旅限無(りょげむ)

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愚かな狐と狸 其の参

2009-07-15 15:55:06 | 政治
自民党の古賀誠選対委員長(68)が14日の党総務会で、東京都議選など一連の地方選敗北の責任を取り辞任する意向を表明した。批判を浴びた宮崎県の東国原英夫知事への衆院選出馬要請も一因とみられる。衆院選を目前にして“司令塔”不在の形となり、党内の混乱は拡大している。

■惨敗の結果を受けて自民党の選対委員長が辞任するのなら、やっぱり地方選挙は国政と直結していたんじゃないか!?と怒る国民など何処にもいません。こんな事なら最初から東国原さんではなく、師匠のビートたけしさんを口説いてみた方が良かったかも知れませんぞ。断られるにしてもマスコミの注目を集めて「ここだけの話ですが、民主党政権になったら大変なことになりますよ」などと御本人のテレビ番組の真似をして密談内容をワザとらしくリークすれば、最高のネガティブ・キャンペーンになったでしょうに……。その極秘会談をセットする当て馬として宮崎県知事を利用すれば、これほど阿呆呼ばわりされずに済んだかも?


14日午前に開かれた自民党総務会。口火を切ったのは加藤紘一元幹事長だった。「都議選をどう総括し、衆院選に臨むのか説明すべき」と追及すると、続く丸山和也参院議員も「東国原知事擁立の件も党執行部として評価、総括が必要だ」。さらに、武部勤元幹事長も「都議選は単なる地方選ではない。惨敗した責任は執行部にある」とほえた。相次ぐ責任を問う声に、古賀氏は「執行部で責任を取れというなら私が取る。東国原氏の擁立は比例代表での票の上積みを考えた。浅はかな知恵で大変ご迷惑を掛けた。辞めさせていただく」と述べて途中退席。尾辻秀久参院議員会長も「私も首を差し出す」と続いて退席した。

■ほうら、やっぱり地方選と国政は表裏一体不可分の関係になっていたのではないですか!?マスコミを通じて国民にウソを言っては行けませんなあ。考えてみれば麻生コロコロ内閣は幹事長と選挙対策委員長は同格扱いで、党内では選挙博士の異名を取っていると言われていた細田幹事長から選挙戦の全権限を古賀さんに譲り渡すという、前代未聞の執行部体制を採っていたのでありました。しかし、対する民主党も岡田幹事長には選挙に関しては何の権限も無く、カネも候補者選定もすべてクラッシャー小沢前代表の専権事項になっていたのでしたなあ。

■つまり、地方自治体を舞台として「古賀対小沢」の陰険で隠微な戦いが繰り広げられていたことになりまして、多少?の政治献金疑惑があろうとも選挙に勝てさえすれば「説明責任」など何処かへ吹っ飛んでしまうのが政党というものなのでしょう。ですから、今後、政治スキャンダルが起こった時に何処かの政党が「説明責任」を持ち出しなどしたら、それに関する一切の報道に耳も眼も貸さないのがよさそうです。


……細田博之幹事長は総務会終了後、「選挙前の交代は認められない」と強調。麻生太郎首相も「辞表を受け取るつもりはない」と述べ、引き続き慰留に努めるよう細田氏に要請した。……細田氏と会談した古賀氏は「候補者擁立など大方の作業は終えた。いくらでも働く場所はある。委員長でなければならないわけではない」とし、辞意に変わりはないことを強調。さらに、東国原知事の擁立について「中長期的な課題で難しいところがいくつかある」と述べ、事実上断念する考えを示した。

■この段階まで、古賀さんは東国原知事を宮崎県から奪い取って自民党の比例代表の票が増えると思い込んでいたのですなあ。宮崎県民も全国の自民党支持者も甘く見られたものであります。勿論、民主党側でも大橋巨泉さんを出馬させて票を上積みして貰っておいて、巨泉さんの子供じみた我が儘に手を焼いて短期間のうちにお払い箱にしてしまったことがありますし、女子プロゴルファーの父親を筆頭に実に怪しげで頼りない議員を何人も誕生させておりますなあ。勿論、そういう人物を当選させたのは有権者なのですが……。

