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英語圏で暮らさないと英語って習得できないの?

2007年04月02日 | 英語
私事ながら、うちの息子(中1)が昨年英検で準2級に合格し、しかもほぼ満点という成績だったので、「日本技能検定協会連合会会長賞」なるものを頂きました。で、先週その授賞式に出席したのですが、同じく準2級で文部科学大臣賞を受賞した女の子は中2で、やはり帰国子女とのこと。レセプションの挨拶でも、協会の方がいうには、受賞者に「留学経験者がとても多かった。」ということでした。

確かに中学生で準2級や2級、というと、帰国子女でないとなかなかむずかしいのかなあと思う反面、ドメスティックで育った人でも、英語のスピーチコンテストなどで素晴らしい成績を収める人もいて、そういう人は、まず日本語の能力が高い、そして思考も高度であると感じるのです。また、私などは英語が苦手のまま渡米しましたから、通り一遍の英語を身につけるのにめちゃめちゃ時間がかかってしまった。もし日本でもっと英語力をつけてから渡米していたら、もっと違うレベルにあがれただろうと思うのです。

よく、英語圏に暮らせば英語ぺらぺらになるでしょう~なんてことを言う人がいますが、それは過ちで、たとえばアメリカで暮らせばアメリカの文化を知ることでアメリカ人とのコミュニケーション能力があがるとは感じるのですが、ただ暮らしていても、決して英語がうまくなるわけではない。

子ども達に関していえば、外国でものすごく苦労して英語を習得しているわけですが、その分日本語は同じ年齢の子どもより劣ることが多く、深い情緒を含んだ文章などを表現するのはそう簡単ではないのです。ただ、若い分、多言語の習得には頭脳がついていきやすいので、たしかに、早いうちから外国語を勉強する、ということに意義はあると思います。が、それとて「自然に身に付く」というような甘いものではないといえます。

まとめると、私の持論は、子どものうちはまず母国語をきちんと習得する。いろいろな経験をし、本をたくさん読んで、自分の引き出しをたくさん持つ。英語は小学生くらいから親しめばよいが、日本語をおろそかにしない。だんだん日本語が育ってきたら、英語に本格的に取り組む。その際、なるべく日本にいながら利用できる教材をつかって日本で英語力をある程度まで高めた後、英語圏で一定期間生活をする。そして、趣味でなく、英語を使うつもりで習得するならだらだら継続するより短期間集中して絶対量を確保できる勉強をし、それを何度も繰り返す。その間に時々英語圏で一定期間生活できれば理想的。

子どもの多言語環境での生活には筆舌に尽くしがたいほどの苦労がともないます。英検の授賞式で、賞をもらっていた小さい子ども達、みな大変な努力をしてきたのだろうなあと思います。その結果、こういう賞がいただけるのは、本当にうれしいことですが、英語圏で暮らさなくても、ある年齢になったらとれる級なら、それで十分だし、その方がよいこともあるのではないかと思うところです。
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日本語英語、カタカナ英語

2007年02月17日 | 英語
今日なにかのきっかけで思い出したんですが、アメリカにいたころ、よく言葉が通じないことがありました。思い込みで英語だと思っている日本語とか、カタカナ英語、それから短縮形、そして発音の絶対的なちがい。

あるとき車のエンジンがかからなくなって、「エンスト」した、といいたいんだけど、「エンジンストップ」だなと思ってしゃべってると全然通じない。エンストとは、engine stallって知ってましたか、あなた!もうひとつ、車関係では「パンク」、これは絶対通じないです。「flat tire」っていうんですが、アメリカに行くまで知らなかった。panctureでも通じます。

