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「私の脳科学談義」利根川進など

2008年01月07日 | レビュー
年末年始、4冊の本を読みました。

「私の脳科学談義」 利根川進 
言わずと知れたノーベル賞科学者利根川博士の本。ノーベル賞を受賞した抗体の遺伝子再編成の話、その後の脳科学の研究、特に記憶に関する研究について、さらに池田理代子さんとの対談もあります。新書で読みやすく、利根川博士のこれまでの歩み、研究、特に「重要なレベルの高い研究」に対する考え方を知ることができます。大学の図書館で借りたんですが、今しらべたらアマゾンでは売ってないですね。2001年の本です。

「佐藤可士和の超整理術」 佐藤可士和
デザインを生み出すには今ある事象を整理して本質を見出すことが重要だと説かれています。生み出されてきたデザインにそれぞれストーリーがあるのだと知らされます。デザインに限らず、問題解決のヒントになると思いました。自分のオフィス、あるいは頭の中の整理というポイントからだけ見ても役に立つ本だと思います。

「効率が10倍アップする新・知的生産術」 勝間和代
また勝間さんの本ですが、今とても売れてるんですね、これまでの本が。それでこの本が出るときうっかりしていたら一瞬品切れになってしまい、あせりました。しかし読んでみますと、私にとっては特に新しいアイデアが見つからず、これまでの本に比べればやや物足りない感じがしました。たぶん私自身がムギさんの提案のいくつかをすでに実践済みであり、また他の提案にはやや距離があったからでしょう。まあこういうこともあります。

「僕のなかの壊れていない部分」 白石一文
私のブログやミクシーを読んでくださった方からお勧めの本でした。
おもしろいです。人とのつきあいってある意味お互い思い込みなのかもしれないですねえ。いえ、真に分かり合うなど不可能なのですから、お互いに相手を「こうだ」と思い込んでつきあうしかないのでしょうが、それにしてもこの著者の書く人間関係はいつも非常に屈折しています。
コメント
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