■「自民党も落ちたものだ……」と嘆息が洩れたとも聞きますが、そこまで落ちているのを肌身で知って心底慌てたのが選挙(だけ)のプロである古賀さんだったのではないでしょうか?無様な「加藤の乱」で人望を失い総理総裁の芽を自ら捨てた加藤紘一さん当りに好き勝手に綺麗事を言われたら、古賀さんでなくても激怒したかも?


……民主党の代議士会では山岡賢次国対委員長が、古賀氏の辞意に触れ「本音ベースで言うと、(解散を)14日から21日以降と決めたのは、麻生さんと細田幹事長と、大島国対委員長で、そこに選対委員長が入っていなかった。(古賀氏としては)『ふざけるな』ということのようだ」と暴露。出席議員からは「子供みたいな話だな」と失笑が漏れた。

■今はたまたま追い風が吹いているから目立たなくなっているものの、民主党内のあちこちに入っている亀裂の深さと長さは相当なもので、代表戦の度ごとに「子供みたいな」離合集散を繰り返していることを国民はうんざりするほど見ております。民主党の執行部などは、クラッシャー小沢前代表の目から見たら「幼児」も同然、殊、選挙に関しては誰も喧嘩など絶対にできますまいなあ。もしも、鳩山代表がうっかり小沢さんを外して重要案件を決めたりしたら、それこそ世にも恐ろしい事が起こるのでしょうなあ。


……選挙指揮官の“戦線離脱”宣言に、党内の混乱は収まる気配がない。当の麻生首相は代議士会で「一連の地方選での厳しい批判を謙虚に受け止める。反省に立って総括し、対応する。一致団結して戦うのが当然だ」と、したり顔で呼び掛けたのだが…。
7月15日 スポーツ報知

■安倍前総理の時代にも、絆創膏大臣やら(故人ではありますが)何とか還元水大臣やら、訳の分からない「任命責任」のタネを作る閣僚が出たものでしたが、麻生コロコロ内閣の代になってからは首相の「盟友」と言われていた閣僚や幹部が毎月のように辞任して行きました。ですから、もう誰が辞めても驚かないはずなのですが、まさか選挙日程が決まった直後に選挙対策委員長が「俺が辞めてやらあ」と捨て台詞を吐いて椅子を蹴り、その場を立ち去るなどという茶番劇を誰が予想したでしょう?

■こうなったら、解散前に次は誰辞めるのか?が自民党に関する報道の中心になるかも知れませんなあ。辞任・辞職・分派闘争・離党と、いろいろな動きを見せる人が次々と出て来るでしょうから、マスコミに注目されたい人は、早い者勝ち!ですぞ。21日の解散までに何人が自民党から離脱するのやら……。中には宗旨替えして公明党に入る議員も出て来るかも知れませんし、「本当は郵政民営化には反対だったんだよ」と国民新党に泣きを入れて擦り寄る人などもいるかも知れません。最近、千葉県知事になった人のように「完全無所属」の旗を立てて、嵐が過ぎ去ったらこっそり自民党に戻るというようなあざとい裏技を使う人も出そうな気もしますなあ。

■何だか、もう選挙に勝ったような気分に浸って、笑いを噛み殺しているような顔をしている民主党議員がちらほらと見られるのですが、あまりの馬鹿馬鹿しさに史上空前の低い投票率にでもなったら、どの政党も勝利とは呼べない白けた選挙結果になる可能性があることを忘れてはなりますまいぞ!どうやら自民党は正面からの攻撃は諦めて、官公労や日教組などの支持団体を標的にする搦(から)め手からの攻撃に戦法を変えているような印象がありますし、小沢・鳩山のダブル政治資金問題も、何かの拍子に火種から大きな火柱が上がるかも知れません。

