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「部屋」~誘拐・監禁からの脱出

2012年04月03日 | レビュー
部屋
クリエーター情報なし
講談社


この間もちらっとご紹介しましたが、エマ・ドノヒューの「部屋」を読みました。
朝日新聞の書評に載ってて買ったんですが、非常に興味深い本でした。監禁事件という恐ろしい題材ながら、子どもの目線で描かれるこの本は、事件に対し全く異色な印象を読む人に与えると思います。監禁されていた部屋の中しか知らなかったジャックが、外の世界を見る「とらえ方」は物事の本質により迫るものであり、人間という存在がより深く理解されるのではないかと思われました。ちょっとボリュームのある本ですが、お勧めです。
コメント
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