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大学生の学びについて

2008年01月09日 | 大学でのひとこま
昨日、やや考えさせられる出来事があって、「大学生の学びとは」というテーマで書いてみたいと思います。

本学の学生は決してエリートではありません。国公立の大学ですからもちろんそれなりのレベルをクリアして入学してきていますが、飛び抜けて優秀な人が集まっている大学ではありません。しかしユニークな学部であるため、目的意識の高い人が多く、教員も熱心な人が多いので、活気・ガッツがあります。他大学を経てきた私にしてみれば、熱意さえあれば能力は後でついてくるものなのだなと思わされてきた3年でした。

しかしそうはいっても、本学でも当然の事ながら実は意識の高い人ばかりではなく、勉強に熱心になれない学生、取り組みの浅い学生がいます。

学ぶということはそれによって自分が変わるということ、向上していくことだと思いますが、自分がそうなっていきたい、という意欲が大前提になります。したがって、もっとも大切なのは自分の姿勢です。教員は学生の興味を引き出そうと工夫はしてくれるでしょうが、自分はこうしたい、こうなりたい、という部分については本人の意識がなければどうにもなりません。

自分は何が好きなのか。何がしたいのか。どうなりたいのか。そのためにはどうしたらいいのか。よく考えてみてほしいと思います。大学で単位をそろえて卒業することだけに一生懸命になるのはもったいないです。卒業したら最後、こんなに只ひたすら「勉強だけしていたらいい」時間は二度とありません。

もし自分の方向性が見つからない人がいるならば、その人はまんべんなくどんなことにも深く学ぶ姿勢でまずはいくべきです。その中から見つかるでしょう。浅く浅くやっていけば永遠に見つかりません。

あらゆる機会を自分に生かすように。
その意志が大切です。





コメント (2)
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