それから、台所で「アルミホイルとって」といったら相手は???。何回言い直してもだめ。これはaluminium foil、アルミというのは日本語でございました。

実験室で「キシラジン」、これもだめ。
だいたい、英語でxylと書くものはみんな「zail」と発音するんですね。

他にもいろいろあったはず。
カタカナ英語は英語と思い込んでいるだけに始末が悪い。ご用心ください。



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そろそろ行かなくちゃ~最後の言葉

2007年02月07日 | 英語
英語でしゃべってて、「あれっそろそろ行かなきゃ」とか「もう話終わらせたいな」とか言うとき。

「Well, I have to go.」 かなんか言ってもいいけど、相手がこれから何かしにいくってわかってたら「OK, Enjoy ○○!」

なんかこれから勉強大変らしいとか、面倒な仕事やるらしいときも、「Enjoy!」は逆説的に使えて、相手もうんざりした顔で「オーウケイ、I will.」。くらい言うでしょう。

それから、いろいろ話し合ったけれど、「まあやってみなきゃわからんよね」ってときは、最後に「We will see.」←あとでわかるよってことだけれど、このせりふはよく使います。We'll see.と言い合って、にっこりしてバイバイ

今度使ってみて下さい。
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TOEICの結果来ました、930点!

2007年02月06日 | 英語
きのう、1月14日に受けたTOEICの結果が来ました。930点!!!900点突破の目標をとうとうクリアできました。うれしい!!!これまでの勉強法もそう悪くなかったってことですよね。アメリカ帰国直後に受けたときの結果が800点そこそこだったことを考えても、この2年弱、英語の絶対量が激減した中で、よく900を突破できたもんだと自分でも感心してます。

900を突破したら自分にご褒美をやろうと思ってました。さて何にしようかな~。しかしこんなに早く達成できるとは思ってませんでした。

せっかくアクセスしてこの記事を読んで下さった方に、ひとつだけ一番ポイントになったのはどこかお教えしましょう。今回、リスニングがほぼ満点でした。これは、毎日英語のCDを聞き続け、シャドーイングを繰り返した結果と思います。短いスクリプトばっかりでしたが、覚えるくらい何回も何十回も聞き、声に出してました。これからTOEIC高得点を目指す人は、ぜひ試してもらいたいと思います。

(音声教材を何使っていいか悩む人もいますよね、私が使ったのはTOEIC TEST 実戦トレーニング(丸善)です。)
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わかっちゃいけるけど続かない、英語の勉強

2007年02月04日 | 英語
私はアメリカに住んでいたので、よく英語ぺらぺらでしょって言われるんですが、実は全然だめです。必要最小限の英語。なんとか伝えたいことは伝わるという程度で、表現の工夫も何もあったもんじゃありません。もう日本に帰ってきちゃいましたから、毎日の英語量も激減です。こうなると現状維持もむずかしい。ですから、毎日少しは強制的に勉強することにしています。でも忙しいこともあって、なかなか継続できません。たしかに単語のおさらいはほぼ毎日やっていて、文法の問題集もほぼ毎日やっていて、車に乗ると必ず英語のCDを聞いていて、シャドーイングもやっているんですが、きちんと量をこなせていません。いつも私が書いているように、英語力をつけるには絶対量が不可欠です。どうしたらもう少し量を増やせるのか、考えてみたいと思います。

私は毎日忙しいです。疲れるので夜勉強するとかできません。以前は早朝やってましたが、今はその余裕はないです。隙間時間に勉強しようと思いはするんですが、思うだけで実際は休憩タイムになってます。ではどうしよう。まずひとつはやはりTOEICのテストを受けるとか、アメリカに行くとか、国際学会で発表するとか、なにか具体的で期限の決まった目標を持つことでしょうね。あとは教材が楽しいことは必須でしょうね。

よし今日はアマゾンで英語オーディオブックをひとつ注文しよう。←これ宣言しましたから、絶対実行します。内容のレビューもここに書くことにします!
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TOEICを受ける

