一閑張りに挑戦

2017年06月06日 | 日々のこと
梅雨入りする前にと思って、中島木材通信をお届けにうかがっています。

 きゃらぶきを煮るあまじょっぱい香りが漂ってきました。この時期の風物詩ですね。

 きゃらぶきと山椒の実を入れるとおいしいらしい、と知ったのですが、新たに山に野蕗を採りに行く時間がありません。

 冷凍庫の中から昨年の山椒の実を取りだして、佃煮にしました。今年の実も1週間か10日で収穫できそうですので、在庫整理も兼ねました。

 子供がいると、なかなか使えません。佃煮なら大人だけいただけばいいので、本当はちりめんじゃこと炊きたかったのですが、買い物に行きたくないのでパスしました。

 そちらは今年ので作りましょう。

 空いているお部屋を私の作業部屋にしたのですが、そこに手仕事の道具を移したら、押入れがガラガラになりました。

 納戸に置いてあった私のすべての洋服を押入れに移動させました。と言っても本当に少なくなっています。

 整理ダンスを夫と3段ずつ使っているのですが、その内の2段を夫に明け渡すことにしました。入っていたのは、帽子とエプロンとパジャマだけでしたから。

 パジャマはともかく帽子とエプロンはあまり使わないから、無くなりませんね。どちらも数を減らす方向に持っていくことにします。

 使用頻度の落ちたものの代表・・・・・ストッキングとハンカチではないでしょうか、あーそれと扇子もかな。

 
 先日ブロガーさんのブログを見ていて、一閑張りという言葉を見ました。その中の「渋」に反応した私です。

 さっそく傷んだ箕に挑戦です。障子紙を糊で貼り付けました。何枚にも分けて、1度で剥がれることのないように貼りました。

 1度乾かしてから、日を変えてさらに重ね張りをしました。

 ちーちゃんの習字の反古紙でも貼れば、記念に残っていいかなあーと思ったのですが、留守でしたのであきらめました。

 そして、そこに柿渋を塗りました。

 この柿渋は父が作ってくれたものです。その昔お誕生直前だった息子が、魔法瓶から垂れたお湯を足の甲にかけてしまったことがありました。

 本当にタラタラ程度でしたが、幼子の皮膚はやわらかいので、水膨れになりました。

 その頃のヤケドの民間療法をやってくださる方のところに走りました。たぶんこの渋とヨードではなかったかと想像します。

 その民間療法の方が止められてしまったので、父は渋を用意してくれていたのでした。

 幸いにも、子供たちはそれを使うことなく成長しました。

 そしてヤケドの治療そのものが、大きく変わりましたね。サランラツプですものね。

 その渋を何かに使えればと思っていたのでした。

 その箕に2度塗りしました。

 そしてさらに、もう退場してもらいたいと思っていた、木製のお茶櫃をゴシゴシと洗い、そこに柿渋を塗ってみました。

 う~ん・・・・捨てられません(笑)

 この頃勢いよく処分しているんですけれどもね。

                                    依田 美恵子
    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら



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