免除されるけど（今もそうだよね？）、ことグリーンカードを持ってしまったら、世界中何処にいてもアメリカに所得の数パーセントはちゃんと払わなければいけないんですね。
う～ん。財政難の移民大国アメリカの苦肉の策とでもいいましょうか？

しかし、何故に私のまわりにはグリーンカードを欲しがる人が多かったんだろう？
皆、グリーンカードさえあれば、アメリカ人と互角にアメリカン・ドリームを果たせると思っているらしいのですが…。日本ほどではありませんが、アメリカも外国人には厳しい国であることには違いないようです。