■最近のマスコミによる世論調査には、次の総理に相応しいのは「麻生か鳩山か」などと無理な選択を迫る旧態依然とした質問が含まれているようですが、今の段階では「麻生でない人」「自民党ではない人」という消極的な選択しか思い付かない人がほとんどではないでしょうか?やがて、「鳩山でもない人」と考える人が増えた場合には、世論調査自体の意味が無くなってしまうでしょうなあ。自民党と民主党のマニュフェストを並べて比較できるようになってからが勝負なのでしょうが、小沢前代表が本気で「友愛」政治に同調するとも思えませんし、自民党側も小泉改革をすっきりと総括できるとも思えませんから、互いに薔薇色の「バラ撒き」公約を並べて馬鹿馬鹿しさを競うだけに終わってしまうようで、心配であります。
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愚かな狐と狸 其の弐

2009-07-15 14:50:51 | 政治
国連制裁決議は、核、ミサイル関連物資の北朝鮮への出入りを遮断するための貨物検査を各国に求めた。特措法案は国連が定める北朝鮮禁輸品目の貨物検査を行う権限を海上保安庁と税関に付与する内容だった。現行の海上保安庁法では、麻薬、武器など国内法令違反の貨物を積んだ船舶への検査は可能だが、核・ミサイル開発に転用できる民生品の検査は行えない。どうしても貨物検査を行う必要が生じた場合は、政府は「放置すれば日本への武力攻撃に至る恐れがある」として周辺事態と認定し、船舶検査活動法を適用するしかない。

■やっと国連決議という強力な武器が手に入ったことで現行法の壁に風穴を開けられるはずだったのに……。どうせ衆議院の任期満了は目前でしたし、与党内には解散先送りの声が日増しに高まってもいたのですから、日本の防衛政策が多少でも改善される法案はどっしり構えて成立させてこそ、政権が担える是々非々の判断能力が有るんだぞ!とアピールできたものを……。間も無く消滅する日本社会党の「何でも反対」姿勢を真似たようなひ弱で幼稚で単純な与党攻撃に、重大な法案を軽々しく道具として使っては行けませんなあ。


廃案により、北朝鮮関連船舶に関する日本の活動は自衛隊による情報収集や追尾に限られ、貨物検査は他国に委ねることになる。…………野党は日本が北朝鮮籍船の入港禁止措置をとっていることなどを理由に「日本が貨物検査を行う事態は考えにくい」と主張。政府は、北朝鮮船舶の日本近海通過や、北朝鮮の禁輸品目を積載した他国船舶が日本に寄港する可能性は排除できないと説明してきた。
7月15日 産経新聞

■最初は、北朝鮮による大韓航空機爆破も、日本人拉致犯罪も、あるいは核爆弾の開発も、ぜんぶ「考えにくい」話だったのではないでしょうか?北朝鮮側が白々しく「デッチ上げだ!陰謀だ!」と騒ぐたびに仰せご尤もなことで、と手玉に取られた間抜けな国会議員がいましたが、中には今でも議席を持っている人もいたはずです。今では与野党に分かれていても、北朝鮮に謀(たばか)れた点では同じ穴の狢でしょう。それでも責任政党として自民党は北朝鮮に対して窮屈な憲法の枠内で圧力を加える工夫をして来た結果、やっと国連決議まで漕ぎ付けたと思ったら、平和ボケが治らない野党が政権交代と北朝鮮決議を天秤に掛けるような愚かなことをしようとは……。

■どちら狸でどちらが狐かは存じませんが、どちらも政党としては力不足が目立って来たようであります。麻生コロコロ首相の内閣ですから、何かとコロコロと話が変わってしまうのは致し方のないことではありますが、地方選挙が連戦連敗でも「国政と地方とは別だ!」と無理に涼しい顔をして強がっていたコロコロ首相は、いざ都議選となりますと、歴代総理の中で最も足繁く選挙区を駆け回り、何とかの一つ覚えの「麻生太朗のツラア……」ネタを恥ずかしげもなく繰り返して見せたのでした。

