フナの甘露煮・夏の福神漬け

2017年09月05日 | 料理
近くにできた直売所に野菜を買いにいきました。我が家の野菜の採れる量が少ない物があるからなのです。目当ては長ナスです。

 この長ナスを焼ナスにして、茗荷・玉ねぎ・青紫蘇・にんにくを細かく刻んで混ぜたものに、塩・胡椒・オリーブオイルに出し醤油を隠し味にしたものがちーちゃんの大好物です。

 家中みんなが大好きです。ナスの種類は何でもいいです。

 その長ナスを大量買いしたくて、3時の開店そうそうに飛び込みました。

 そこでまだ箱に入ったままの大根が目に入りました。

 夏大根は肌が悪くて・・・・1本20円でと言います。

 昨年夫が夏大根を作ってくれたのですが、生でも煮てもあんまりおいしくありませんでした。仕方なしみたいに作った、「夏の福神漬け」が美味しくて、今年はこれを大量に作りたいと思っていたのでした。

 ところが夫は昨年のおいしくないが、インプットされていたようで今年は作らなかったのでした。

 大根2本を買って、急遽「福神漬け」の材料もゲットします。生姜を求めてマーケットに行きましたら、思いがけず「フナ」を見つけてしまいました。

 心の準備もないままに、2キロ買います。

 お一人様幾つの数量制限の文字が消されて、いくつでも可となっていました。こんなにたくさんあって全部売れるのか心配になりました。

 「フナの甘露煮」は佐久の風物詩ですが、ここのところ煮る人が少なくなってきています。もっともフナを飼う人も少なくなっていて、価格はびっくりするほどお高くなってきています・・・・だからかもしれませんね。

 フナを煮て・福神漬けを作っての仕事が増えました。


 今年に入って体調を崩した友人がいます。痛みがずっと続いて痛み止めで耐えています。

 エッセーの会でのお付き合いでまだ2年ちょっとで、家族のことも書いたものの中で判読する程度でほとんど知りません。

 個人対個人ですから、夫も子供の話も彼女が書かなければそれ以上詮索することはありませんでした。

 この年齢になって新しい若い友人は貴重ですし、共有できるものがある人はまさに宝物だと思っていました

 それでも入院だ実家だという話は聞いていました。

 そんなある日、メールに「何かできることありましたら」と書いた私です。

 メールの返信に「依田さんのお料理が食べたい!!」とありました。

 その時、頭をガーンと殴られた思いがしたのでした。

 彼女の言う「私の料理」の示していたのは、エッセーの会に用意する私の料理であることはよく分かりました。

 料理うんぬんよりも彼女は元気になつて会に出席するようになりたいのです。

 ガーンとしたのは、私かいかにノー天気だったかと言うことです。

 今まで彼女の抱える「痛み」の辛さだけを、私は案じていました。四六時中離れない痛みがどれほどの物かと想像するだけでも耐えがたいと思っていました。

 そして現実の主婦が十分な家事ができない状態を認知していなかったのです。主婦が3度3度の食事の用意ができないと言うことの切なさが理解できていなかったのです。

 家族の誰かが担っているのではないか位に思っていました。

 だから「何かできること」なんてお気楽なメールを送ったのです。

 口でお大事にというのは簡単ですが、口では何の解決にも手助けにもならないのですね。

 自分が大変な時にそうわかっていたはずなのにと、苦い思いをかみしめたのでした。

 どれだけのことができるかわからないけれど、車で10分ばかりの距離です。ささやかにでも続けられれはと思うのです。

 

 夏の福神漬けのレシピは2016年7月29日付けでアップしています。簡単で美味しいですよ。冷凍保存できます。
                                          依田 美恵子
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紅白幕の補修