2007年02月03日 | 英語
英語の勉強をしていて、何か区切りになる目標としてTOEICはいいと思うんですが、あの試験時間の長さを考えるとうんざりしますね。かくいう私も1月14日のTOEICを久しぶりに受けてみたんですが、2時間集中するのはほんとに疲れました。あとでTOEICの対策本みたいなのを見たら、あの2時間というのは、英語力というより情報処理能力、耐久力、英語でいかに考え答えを出し続けられるかというそういう試験だって書いてあってなるほどと思いました。そういう意味では、アメリカでこれでもかこれでもかと英語で攻められたのは無駄ではなかったのかもしれません。日本にいて、あのくらいの負荷を自分に与えようと思えば、相当意識を持って英語に接しないとやっぱり絶対量が足りなくなりますね。

TOEICはスピードが勝負です。
あれこれ考えている時間はないんです。反射的に答えを選ぶには、日本語になおしたり、脳で処理してる時間はないんです。

じゃあそういう反射力をつけるにはどうしたらいいのか。
遠回りのように見えても、結局膨大な英語を聞いて、そして読んで、感覚として「これが正しい」とか「これが普通の言い方」っていうのを身につけていくしかないのかもしれません。

さて今回のTOEICの結果もそろそろ出るころでしょう。
結果はどうかな?たのしみです。
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英語で「~して」って言う

2007年02月01日 | 英語
英語には日本語と根本的に違う表現がありますね。なので、日本語をそのまま英語に置き換えたり、その逆がうまくいかないことが多いわけなんですが、私も最初全然わからなかった言い方があります。

ラボのボスに言われた「~しなさい」「~してくれ」という命令や依頼の表現で、
You want to do ~ってのがありました。「君は~したいでしょ」って聞こえるんですが、違います。ボスに言われたとしたら、間違いなく「命令」と思ってよいです。でも、最初は「わたしゃ~したいなんて言ってないよ、何いってんだ、このひと」って思ったんですよね。

もちろん丁寧に依頼するなら当然
Could you please~for me?
I was wondering if you could ~
って私は言いますけれど、依頼の表現にはいろいろあるってことですね。
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英語表現に迷ったらGoogleを使おう!

2007年01月31日 | 英語
英語で文章を書くとき、日本語から英語に直して考えると、つい日本語的表現になってしまい、「あれ?こんな風に言うかな?」と迷うことがありますね。そういうときは、ぜひGoogleの英語版を使ってみましょう。たとえば、

「~のために」「~のせいで」という表現で、due toというのがありますが、じゃあ、「お天気が悪くて飛行機が欠航になった」みたいなとき、due to inclement weatherって言っていいのかな?と疑問に思ったとします。そういう時、Googleに" due to inclement weather"といれてヒット数を調べてみるんです。そうすると、69万件以上ヒットしました。ではdue to bad weather ではどうでしょうか。こっちは52万件でした。これだけヒットするということは、ごく一般的に使われている表現だとわかります。

さて、もし自分が思いついた表現がヒットゼロだったら、、、、。これはもうあきらめましょう。日本語から思いついただけで、英語ではそうは言わないということです。また、二つの表現で悩んだときも、ヒット数が多い方を選んでおけば、だいたい間違いないと思います。より一般的な表現と考えられるからです。

