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大学生の毎日

2022年07月10日 | 大学でのひとこま
大学は学問をやりに来るところです。
自分の考えをぶつけて議論したり、その結果自分の考えが変わったり、新しい考えが生まれたりします。だから聞いたことをうのみにせず、批判的思考で受け止めることが必要ですが、昨今は「批判」というのがネガティブに受け止められがちで、ゼミでも講義でもディスカッションが深まらない、なんなら誰も何も言わない、というのが風潮になってきました。だけどそれはやっぱりおかしいので、なんとかしたいと思ってここに書いてみようと思います。批判的思考をするということは相手をやりこめようとか自分が勝とうとかそういうことではありません。健全な批判はよりよい成果につながります。各自の考えやスタンスを大事にしあうということと、無批判、ということは同じではないです。

大学生の毎日というのは、勉学以外の楽しいこともありますしそれもとても大事ですけど、大前提として「学びに来ているんだ」という自覚が非常に重要と思います。なんのために4年もここで過ごすのか?それを考えないならば、ホントに来てる意味がないです。お金も使うし、時間も使うのに、もったいないでしょう。そして、せっかく学んだことは身につけないと本当にもったいないですね。なぜ次から次へと流して忘れてしまう?知識は陳腐化するから一々とどめなくてもいい、ってことは確かにありますが、「概念」っていうのが身についていないとモノのとらえ方が定まらないですよね。ある程度基礎ができて初めて自由な考えができるわけで、そういうことをおろそかにしていると、自分の中身がかすかすになってしまうでしょう。

今の学生の多くは、学ぶ「精度」にも気が付いていない気がします。身につける、というのはどのくらいの程度のことなのか全く気が付いていない人がいます。本当は高校生までにそのことについてわかってからきてほしいけれど、今の学生の多くは受験勉強も「そこそこ」しかやっていませんから、大学でどのくらいやったらいいのかということが皆目わかってない人がけっこういます。若い時の記憶力って素晴らしいはずなのに、あれだけ全然覚えていないということは、すごく浅くしかとらえてこなかった証だと思いますね。

時間を大切に。
4年間はあっという間ですよ。時間を無為に過ごさないで頭でよく考えましょう。考えないと質問は生まれないし、ディスカッションなんかできるはずないんです。就活をする頃になっても自分の引き出しが空っぽではなんにも絞り出せないでしょう?頭を使うには訓練が必要だし、毎日の積み重ねで自分という人間が出来上がっていくのだから、ぼんやりしてちゃだめです。なにかを学ぶときは「批判的思考」で受け止めること。本当にそうなのか?矛盾はないか?違う考え方はできないか?そうやって考えていくことが「訓練」になります。大学では、主体的に学ぶということが必要です。聞きっぱなしの日々は、いくら積み重ねても自分の成長にはつながらないですよ。
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