2017年09月04日 | 季節のこと
お盆の16日の朝、道祖神の「どっこい・どっこい」の片付けをしました。ちーちゃんパパはお仕事でしたから、夫が代役です。
 
 道祖神は私がちーちやんパパが出席できない会議で受けてきた役目です。

 この朝、小雨というか霧ぶったようないい天気ではありませんでした。

 山車を保護者が解体して、子供たちも一緒に道具類を保管用の倉庫に運びます。

 紅白幕と提灯が茶箱に入れられました。ここに入れて倉庫に入れたら来年まで開けられることはありません。この湿気を含んだまま仕舞うには心が痛みました。

 乾燥させてから仕舞いましょうと夫に提案して、自宅に持ち帰りました。

 8月は天候不順で休日と晴れが重ならないままに、9月になってしまいました。

 紅白幕干してと思いましたが、埃っぽくみえます。色落ちするか確認しましたら、それはなさそうですが、洗濯機で洗うほどの強度はなさそうですから、手洗いしました。

 そしてしみじみと眺めると・・・・・痛んでいます。提灯にロウソクを使っていた時代の名残でしょうか、焼けていたり、かぎ裂きだったり、欠けてぬけている場所も何か所もあります。

 何時つくられたものなのでしょう。30年前の息子の時代も使っていたから、さらに年季が入っているのでしょう。さらに倉庫の中の高温で布が劣化しているのかもしれません。

 例年準備の日に取りだして、傷んだところはガムテープで補修したりして、取り付けていたようです。

 そして終われば即茶箱に入れてを繰り返してきたのでしょうね。

 この作業はお父さんたちの分担だったから、息子の時代にも私も手に取ってみることはありませんでした。

 しかし、こうして目にしてしまうと、このまま茶箱に戻すわけにはいきません。

 タンスの中に仕舞ってあった、ちーちゃんママの岩田帯の紅白の布を出して、補修を始めました。

 切ったり貼ったりです。

 衣類に継ぎを当てた物を最近は見たことありません。私だって継ぎの当ったズボンをはいていた同級生を見たのは中学性の時が最後でしたもの。

 それを見た時、彼のお母さんはえらいなあーと感心しました。

 あーあ、そんなことありません。我が家の息子、野球部でしたから、ユニホームのズボンの膝補強したこと思い出しました。

 そうなんですよ、継ぎの経験がないのです。家庭科で習ったかもしれません・・・・。

 まあそうなのですが、見ていたのですね母の手仕事を。別に注目して見ていたわけではありませんが、知らず知らずのうちになんでしょうね。

 母は雑巾を毎日縫うのが日課で、それも新しい生地ではなく、いろんな物をはいだり継いだりして縫うのが好きでした。

 自分の物をすべて処分しきってと言う訳ではなかったけれど、ひたすら針を持つのが好きだったのでしょう。

 今の私なら、その気持ちが分かるような気がします。

 キルトでも勧めたら嬉々として縫っていただろうな・・・・あの頃の私は気が付きませんでした。

 見よう見まねとはよく言ったものです。

 夫が「紅白幕の幅が広すぎる」と言います。たぶん既成サイズそのままなのでしょう。それならば少し巾をカットできる余裕がありそうなので、まさに二つに裂けようとしている所をカットしてつないだりもしました。