また、ヒットした用例をきちんと読めば、その表現を使うにふさわしい状況なども推察され、とても便利です。私はほぼ毎日Googleに助けてもらっています。

英語の宿題、次回はぜひGoogleを使って洗練された文章にしてみましょう。

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英語の字幕

2007年01月10日 | 英語
アメリカの映画を見ているとき、英語の字幕を出せますよね。
あれ不思議なんですが、目で見えると理解できるのに、耳だけだとわかんないことが多いんですね。字幕を出しっぱなしにしていると聞く癖がつかないので、よくないんですが、たまに英語字幕をだして映画を見るというのはけっこう役に立ちます。それから、「英語の勉強をするぞ~」といきなり難しい映画をもってこずに、30分のテレビドラマを使うとすごく楽です。シリーズものは、毎回聞いてるうちに登場人物の英語になれてきて、よく聞こえるようになります。とはいっても、毎回聞き取れずに苦労したのがER。あれは緊急時の単語などわからなくても臨場感で理解できちゃうドラマではあるんですが、きちんと聞けると違う楽しみがあります。また、日本のアニメはここのところアメリカですごい人気、すごい数の漫画、アニメが英語化されています。私が今まで「これはすごい、英語化するだけでこんなに内容が変わるものか」と感心したのが「千と千尋の神隠し」。これは英語版をぜひ見てほしいです。我が家では「少年ジャンプ」の英語版をとっていて、ヒカルの碁やブリーチやナルトがみんな英語で読めます。日本では長い歴史のジャンプも、アメリカではまだ発行されて2年ほどなので、これまでの有名漫画がすべて「よういどん」で同時スタートしており、非常にコストパフォーマンスのいい雑誌になっています。しかし、アメリカで年間購読していたとき、わずか29ドルほどだった月刊誌が、日本へ輸入すると100ドルくらいになっちゃうのが、玉に瑕。

さて話はもどって、英語字幕。
もしアメリカのTVニュースをみることができる環境だったら、ニュースもおすすめです。私はときどきつけっぱなしにしていて「あれっ、よく知ってる声だ、だれだ?」と思ってTVを見たらブッシュ大統領だった、、、とかいうことがありますが、慣れるとほんと、聞こえやすいんですよ。お試しあれ。
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そしてアメリカへ

2006年12月07日 | 英語

 

アメリカに行くための準備、その後の生活のセットアップ、アメリカでの仕事、というテーマはまた別の機会に書こうと思っています。私は小さい子どもを二人連れていったので、学生の海外留学とは少し違う経験がありました。でも今日は英語についてです。

アメリカに着いた日、ボスが空港まで迎えに来てくれました。家の手配なども日本からしていったのですが、最初の日はホテルに泊まることになってい て、空港から約1時間くらい、ボスと話したのが私の最初の「英語を使う」体験でした。旅行でアメリカに行ったことはありましたし、海外旅行で使う簡単な英 語はそれほど問題ないという程度でしたが、「1時間」知らない人と英語で話すのはとても大変でした。でも本当に大変だったのは、生活と仕事が始まってか ら。

渡米3日目にはラボのミーティングに出ていましたが、とにかく全然聞き取れません。家では「電話をひく」とか「アパートのオフィスでレントの書類を書く」とかいろいろ用事がありましたが、ほんとに「しどろもどろ」。今から考えても、あの英語力でよく行ったなと思います。

で、結論を言いますと、私が日本で英会話教室に週に一回通ったり、独学で勉強してたことは、ほんと~に役に立たなかったということです。その理由 は、「絶対量」が足りなかったから。「継続は力なり」といいますが、英語に関しては細々とただ続けていても、だめです。あるとき、集中して、ある程度の時 間を英語の勉強に使う。あるいは、継続と言うならせめて一日3時間は英語に接する。毎日15分ずつラジオ放送を聴いているだけじゃあダメなんです。

私の周りには日本から留学してきている人がたくさんいました。英語が得意な人ばかりじゃありません。でも絶対量をこなした人は、ぐんぐん力が伸びて いました。私はと言うと、今だって流暢になんかしゃべれません。こんな私でも何とか英語を使ってアメリカで仕事をすることができたのですから、英語の習得 に遅すぎるということはありません。でも、もし私が高校生のとき、あるいは大学生のときにもっと一定量の英語をこなしていたら、と思います。若い時代は自 分の力を伸ばすときですね。

ところで、何も英語圏で暮らさなくても英語は習得できるとよくあちこちに書いてあります。ホントにそうだなと思いますが、住んだからこそ理解できた こともたくさんあります。会話って英語力だけではないんですよね。アメリカ人の生活まるごとを知って初めて理解できることもあります。そういう意味で、短 期間でも「住む」ということで得られるものは大きいと、私は思っています。

(ロックフェラーセンターのクリスマスツリー)

 

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