こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

誰が最後?

2006-02-05 20:59:30 | ひとり言
きのう、きょうと、大学同期と、当時の担任の先生(今は教授)と集まる。
一昨年の暮れ、スマトラ沖地震で犠牲になってしまった同期の一周忌として(少し遅いけれど)。総勢8人でお墓参り。すでにお酒で出来あがったのも何人かいて、かなり賑やかなお墓参りになった。彼女が出て来てもいいからと、お墓の前で写真も撮った。

人は生まれたからには、いつか死ぬ。でも、そんな事実を微々とも意識せず、無邪気に生きて来た日々。この世から誰が最初に消えて行くなんて、考えたこともない日々…。ついこの前まで、現実を突き付けられるまで…。

人を亡くすことは、この世で一番辛い。でも、一番最初に逝った彼女の特権。皆でお墓参り。賑やかにお墓参り…。
ふっと、そんな彼女が羨ましく思えた。
私が逝ったら、あんな田舎にある墓に、誰が来てくれるって言うんだろうか?これからひとりずつ、この世から去って行く。嫌だけど、これが事実。早くに逝くのも嫌だけど、最後に残されるのも嫌だなぁ。

富士山が海の向こうに聳え立つ。
あなたはいろんな人の、いろんな思い、そして命そのものまでも受けとめて来た。寒空に凛として立ち、生きているうちはがんばれと、その後は私がここに代わりに存在するとでも言っているような。グダグダ考えるな。しょせんちっぽけなことだと、言っているような……気がする…。