 結局修復は20ケ所近くとなり、ありとあらゆる方法を使い、休日の1日をこの作業に費やしたのでした。

 「誰に見られても恥ずかしくない仕事」の言葉が度々脳裏を横切りますが、所詮は私の針の腕では無理なことです。。

 こうして針を持っていると、亡き母に向かい合う時間を過ごすこととなります。

 見れば見るほど手をかけたくなる。ひょっとして私にも母の「継いだり接いだりが好き」のDNAが受け繋がれているのかもしれないと思えるのでした。

 つまり私も針を持って、ここをどう仕上げようかと工夫するのが楽しいのです。

 これからも、当番がその日に蓋を開けて出し、終わればその日に仕舞われるでしょうから、そんなに私の仕事の出来を見る人はいないはずです。

 だから安心して・・・・楽しんでしまったのでした。

 次年度への申し送りに「紅白幕はそろそろ新調したほうがいい」と書いてもらうことにしました。

                                            依田 美恵子
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木作りの実採らず

2017年09月02日 | 家事のこと
この頃カーポートから車を出す時、東側が見えなくなっていました。こんなこと初めてです。

 隣の田んぼの稲の背丈がとっても高くなったからです。

 父がよく「木作りの実採らず」と言っていましたが、田んぼの肥料は、ほぼ稲に吸収されるのだとか。だから肥料が多いと背丈が伸びて、まさに木づくりになります。

 長い嫁生活の中で父から学んだ言葉です。

 農業は奥が深い。夫もその木づくりを経験したことありますもの。

 今朝車を出そうとして東側を見たら、とっても見通しが良くなっています。アレッと見たら、その稲が転んでいました。

 肥料が多いと「ほきて」稲が転ぶんです。

 稲は3回黄色くなる時がある・・・・これも父の言葉でしたが。苗の時、実った時・・・・もう1回は????・・植えた後だったか、出穂の前だったか。

 まったく思い出せません。通勤途上で見ている時は、3回を今だなって見ていたはずなのに。

 これから本格的に実るのに、実らないうちに倒れるのも大変だけど、稲刈りも大変なのですね。

 そう思いつつ・・・・我が家の田んぼどうなっているのでしょうね。

 稲刈りまで1ケ月ばかりです。

 我が家の田んぼのほとんどは委託に出しているので、夫が管理している田んぼは1反5畝ばかりです。

 この田んぼはすごい湿地で、2年前その木づくりをして転ばした折、機械が入らなくて手刈りをした夫が、大変な湿地の部分を休耕にしました。

 嫁に行くから何十年も新米は正月だけという感じで、常に古米を追いかけていました。大百姓ほどそういうものだそうです。

 でもねえ、やっぱり新米がいいよねえ、といろいろ調整しましたら、ここにきて夫に「これだけ」と渡されました。

 どう頑張っても新米まで1ケ月です。「ハイ麺類とパンを増やしますね」ということになりました。

 そう言う訳で、主食のメニューが豊富になりました(笑)

                                  依田 美恵子
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布巾・台布巾を煮沸しています

2017年09月01日 | 家事のこと
涼しくて寝心地のいい朝でした。どう言う訳か2時半に目覚めて1時間程本を読むとよく眠れました。

 そして今朝お寝坊しました・・・・10分だけどね・・・・夫が起こしにきてくれましたから(笑)

 朝食の後、冷蔵庫にある野菜で料理です。ちーちゃんパパのお父さんのお口にあいそうな物をと思いつつ、実際はある野菜を駆使してです。

 「だし」と呼んでいる、きゅうり・ナス・ピーマン・オクラ・茗荷・ズッキーニーをひたすら細かく刻みます。夫がそばでいい道具があればいいねえ、と言います。

 ほんとうあればいいけど・・・・道具は増やしたくないからね。この「だし」我が家の夏の冷蔵庫にはいつも欠かさず入っている常備菜です。

 ナスの田舎煮にかぼちゃのいとこ煮・ししとうの煮物・ピーマンの煮物に焼きナスのマリネにと、野菜料理ばっかりですね。

 今夜もう少し品数ができるといいなあー。でもナスなんだなあー。


 この頃夕食の後、布巾を煮沸したあと、台布巾を煮沸するようにしました。今まではどちらも漂白剤を使っていました。

 台布巾が黒ずんでくるのは、汚れ以上にカビではなかろうかと思うようになりました。

 昔からドイツの主婦は、洗濯物も煮ると聞いたことがありました。

 煮ると白くなるとか・・・・。

 漂白剤を使うよりも、時間も手間もかかりません。布巾も台布巾も油ごれも取れてさっぱりした感じになって黒ずみもなくなります。

 これっていいわと思いました。なんたって煮沸消毒ですもの。

 ついでに洗い物用グッズも煮ます。

 
 ここにきて雑草の伸びが穏やかになってきたような感じがしてうれしいです。

 地面に目を近づけると、張り付いたような草があるのですが、見なかったことにしたい!!

 コオロギが鳴いてミズシキの花が咲き乱れるようになってもう間違いなく秋です・・・・しつらいも9月バージョンに替えなくては・・・・やることがいっぱいですね。

 それではまた。走り書きでごめんなさい。
                                  依田 美恵子
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