■そして蓋を開けたら「惜敗」どころか絵に描いたような「惨敗」に終わると、やっぱり「都議選と国政は別」だと言い張っておりましたなあ。もしも、もしも、辛うじて過半数を確保していたら、絶対に逆の話を自慢げにしたに違いない!と全国民が見透かしているのですから、首のあたりに冷たい風を感じ始めた当落ライン上の議員の皆さんは、藁ををつかむ思いで右往左往している次第であります。

愚かな狐と狸 其の壱

2009-07-15 11:47:58 | 政治
■選挙の顔として自民党総裁に担ぎ上げられて麻生コロコロ首相が裸の王様・四面楚歌・絶体絶命に追い詰められている断末魔の政治喜劇は、見世物としては甚だ面白く、マスコミもここぞとばかり居酒屋談義レベルの岡目八目・言いたい放題企画を競って連発しております。しかし、緊急経済対策の総括・評価もせず、見切り発車してしまった「裁判員制度」の手直し・調整の段取りも付けず、あまつさえ、『臓器移植法案』などという宗教や深い人間の心に関わる大テーマを「解散前」の日程に合わせて成立させてしまった事が、後々、たとえ目出度く?政権交代が実現したにしても、大変な負の遺産になって日本社会を大混乱させるのではないか?と非常に心配になりますなあ。
 
■『移植法案』に関しては、長らく休眠状態にしてしまっている支店ブログの「五劫の切れ端」で深く掘り下げねばならない問題だと考えていたところでありましたが……。国会審議の様子を追跡しているうちに、何だか馬鹿馬鹿しくなって来ました。そもそも自民党がもっと前に「世襲禁止」を決めていたら議員になっていないはずの人やら、何が何だか分からない「郵政民営化選挙」のお祭り騒ぎの興奮の中でうっかり議員になってしまった人など、『移植法』をじっくり考えて勉強した痕跡など欠片も見当たらない人が多い議会で、あれよあれよと思う間にケツかっちんの日程に合わせて「多数決」で法案が成立してしまったのでした。

■10年以上も店晒しにしていた自民公明の政権与党には最大の責任がありましょうが、野党側でもこの大問題を徹底的に掘り下げて理論武装していた様子は見えませんなあ。勿論、法が未整備なばなりに日本国内では移植手術が受けられず、莫大な費用を要する海外での手術が唯一の希望という幼い命は痛ましいばかりであります。しかし、マスコミは募金活動を「美談」に仕立て上げて可哀想な○○ちゅんを取り上げるだけで、肝腎の『移植法案』がずっと店晒しになっている!という事実を報道することもなかったのは腑に落ちない話であります。

■この重大な法案を通すに当り、本当に人の幸せを実現できる仕組みを完璧に作っておかねば、医療現場は困惑、移植する側される側の家族には納得できない不満と不安、何より恐ろしいのは移植問題をまったくの「他人事」として奇怪な美談を脳死患者本人とその家族に押し付け兼ねない浅薄な世論の悪い癖が心配であります。尚、この件に関しましては、先週号の『週刊文春』に柳田邦男さんが重要な文章を書いておられますから、別の機会に取り上げようと思っております。

■『移植法案』は無責任な見切り発車のきらいがある一方で、国際公約同然の北朝鮮に対する『特別措置法案』が、選挙前の景気づけにしか過ぎない麻生コロコロ首相に対する「問責決議案」との兼ね合いで、何と、廃案になってしまうのだそうです。国連やサミットなどの国際会議で、日本外交が世界に向かって説き、要請し続けた努力は何だったのか?対話重視だった米国のオバマ大統領が対話を引っ込めて「圧力」路線に転換した矢先に、日本が矛を収めてしまったら話はメチャクチャになってしまいますぞ!万が一、民主党政権が誕生した場合、どのツラ下げて国際会議や首脳会談に出て行くのでしょうなあ?


