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文章書ける?

2013年05月18日 | 仕事・研究
本日より青葉祭り。
仙台の街中は大変な賑わいです。



あらゆる組織にひとつはあるんじゃないか、と思わされるすずめ。
もちろん宮城大学にもあります。が、今日は残念ながらすれ違いませんでした。

これは昨年の様子。

さて、表題の【文章書ける?】というのは5月17日朝日新聞朝刊の耕論の記事です。
最近の学生は文章書けるのか、書けないのか?というテーマなんですが、早稲田大学の佐渡島先生の取り組みを大変興味深く読みました。インターネットによるオンデマンド授業で、毎週受講者に文章を書かせ、訓練を受けた大学院生がコメントをつけ、書く技術を指導しているのだそうです。この記事によると、高校で400字以上の文章を何回書いたかという問いに、63%が3回以下と回答しているということで、まとまった文章を書いたことがないという人が大変多いということがわかります。この授業ではあくまで文章の書き方そのものだけを指導しているが、言葉や文の組み立て方を厳密に自覚させることによって、書き手の「思考」が厳密になり、文章のなかみ、内容までしだいによくなってくるというのが驚きでした。たしかに、ぼんやり思ってることを文章に書くと、非常に明確になり、たとえばそれが目標とすることややりたいことであったとすると、文章化することで実現の可能性がぐんと高まるということを私もよく体験しています。文章を書くということは、単に書くということだけでなく、非常に大きな意味を持っているんですね。

さて、うちの大学の学生はどうかといいますと、卒論で急にまとまった文章を書くことになり、右往左往というのが実態です。今はブログやSNSなど、公に向けて書く場はたくさんあるのですが、そういう文章を書く場にはなってないんでしょうね。

それに、文章というのは指導を受けないとうまくなりません。雑文・駄文をいくら書いてもあまり進歩はありません。ぜひきちんと読んでもらって有益な助言をもらえる人を、身近に見つけてほしいですね>学生の皆さん

コメント (2)
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