北朝鮮関連船舶の貨物検査を可能にする特別措置法案は14日午後の衆院海賊対処特別委員会と衆院本会議で与党の賛成多数で可決され、衆院を通過した。しかし、参院での麻生太郎首相の問責決議可決を受け、野党は一切の国会審議に応じない方針を決めたため、衆院解散に伴う廃案が決定的となった。

■与党を追い詰めるための「問責決議」には、選挙に勝って政権交代を実現するためです。という大義名分がある!と選挙屋クラッシャー小沢前民主党代表は考えているのかも知れませんが、この愚挙で本当に追い詰められるのは「日本外交」ですぞ!麻生コロコロ内閣は得意の?外交分野でも何の成果も無かったぞ!と鳩山代表は国会で吠えていたようですが、一連の地方選挙で一方的に自民党が負け続けている事態に関して大きなな勘違いをしているようですなあ。

■「マニュフェストが出来た」と民主党の誰かさんは吹聴して歩いているようですが、外交・防衛の項目は党としてまとめられたのでしょうか?小泉劇場が大入り満員だった「郵政選挙」の時に自民党が作成した郵政民営化さえ実現したら、日本の未来は何から何まで「薔薇色」に染まる!とチャートで図解した見開き2頁を、共産党あたりは晒し物・笑い者にして不健康な選挙活動の材料にしているようですが、既に各方面から「財源は?」と突かれている民主党版の「薔薇色」マニュフェストの概要だけでも弱点だらけなのですから、ここに玉虫色の文言や「政権獲ったら考えます」などという出たとこ勝負の御託(ごたく)を書き込んだら、北朝鮮問題に関して日本はすべての国際会議の場から締め出されてしまうことになりそうです。


北朝鮮の再核実験を受け、日本は国連安全保障理事会で対北朝鮮制裁決議を主導してきたが、これにより決議の完全履行は不可能となり、日本が国際社会による対北朝鮮監視網の構築を自ら突き崩す危険性をはらんでいる。日本が貨物検査に参加しないことにより、北朝鮮と密接な中国などが決議の履行を回避する可能性もあり、安保理決議の実効性に深刻な影響を与えることになりかねない。

■この産経新聞が指摘する「可能性」は決して杞憂ではありますまい。6カ国協議が自壊・瓦解してしまった原因は、交渉を核とミサイルだけに絞り込もうとする各国に対して、拉致も!拉致も!と平壌宣言を根拠にして主張し続けた日本の姿勢が頑なだったからだ、という陰口が出ていたわけですが……。先の日露間で急に動き始めたかに見えた領土問題の交渉が呆気なく決裂したのは、麻生コロコロ首相が「新しいアプローチ」を打ち出しておきながら、後から「あれは相手方が言ったことだ」とブレてしまい、国会審議の場ではロシアが最も聞きたくなかった「不法占拠」という禁句を平然と口にしてしまったからだという話があります。

■今度は同盟国の日本の立場を勘案して自国の安全保障戦略を変えた米国のオバマ政権からも「裏切り者」「嘘吐き」と見限られたら、日本はこれまで積み上げて来た外交政策を「ご破算」にして、まったく新しい構想を組み立てねばならなくなるのではないでしょうか?そんな事が鳩山民主党に出来るのかいなあ?と心配ですなあ。「友愛外交」で北朝鮮ががらりと変わってくれればよいのですが……。鳩山代表は、自分が掲げる「友愛」が、自民党の安倍元首相が打ち出した「美しい日本」や麻生コロコロ首相が言う「とてつもない日本」に負けないくらい、誰も本気では聞いていないという現実を御存知ないようです。誰か近しい方が教えて上げた方がよいですぞ。